森暢子の発言 (文教委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○森暢子君 学校週五日制の実施の目標は、やはり子供たちにゆとりを持たせて、本当に自主的にいろいろ物事を考え、そして人間関係をつくっていく、そういう豊かな子供たちを育てるためにゆとりを持たせるということで始まったと思うんですけれども、そういうような実施はこれからだと思います。
 特に私学の、今ちょっとおっしゃいました問題点は私も同じように考えておりました。受験体制が一つの大きな原因だと思います。上級学校への進学ということがいつも親や子供たちの心にあるということでありますし、それから先生方や保護者の方たちにもこういう学校週五日制の趣旨を必ず皆さんに行き渡るようにしていただかないと、これは社会の中で定着していかないんではないかと思っておりますので、ぜひこれはあらゆる方面から声を上げてその定着を目指していかなければ完全週五日制はなかなか難しいんではないかというふうに思います。
 それで、学校現場は今どうしているかということなんです。実態をつかんでいらっしゃると思いますけれども、学校ではまず学校行事の見直しをしております。そうしないと今の指導要領の内容の中ではなかなかこなせないということで、例えば修学旅行を三日行っていたのを二日にするとか、私の岡山では大山という鳥取にあります立派な山へ三日間かけて二年生がもう楽しみにして大山登山というのをし、キャンプをしキャンプファイアをして帰るのが目的でありましたが、これを一日削っております。もう行ったらすぐ山へ登って一泊して帰る、こういうことに変えていっているわけですね。そうしないとこなせないわけですね。
 学校行事の見直しをするということは、子供たちにとってはもう楽しいことがだんだんなくなっていく、こういう現状でありますし、それと平日に授業を上乗せして一日八時間授業の実施をするとか、現場は苦しい選択を合しているところであります。
 そういうことで、結局はこれからも問題になってくると思いますが、学習指導要領上の問題が出てくると思うんですね。昨年の委員会の中でもこの問題は出ました。鳩山前文部大臣は、学習指導要領の改訂には大体十年かかる。十年に一回ということで、十年かかってようやく新しい指導要領ができるんだということをお話しになったわけでありまして、これではどうにもならないと思うんですね。そのあたりを新しい大臣はどのようにお考えになっていらっしゃいますかお聞きしたいと思います。

発言情報

speech_id: 112615077X00219930223_012

発言者: 森暢子

speaker_id: 10702

日付: 1993-02-23

院: 参議院

会議名: 文教委員会