羽田孜の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(羽田孜君) 変身というお話でありますけれども、私は少なくも生産者に対しても消費者に対しても、あるいは議会にありましても、あるいは農林水産大臣、大蔵大臣、そして今は外務大臣、私は基本的な考え方は一つも実は変えておりません。
 そして、今そこにお持ちになっております考え方、あの当時、もう自由化した方がいいんじゃないのか、あるいはミニマムアクセスというものをもう認めてもいいんじゃないのか、そういうことが実は出されております。しかし、そういうことがどんどんまかり通るということではこれは困るということで、私の考え方を率直に述べたものでありまして、今でも私は実は変わらない。そして、そういう考え方を持ちながら、それぞれ、それはもうむちゃくちゃな行程を組みながらそれこそ真剣な、あるときにはどなり合いみたいなことをしながら実は今日まで至ってきているんです。
 ただ、残念ですけれども、日本の国が今このガットに対するには、やっぱりこれを、ガットを成功させなかったら、日本の国の経済といいますか日本の国の成り立ちはないということが一つ。そして片っ方で、その中で農業をどうやって守らなきゃならないか、この二つです。それで、守らなきゃならないかというときに私どもとしては、自由化はだめです、関税化はだめですということをずっと実は言い続けてきているわけです。ところが、なかなかよその国の場合には、日本がこの関税化を認めないのはおかしい、例外措置を認めることはいけないということを言われておる。そういうところに私たちの交渉の難しさというものがあったということについては、ぜひともひとつ御理解いただきたいんです。
 そして、新聞等なんかでもいろいろとミニマムアクセスがどうのこうの。我々は否定せざるを得ないわけです。もしこれが交渉の前、今まだ交渉をやっている最中でありますけれども、こういったものが先方の国にあれしたときに、なぜ日本の国に対してそういう例外を認めるんだということになったら、日本はまさに関税化をのまなきゃならなくなってしまう。そういう事態に追い込まれたときは一体どうしたらいいのか、我々はぎりぎりの交渉をしておったんだということをぜひとも、それはもう浦田さんはよく御存じのとおりで、私は今でも農業に対する本当の愛情を持っておるんです。

発言情報

speech_id: 112815261X00619931210_021

発言者: 羽田孜

speaker_id: 3201

日付: 1993-12-10

院: 参議院

会議名: 予算委員会