柳川覺治の発言 (予算委員会)

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○柳川覺治君 モザンビークヘのPKOの派遣が決定されているようでございますが、一体モザンビークの地域研究がどのくらい我が国で行われているのか、これらの点をちょっと当たってみましたが、地域研究に重要な役割を持つ留学生交流につきましてもまた交換教授につきましても、今、日本との関係は全くありません。カンボジアの場合でも平成四年度から二名の国費留学生の受け入れがありますが、国際化する中、そして国際的な貢献の中で、我が国が学術的な地域研究を通し、またそれぞれの民族、それぞれの国の人と人類のあるべき道を共同研究していく、そういう観点の政策がますます大事になってきておるという感じがする次第でございまして、学術地域研究が急務である、各大学に地域研究の講座があってしかるべきじゃないかということも感じますし、また国際的な地域研究センターが持たれる、あるいは国際政治大学院大学があってもよいではないかというようなことが言われておるわけでございましす。
 総理、関東大震災の前後六年間日本に駐日大使としておられた大詩人のポール・クローデルさんが、昭和十八年、友人とこういうことを語っておられた。日本という国土は、海岸線の美しさ、深山幽谷の美、さながら造物主の織りなした神殿そのものだ、そこにそびえ立つ富士山は造物主のためにつくられた祭壇だ、そこに住む人々は古くから文化を持っている、この文化を持っている日本人はやがて大きな経済発展をして当然であろう、また、今それなりの大きな経済発展をしてきている、しかし今プアだ、貧しい、貧しくともノーブルだ、貧しくとも高貴な人々だ、この民族は滅ぼしてはならない、私が滅びてほしくないと思う民族それは日本人である、ということを申されたということをお聞きいたしました。
 渋沢・クローデル賞というものが今も続いておるわけでございますけれども、そして総理は生活大国、豊かさを実感する日本という指針をお示してございます。
 経済発展のその基礎に文化があった、長い歴史で築かれた文化があった、そしてその上に立って教育あるいは研究の世界が築き上げられてきておる、このことを大事にしていくという基調が我が国のあるべき今後の道であろうという感じがするわけでございます。特に施政方針でも、国際的に信頼され尊敬される日本人ということの姿勢を立てておられます。この生活大国の基本のところに長い歴史の文化を持つ民族、そして貧しくともノーブルだと言われた民族、この民族の基本に立って教育、学術研究あるいは国際的な共同研究、地域研究、そして人類の平和を願っていく日本のあるべき姿ということではないかと思います。
 この辺につきまして、総理のお考えをもう一度お伺いいたしたいと思います。

発言情報

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発言者: 柳川覺治

speaker_id: 27455

日付: 1993-03-30

院: 参議院

会議名: 予算委員会