野崎弘の発言 (文教委員会)

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○政府委員(野崎弘君) よく、業者テストを公教育から排除した、そうしたら何かかわるべき基準を示すべきではないかというお話も伺うわけでございますが、私どもとしましては、またそのかわるべき基準を示すことによって、またそれがあるかどうかも私どもはまだ別に確たるものがあるわけじゃございませんけれども、そのことによってまたそれがひとり歩きをする、つまりそれによってまた新たな序列ができると。
 やっぱり今の一番の問題は、これは業者テストの問題にしてもそれから偏差値の問題にしても、つまり人間というものを一列に並べてしまうと。今、先生もお話があったように、人間は本来一列に並ぶものじゃないんだということがなきゃならないんですが、何か基準をつくることによってその基準のもとにおいては人間が一列に並んでしまう、どこかでその人間を切らにゃいかぬ。結局、そこにまた新たな弊害が出るわけであって、私どもがこの代替案というのは、先ほど大臣からも御答弁ございましたように、高等学校もいろいろな形で多様な教育の場を用意していただくということがやはりある。それから、その入試自体もいろいろな形で入試をしていく。推薦入学の方法をとることもあるでしょうし、それから定員ごとにいろいろな評価の置き方を変えていく。それから、学力検査も五教科を全部総合点で見るんじゃなしに得意科目とかそういう形で見るとかあるいは推薦入学の中で美術とか図工の能力とか、もちろんスポーツの能力なんかを見ていくとか、そういう形でいろいろなことを実施している。その際、うちの推薦入学というものはこういう形でとるんですよということをやっぱり世の中に明示していかなきゃいけない。その中にはボランティア活動なんかも入ってくると思いますが、そういう明示をすることによって、その明示されたものに向かって、自分はやっぱり学力の方ではあれだけれども、例えばボランティアの方でいろいろやってみようと、それが評価されることになるかもしらぬ、そういうことでやはりいろいろな評価尺度をつくっていく、それがやはりこれから求められるものではないかと思うわけでして、文部省が今後こういう評価尺度のもとにやりなさいということは、やはりそれはそれでまた大きな弊害を呼ぶのではないか。
 そういうようなことで、私どもはいろいろな方法をひとつぜひ汗をかいて考えていただきたいという意味合いは、そんなことを込めまして述べさせていただいているわけでございます。

発言情報

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発言者: 野崎弘

speaker_id: 19394

日付: 1993-02-23

院: 参議院

会議名: 文教委員会