野中広務の発言 (予算委員会)

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○野中委員 社会党の委員長として訪韓をして、帰国したら辞任をする。そして、現地では、従軍慰安婦問題等リップサービスを受けた韓国側にとりましたら、あなたは社会党委員長として初めて訪韓することに自分の意義を感じられたのであって、そして、リップサービスを受けて——この従軍慰安婦問題というのは、先ほど申し上げましたように、宮澤政権の間にもう方向がつけられておった。
 私は、従軍慰安婦問題というのは、そんなに、先方が言われるように、個人の補償だけで事をいやすものではないと思っております。この人たちが置かれた状況は、それはさまざまな背景があったと思いますけれども、どんなにしてもこの人たちの青春は再び取り戻すことができないのであります。いかにしてこの人たちの心の傷をいやしていくかというのが日本の態度でなければならないと思っているのです。それをまた蒸し返したあなたは、帰ってくるなり委員長を辞任をされました。韓国にとったら、大変横っ面を張られたような感じであったのではなかろうかということを私どもに言う韓国の人もあります。
 また一方、社会党は一貫して北朝鮮との友好をとってこられました。現在、IAEAの査察等を
めぐって一時中断をしておるとはいえ、日朝間の政府間交渉も積み重ねてきたところでございます。社会党委員長が一貫して北朝鮮との連携、そして友好をとってきながら、韓国を訪問し、そしてああいう発言をされ、帰ってきたら直ちにおやめになる。そういうことを考えますと、北朝鮮との関係においても決して私はいい結果につながらないのでなかろうかと思うのでございます。
 そのことについて見解をお伺いをいたしたいと思いますが、大変細かい話ですけれども、党首各位が、今は社会党を除いて全員いらっしゃるわけでございますから、今後のためにも、ひとつ官房長官にお伺いをしておきたいと思います。
 委員長として訪韓をされたら、随行を含めての旅費の負担は一体どこがしたんでありますか。今後政府は、党首が、閣僚である党首が外遊等の場合は、旅費の負担を全部政府で負担するんですか、お伺いをしておきたいと思います。

発言情報

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発言者: 野中広務

speaker_id: 16313

日付: 1993-10-06

院: 衆議院

会議名: 予算委員会