白川勝彦の発言 (政治改革に関する調査特別委員会)

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○白川委員 羽田副総理の個人的な気持ちは理解いたします。
 ただし、私がここでやはりあなたがどう言われようが追及しなければいけないのは、諸事件の原因の一つに中選挙区制という制度があるやもしれない。だから、それを変えることを私は否定しようなんて言っているんじゃないのです。しかし、現実にそういう問題が起きたら、そのことに対する厳しい追及を、例えば自民党員であるなら自民党のまず党の中においてやらなければいけない。それが国会全体の問題になったら国会全体として、まさにここは派閥だとか党を超えて、政治倫理の確立というのは、我が国の、日本の民主政治が健全に機能するためには、仮に俗に言えば自分の親分を裏切ることがあったとしても、しなければならぬことはしなければいけないんだという、そういう不退転の決意がなかったならば、政治倫理なんということは決して言われないだろうと私は思うわけでございます。
 そのような行動が、あなたはロッキード事件が起きたときから、あるいは佐川問題が起きたときから、経世会あるいは木曜クラブに所属しておられたのだが、そういう行動をとったことがあるかどうかということを私は聞きたかっただけなのでございます。答える必要はありません。
 そこで、私がやはり言いたいのは、政治改革という普通の意味で言われている言葉は、最終的には私はやはり、細かいことは言わないが、我々の言葉で言えば、政治倫理の確立された政治をやってください、法に違反するなんというのはとんでもない。さらに、そのときそのときに倫理というものがあるでしょう、早くそれにふさわしい政治家になってくださいよ、政界になってくださいよということが、今政治改革をせよというとそれは七割、八割の数字が出てくる、しかし選挙制度はというと依然低いということは、やはり国民は本質を見ているのです。制度改革という中で、私たちが一番求めているものを何かはぐらかそうとしているのじゃないか。
 一例を挙げます。今の建設のスキャンダルというのは、かつてならばこれは大変な問題になっているのじゃないでしょうか。日本の一流の建設会社と言われる方が次々と捕まっていく。そして、この建設というのは、我々政治家が深く絡む、まさに公共事業の執行に絡む問題であります。私は、普通の時代ならば、今までの少なくとも日本の常識で、皆さんが野党という立場におられたならば、この問題は多分相当大きな問題になって、そしてこういうものを防止するためにはどういうことをこれからしなければいけないのだろうか、政治家側では反省することはないのか、特に自民党はどうなんだ、その自民党の中でも建設に強いと言われているグループは一体どういうのだというようなことが、大変鋭く私は言われるに決まっているだろうと思うわけでございますが、音なしの構えでございます、今のところ。この政治改革特別委員会でも、例えばこの問題について、やはりこれだけホットな問題であるのだから、国会として例えば二、三日は集中審議をしようなどという声も、まだ今のところ聞いてはおりません。
 こういうことを含めて私は申し上げたい。政治改革という言葉を選挙制度の改革だというふうに、これは自然と結びついたのではないのです。強引にだれかがやはり結びつけようとしたというのは厳然たる事実だということです。厳然たる事実なんです。そして、選挙制度の改革に熱心な者は、今私が申し上げた、政治倫理には極めて疑義があるけれども善玉であるという免罪符を与えたというこの一連の経過は、当事者だから私はそんなことはないと言うのは当たり前ですよ。しかし私は、外から見ていてそういうふうに思います。
 そういうことで、私は、本当に具体的に聞きます。だから、具体的に聞くのです。昨年の十一月ごろですよ。当時やはり一番大きな問題は、佐川問題と皇民党事件でございました。そのもちろん主役は、佐川問題にあっては直接事実が発覚したという意味で金丸代議士であり、皇民党事件につきましてはもちろん竹下代議士、元首相が当時の主役でありました。その主役と、当事者ではないけれども次に関係が非常に深い、大きな役割を果たしただろうというのが小沢一郎代議士と目されておりました。当然のことながら証人喚問まで行われたわけでございます。
 本年の二月十七日に小沢一郎代議士の証人喚問がなされたわけでございますが、この喚問が終わった後、山花大臣が委員長でございました社会党の国対委員長は、ますます疑惑が深まったというコメントを発表しております。多分委員長も同じようなことを言ったのじゃないかと思いますが、新聞紙上には委員長のコメントまではありませんでした。こういうコメントを発表しているわけでございますが、現在は文字どおり盟友関係にあるというか、一緒になってやっておられるわけでございます。
 一部に、そういうまあいろいろな問題があったとしても、自民党を出たということが一つのけじめだろうというような御意見もあるようでございますが、佐川問題あるいは皇民党との関係という、これはやはりスキャンダルの事実、それにどう絡んだということは、これは疑惑であります。この疑惑は、その政治家がどういう行動をとったから事実が変わるとかということじゃなくて、あくまでも事実は事実でございまして、その事実がスキャンダルになるのかならぬのかという問題だと思うわけでございますが、今その小沢一郎氏が代表幹事を務めておられる、党首は羽田大臣でございますけれども、この新生党とこれは政治行動をともにしてもいいというふうに至ったのは、何かその後特別な調査だとかして疑惑が晴れたからそういうことになったんでしょうか。ここはやはり大事なことでございますから、お聞きをしたいと思います。

発言情報

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発言者: 白川勝彦

speaker_id: 9570

日付: 1993-10-20

院: 衆議院

会議名: 政治改革に関する調査特別委員会