池田元久の発言 (政治改革に関する調査特別委員会)

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○池田(元)委員 貴重な時間ですのでちょっと一言。午前中の話がいいところまで来たと私思いますので、その延長線上で意見を述べたいと思います。
 まあ七十時間になんなんとする審議をやってきたんですが、大体基本的な主張は出そろって、もうこれ以上基本的な主張を述べ合うことは余り生産的ではないんじゃないか、むしろこれからは詰めの段階、詰めの論議をしなければならないと私は思います。
 そして二つ申し上げたいんですが、まず委員長及び理事の皆さんに申し上げたいんですが、この合意を形成するためにやはりその枠組みといいますか進め方をはっきりさせておく必要があると思うんです。小委員会とか理事会をはっきりした形で開くとか、その辺のところを、早急に枠組みを話し合って決めていただきたいと思います。
 それからもう一点、自民党の野田理事があるいは塩川さんにお尋ねしたいんですが、合意といってもやはり合意の前提があると思うんです。これはもう皆さん腹の中ではわかっていらっしゃることと思うんですが、自民党は単純小選挙区制、完全小選挙区制、これを出して今なおそれに固執していると言って差し支えないかと思うんですが、もちろん委員の中には併用制がいいんじゃないかとか、それから含みのある表現をしておりますが、そこのところをはっきりさせないとなかなか合意に至らないいんじゃないか。自民党の政治改革大綱、これはそれなりに大変立派にできておりますが、要するに比例代表を加味するということを明確にうたっております。そして、御存じのように並立制というものを打ち出しました。そこから見ると、単純小選挙区制へ後退してしまった。自民党の今の議席を、候補者をそのまますっぽり入れて、しかも初め金丸巨額脱税事件はなかったですから、提出しただけで、次の参議院選挙で再逆転してこの完全小選挙区制をやりたいという動きが、まあ全員じゃありませんけれども、そういったねらいも一部にはあったんではないかと私は見ておりました。
 そのような単純小選挙区制を打ち出した理由はいろいろあると思うんですが、そこにとどまっていては合意はできないと思うんです。やはり北側委員がさっきおっしゃったように、いずれにしても小選挙区制と比例代表制の間で筋の通ったものをつくる必要がある。混合型の選挙制度、これはそこを中心に、混合型の中でどうするかということで合意の形成を図らなければならないと思います。そういった意味でこの話し合い、合意に至るその土俵にのる、のせるためには、自民党が、率直に言いますと、単純あるいは完全小選挙区制から決別するということをまずはっきり出してください、このように僕は申し上げたいと思います。
 それで、先ほどちょっと石井委員の御意見もありましたけれども、完全小選挙区制の五百から出発する、そういうハードルをさらにさらに高くするというような、これはまあそんなことは考えていらっしゃらないと思うんですが、とにかく土俵にのって、それでこれからは一票制がいいのか二票制がいいのか、それから定数が五百がいいのか五百十一がいいのか、あるいはそれ以上がいいのか四百七十一がいいのか、そしてその中の定数の割り振りはどうするのか、そういう実質的な話し合いをするためにも、自民党さんがまずその単純小選挙区制から決別するということを責任ある立場の方からはっきりお示しいただきたいと思います。よろしくお願いします。

発言情報

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発言者: 池田元久

speaker_id: 27942

日付: 1993-05-12

院: 衆議院

会議名: 政治改革に関する調査特別委員会