予算委員会
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会
会議録情報#0
平成五年十二月十日(金曜日)
午前十時二分開会
―――――――――――――
委員の異動
十二月九日
辞任 補欠選任
大島 慶久君 清水嘉与子君
斎藤 文夫君 宮崎 秀樹君
野間 赳君 佐藤 静雄君
星野 朋市君 尾辻 秀久君
松浦 孝治君 大木 浩君
北澤 俊美君 釘宮 磐君
西山登紀子君 吉川 春子君
出席者は左のとおり。
委員長 井上 吉夫君
理 事
片山虎之助君
久世 公堯君
村上 正邦君
梶原 敬義君
佐藤 三吾君
角田 義一君
木庭健太郎君
磯村 修君
足立 良平君
委 員
浦田 勝君
遠藤 要君
大河原太一郎君
大木 浩君
大塚清次郎君
沓掛 哲男君
佐藤 静雄君
清水嘉与子君
下稲葉耕吉君
成瀬 守重君
野村 五男君
服部三男雄君
宮崎 秀樹君
一井 淳治君
大渕 絹子君
喜岡 淳君
國弘 正雄君
谷畑 孝君
田 英夫君
三重野栄子君
山口 哲夫君
山田 健一君
吉田 達男君
藁科 滿治君
荒木 清寛君
牛嶋 正君
刈田 貞子君
釘宮 磐君
武田邦太郎君
萩野 浩基君
直嶋 正行君
吉岡 吉典君
吉川 春子君
下村 泰君
国務大臣
内閣総理大臣 細川 護煕君
外 務 大 臣 羽田 孜君
法 務 大 臣 三ケ月 章君
大 蔵 大 臣 藤井 裕久君
文 部 大 臣 赤松 良子君
厚 生 大 臣 大内 啓伍君
農林水産大臣 畑 英次郎君
通商産業大臣 熊谷 弘君
運 輸 大 臣 伊藤 茂君
郵 政 大 臣 神崎 武法君
労 働 大 臣 坂口 力君
建 設 大 臣 五十嵐広三君
自 治 大 臣
国 務 大 臣 佐藤 観樹君
(国家公安委員
会委員長)
国 務 大 臣 武村 正義君
(内閣官房長官)
国 務 大 臣 石田幸四郎君
(総務庁長官)
国 務 大 臣
(北海道開発庁
長官) 上原 康助君
(沖縄開発庁長
官)
(国土庁長官)
国 務 大 臣 愛知 和男君
(防衛庁長官)
国 務 大 臣
(経済企画庁長 久保田真苗君
官)
国 務 大 臣
(科学技術庁長 江田 五月君
官)
国 務 大 臣 広中和歌子君
(環境庁長官)
国 務 大 臣 山花 貞夫君
政府委員
内閣法制局長官 大出 峻郎君
内閣法制局第一 津野 修君
部長
公正引委員会 小粥 正巳君
委員長
公正取引委員会 植松 勲君
事務局取引部長
総務庁長官官房 池ノ内祐司君
長
防衛庁参事官 高島 有終君
防衛庁参事官 河路 明夫君
防衛庁人事局長 三井 康有君
防衛施設庁総務 草津 辰夫君
部長
防衛施設庁施設 江間 清二君
部長
防衛施設庁労務 小澤 毅君
部長
経済企画庁調整 小林 惇君
局長
経済企画庁総合 吉川 淳君
計画局長
経済企画庁調査 土志田征一君
局長
科学技術庁原子 石田 寛人君
力局長
国土庁長官官房 藤原 和人君
長
国土庁計画・調 糠谷 真平君
整局長
国土庁土地局長 原 隆之君
国土庁地方振興 秋本 敏文君
局長
外務省総合外交 柳井 俊二君
政策局長
外務省アジア局 池田 維君
長
外務省欧亜局長 野村 一成君
外務省経済局長 小倉 和夫君
外務省条約局長 丹波 實君
大蔵大臣官房総 田波 耕治君
務審議官
大蔵省主計局長 篠沢 恭助君
大蔵省主税局長 小川 是君
大蔵省理財局長 石坂 匡身君
大蔵省証券局長 日高 壮平君
大蔵省銀行局長 寺村 信行君
国税庁次長 三浦 正顯君
文部大臣官房長 吉田 茂君
文部省初等中等 野崎 弘君
教育局長
厚生大臣官房総 佐々木典夫君
務審議官
厚生省生活衛生 柳沢健一郎君
局長
厚生省社会・援 土井 豊君
護局長
厚生省老人保健 横尾 和子君
福祉局長
厚生省年金局長 山口 剛彦君
農林水産大臣官 上野 博史君
房長
農林水産省経済 眞鍋 武紀君
局長
農林水産省構造 入澤 肇君
改善局長
農林水産省農蚕 高橋 政行君
園芸局長
食糧庁長官 鶴岡 俊彦君
通商産業大臣官
房商務流通審議 川田 洋輝君
官
通商産業省通商 坂本 吉弘君
政策局長
通商産業省産業 内藤 正久君
政策局長
通商産業省環境 高島 章君
立地局長
通商産業省機械 渡辺 修君
情報産業局長
資原エネルギー 堤 富男君
庁長官
中小企業庁長官 長田 英機君
郵政省電気通信 松野 春樹君
局長
労働大値官房長 征矢 紀臣君
労働省職業安定 七瀬 時雄君
局長
建設大臣官房長 伴 襄君
建設省建設経済 小野 邦久君
局長
建設省道路局長 藤川 寛之君
建設省住宅局長 三井 康壽君
自治大臣官房長 遠藤 安彦君
自治省行政局長 吉田 弘正君
自治省行政局選 佐野 徹治君
挙部長
自治省財政局長 湯浅 利夫君
自治省税務局長 滝 実君
最高裁判所長官代理者
最高裁判所事務 涌井 紀夫君
総局総務局長
事務局側
常任委員会専門 宮本 武夫君
員
参考人
日本銀行総裁 三重野 康君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
○参考人の出席要求に関する件
○平成五年度一般会計補正予算(第2号)(内閣
提出、衆議院送付)
○平成五年度特別会計補正予算(特第2号)(内
閣提出、衆議院送付)
○平成五年度政府関係機関補正予算(機第2号)
(内閣提出、衆議院送付)
―――――――――――――
この発言だけを見る →午前十時二分開会
―――――――――――――
委員の異動
十二月九日
辞任 補欠選任
大島 慶久君 清水嘉与子君
斎藤 文夫君 宮崎 秀樹君
野間 赳君 佐藤 静雄君
星野 朋市君 尾辻 秀久君
松浦 孝治君 大木 浩君
北澤 俊美君 釘宮 磐君
西山登紀子君 吉川 春子君
出席者は左のとおり。
委員長 井上 吉夫君
理 事
片山虎之助君
久世 公堯君
村上 正邦君
梶原 敬義君
佐藤 三吾君
角田 義一君
木庭健太郎君
磯村 修君
足立 良平君
委 員
浦田 勝君
遠藤 要君
大河原太一郎君
大木 浩君
大塚清次郎君
沓掛 哲男君
佐藤 静雄君
清水嘉与子君
下稲葉耕吉君
成瀬 守重君
野村 五男君
服部三男雄君
宮崎 秀樹君
一井 淳治君
大渕 絹子君
喜岡 淳君
國弘 正雄君
谷畑 孝君
田 英夫君
三重野栄子君
山口 哲夫君
山田 健一君
吉田 達男君
藁科 滿治君
荒木 清寛君
牛嶋 正君
刈田 貞子君
釘宮 磐君
武田邦太郎君
萩野 浩基君
直嶋 正行君
吉岡 吉典君
吉川 春子君
下村 泰君
国務大臣
内閣総理大臣 細川 護煕君
外 務 大 臣 羽田 孜君
法 務 大 臣 三ケ月 章君
大 蔵 大 臣 藤井 裕久君
文 部 大 臣 赤松 良子君
厚 生 大 臣 大内 啓伍君
農林水産大臣 畑 英次郎君
通商産業大臣 熊谷 弘君
運 輸 大 臣 伊藤 茂君
郵 政 大 臣 神崎 武法君
労 働 大 臣 坂口 力君
建 設 大 臣 五十嵐広三君
自 治 大 臣
国 務 大 臣 佐藤 観樹君
(国家公安委員
会委員長)
国 務 大 臣 武村 正義君
(内閣官房長官)
国 務 大 臣 石田幸四郎君
(総務庁長官)
国 務 大 臣
(北海道開発庁
長官) 上原 康助君
(沖縄開発庁長
官)
(国土庁長官)
国 務 大 臣 愛知 和男君
(防衛庁長官)
国 務 大 臣
(経済企画庁長 久保田真苗君
官)
国 務 大 臣
(科学技術庁長 江田 五月君
官)
国 務 大 臣 広中和歌子君
(環境庁長官)
国 務 大 臣 山花 貞夫君
政府委員
内閣法制局長官 大出 峻郎君
内閣法制局第一 津野 修君
部長
公正引委員会 小粥 正巳君
委員長
公正取引委員会 植松 勲君
事務局取引部長
総務庁長官官房 池ノ内祐司君
長
防衛庁参事官 高島 有終君
防衛庁参事官 河路 明夫君
防衛庁人事局長 三井 康有君
防衛施設庁総務 草津 辰夫君
部長
防衛施設庁施設 江間 清二君
部長
防衛施設庁労務 小澤 毅君
部長
経済企画庁調整 小林 惇君
局長
経済企画庁総合 吉川 淳君
計画局長
経済企画庁調査 土志田征一君
局長
科学技術庁原子 石田 寛人君
力局長
国土庁長官官房 藤原 和人君
長
国土庁計画・調 糠谷 真平君
整局長
国土庁土地局長 原 隆之君
国土庁地方振興 秋本 敏文君
局長
外務省総合外交 柳井 俊二君
政策局長
外務省アジア局 池田 維君
長
外務省欧亜局長 野村 一成君
外務省経済局長 小倉 和夫君
外務省条約局長 丹波 實君
大蔵大臣官房総 田波 耕治君
務審議官
大蔵省主計局長 篠沢 恭助君
大蔵省主税局長 小川 是君
大蔵省理財局長 石坂 匡身君
大蔵省証券局長 日高 壮平君
大蔵省銀行局長 寺村 信行君
国税庁次長 三浦 正顯君
文部大臣官房長 吉田 茂君
文部省初等中等 野崎 弘君
教育局長
厚生大臣官房総 佐々木典夫君
務審議官
厚生省生活衛生 柳沢健一郎君
局長
厚生省社会・援 土井 豊君
護局長
厚生省老人保健 横尾 和子君
福祉局長
厚生省年金局長 山口 剛彦君
農林水産大臣官 上野 博史君
房長
農林水産省経済 眞鍋 武紀君
局長
農林水産省構造 入澤 肇君
改善局長
農林水産省農蚕 高橋 政行君
園芸局長
食糧庁長官 鶴岡 俊彦君
通商産業大臣官
房商務流通審議 川田 洋輝君
官
通商産業省通商 坂本 吉弘君
政策局長
通商産業省産業 内藤 正久君
政策局長
通商産業省環境 高島 章君
立地局長
通商産業省機械 渡辺 修君
情報産業局長
資原エネルギー 堤 富男君
庁長官
中小企業庁長官 長田 英機君
郵政省電気通信 松野 春樹君
局長
労働大値官房長 征矢 紀臣君
労働省職業安定 七瀬 時雄君
局長
建設大臣官房長 伴 襄君
建設省建設経済 小野 邦久君
局長
建設省道路局長 藤川 寛之君
建設省住宅局長 三井 康壽君
自治大臣官房長 遠藤 安彦君
自治省行政局長 吉田 弘正君
自治省行政局選 佐野 徹治君
挙部長
自治省財政局長 湯浅 利夫君
自治省税務局長 滝 実君
最高裁判所長官代理者
最高裁判所事務 涌井 紀夫君
総局総務局長
事務局側
常任委員会専門 宮本 武夫君
員
参考人
日本銀行総裁 三重野 康君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
○参考人の出席要求に関する件
○平成五年度一般会計補正予算(第2号)(内閣
提出、衆議院送付)
○平成五年度特別会計補正予算(特第2号)(内
閣提出、衆議院送付)
○平成五年度政府関係機関補正予算(機第2号)
(内閣提出、衆議院送付)
―――――――――――――
井
井上吉夫#1
○委員長(井上吉夫君) ただいまから予算委員会を開会いたします。
まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
平成五年度補正予算三案の審査のため、本日の委員会に、日本銀行総裁三重野康君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
平成五年度補正予算三案の審査のため、本日の委員会に、日本銀行総裁三重野康君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
井
井
井上吉夫#3
○委員長(井上吉夫君) 平成五年度一般会計補正予算、平成五年度特別会計補正予算、平成五年度政府関係機関補正予算、以上三案を一括して議題といたします。
昨日に引き続き、質疑を行います。浦田勝君。
この発言だけを見る →昨日に引き続き、質疑を行います。浦田勝君。
浦
浦田勝#4
○浦田勝君 まず冒頭に、細川総理にこの新聞をちょっと見てもらいたい。(資料を示す)細川総理に、これは足元になるが、熊本県の農民が国会に乱入をいたしました。それから、これも熊本です。今、熊本の生産農家の農民が熊本県庁でも座り込みをいたしまして、不当な今回の扱いに対しての抗議集会をやっておるわけであります。
特に熊本県の場合は、細川総理に非常に期待する面が多かった。私自身も総理に対しまして、知事になられるときにも、本当にこの人は新しい時代を担う、これからのやはり政治家というのはこういう人だなというふうに私は感じました。したがって、その調整に当たっては、幹事長という職責の中で私は、細川先生と沢田先生の間で県連は調整をいたしまして、政争県熊本の汚名を返上して円満に交代をいたしたことも事実でありました。
ところが知事は、「権不十年」ということで、権力の座に十年もあることはまずいんだということで唐突としておやめになったわけです。三期不文律ということになっておったわけでありますけれども、十年でおやめになった。その深さというものには敬服もしたが、いささか私も驚いた次第でありました。もっともっと性根を据えて、せっかくおやりになった新しいテクノポリス構想やあるいは新農業政策、こういう熊本県民のいわゆる農業と工業の産業が調和された県政ということで日本一づくりをおやりになったその成果も上がるやさきにおやめになられたわけでありまして、私はそのときなぜだろうかと思いました。
ところが、考えてみますと、やはり総理は、非常に勇気があると申しますか決断力があると申しますか、自分が信じたことについてはだれが何と言っても聞かない、自分の初心を貫く、こういうようなタイプの人だなと思ったわけでありました。
私は、総理が総理になられたときにびっくりもしましたが、喜びもしました。そして、田中角栄先生を思い浮かべたわけであります。お倒れになる前でございましたが、二月の雪の降った日でございましたが、細川という男は殿の中でもあれは本物の殿だ、総理大臣になる男だよ、こう言われました。ここの中に入って、写真に出ておった連中も何人かは来ておったわけでありますが、みんな後になって、やっぱりなるべくしてなった人は本当になるんだな、こういうことでございました。
ところが、総理がいろいろと御本の中にお示しになっていろいろと言われておりますけれども、それはそれなりとして、政治家にとってはそれぞれのビジョンがあるわけですから、自分の思うことは本に書いたり言ったりしていいわけであります。しかし、一国の宰相となられてから、今回の米問題について全然本当の真実というものが語られなかった、密室の中で来た。あるいは、我々は情報を判断するのにやはり新聞の資料でなければ判断ができないという場面がたくさんあった。
九月のころから政府はひそかにアメリカとの交渉をしておった、あるいはまた十月には合意に達した、これはもうマスコミ、新聞にも書いてあるからわかるわけでありますが、その中にまた、やみ将軍と称する人がヨーロッパ、ECに行ってこの問題の解決に側面的な支援をしたとか、こういうことがあったわけでありますが、この問題について骨子を我々にお示しになったけれども、この骨子が一から二、三までありますけれども、あの骨子の後ろにあったものは全然表に出てこなかったわけであります。言うなれば、我々をだましたということであります。
前の宮澤総理は、うそつきだ、こう言われましたけれども、今回のうそは大分違う。宮澤さんの場合はやろうとして努力をしてできなかったからうそつきになったわけで、今度は最初からうそのうそで固めて、二枚も三枚もやって政府が発表してきた、あるいは情報を横流ししてリークして世論操作をしてきた、悪意に考えればそういうようになる。本来なら細川総理はそういう人じゃない、真っ正面から堂々とおやりになるもんだというふうに私は信じておった。その期待の裏切りがこれなんです。
熊本県のきのうの演説をお聞きになったかどうか私は知りません。だけれども、彼らが言ったことは、本当に申しわけない、熊本県知事だった細川さんは農業に理解のある人だと我々は期待しておったんだ、しかし日本農業を壊滅的に追い込んできた元凶となるということは我々としては憤りにたえない、また、したがって全国の農民に対して心からおわびをする、そのためには、自分たちがみずからの行動によって起こさなければ、これは本当に犠牲にならなければ全国の盟友に申しわけない、ということでの行動であったということであります。この点につきまして総理の御感想を承りたいと存じます。
この発言だけを見る →特に熊本県の場合は、細川総理に非常に期待する面が多かった。私自身も総理に対しまして、知事になられるときにも、本当にこの人は新しい時代を担う、これからのやはり政治家というのはこういう人だなというふうに私は感じました。したがって、その調整に当たっては、幹事長という職責の中で私は、細川先生と沢田先生の間で県連は調整をいたしまして、政争県熊本の汚名を返上して円満に交代をいたしたことも事実でありました。
ところが知事は、「権不十年」ということで、権力の座に十年もあることはまずいんだということで唐突としておやめになったわけです。三期不文律ということになっておったわけでありますけれども、十年でおやめになった。その深さというものには敬服もしたが、いささか私も驚いた次第でありました。もっともっと性根を据えて、せっかくおやりになった新しいテクノポリス構想やあるいは新農業政策、こういう熊本県民のいわゆる農業と工業の産業が調和された県政ということで日本一づくりをおやりになったその成果も上がるやさきにおやめになられたわけでありまして、私はそのときなぜだろうかと思いました。
ところが、考えてみますと、やはり総理は、非常に勇気があると申しますか決断力があると申しますか、自分が信じたことについてはだれが何と言っても聞かない、自分の初心を貫く、こういうようなタイプの人だなと思ったわけでありました。
私は、総理が総理になられたときにびっくりもしましたが、喜びもしました。そして、田中角栄先生を思い浮かべたわけであります。お倒れになる前でございましたが、二月の雪の降った日でございましたが、細川という男は殿の中でもあれは本物の殿だ、総理大臣になる男だよ、こう言われました。ここの中に入って、写真に出ておった連中も何人かは来ておったわけでありますが、みんな後になって、やっぱりなるべくしてなった人は本当になるんだな、こういうことでございました。
ところが、総理がいろいろと御本の中にお示しになっていろいろと言われておりますけれども、それはそれなりとして、政治家にとってはそれぞれのビジョンがあるわけですから、自分の思うことは本に書いたり言ったりしていいわけであります。しかし、一国の宰相となられてから、今回の米問題について全然本当の真実というものが語られなかった、密室の中で来た。あるいは、我々は情報を判断するのにやはり新聞の資料でなければ判断ができないという場面がたくさんあった。
九月のころから政府はひそかにアメリカとの交渉をしておった、あるいはまた十月には合意に達した、これはもうマスコミ、新聞にも書いてあるからわかるわけでありますが、その中にまた、やみ将軍と称する人がヨーロッパ、ECに行ってこの問題の解決に側面的な支援をしたとか、こういうことがあったわけでありますが、この問題について骨子を我々にお示しになったけれども、この骨子が一から二、三までありますけれども、あの骨子の後ろにあったものは全然表に出てこなかったわけであります。言うなれば、我々をだましたということであります。
前の宮澤総理は、うそつきだ、こう言われましたけれども、今回のうそは大分違う。宮澤さんの場合はやろうとして努力をしてできなかったからうそつきになったわけで、今度は最初からうそのうそで固めて、二枚も三枚もやって政府が発表してきた、あるいは情報を横流ししてリークして世論操作をしてきた、悪意に考えればそういうようになる。本来なら細川総理はそういう人じゃない、真っ正面から堂々とおやりになるもんだというふうに私は信じておった。その期待の裏切りがこれなんです。
熊本県のきのうの演説をお聞きになったかどうか私は知りません。だけれども、彼らが言ったことは、本当に申しわけない、熊本県知事だった細川さんは農業に理解のある人だと我々は期待しておったんだ、しかし日本農業を壊滅的に追い込んできた元凶となるということは我々としては憤りにたえない、また、したがって全国の農民に対して心からおわびをする、そのためには、自分たちがみずからの行動によって起こさなければ、これは本当に犠牲にならなければ全国の盟友に申しわけない、ということでの行動であったということであります。この点につきまして総理の御感想を承りたいと存じます。
細
細川護煕#5
○国務大臣(細川護煕君) おっしゃるお気持ちはよくわかります。日本が島国として海洋国家として自由な貿易の体制、通商の体制を守っていくということは、これは日本にとって何といいましても最大の国益だ、私はそう確信しております。そのために歴代内閣もあらゆる努力を傾けてこられたと思いますし、今後ともまたこれは傾けていかなければならない最大の課題であるというふうに私は信じているところでございます。
そういう中で、今度のこの米の問題を初めとする農業の問題についても、御承知のように百十六カ国という多くの国々との間で大変複雑で入り組んだ多角的な交渉というものが行われてまいりました。交渉事でございますから、一〇〇%我が方の主張をのめと、これはなかなか難しいことだと思います。しかし、再三申し上げておりますように、政府としては国会決議の趣旨を体し、あるいはその精神というものを尊重しながら、できる限り我が方の考え方というものが反映をされるように、これは米を初めとする農産物だけではございませんが、あらゆる問題について我が方の主張が反映されるように交渉担当者の人たちがぎりぎりまで努力をしてきているということはぜひ御理解をいただきたい、このように思っているところでございます。
努力をしていないではないか、こういうお話もあるかもしれませんが、そんなことは決してないと。これはこの七年間かかって政府としてずっと積み上げてきた交渉の一つの収れんした方向であって、各国との間で大変厳しいせめぎ合いをしてきたものであるということをぜひ御理解をいただきたい、こう思うわけでございます。
先ほど、密室の中で行われてきたのではないか、もっとオープンに交渉はやるべきではないかといった趣旨のお話もございました。しかし、外交交渉でございますから、しかもこれだけの多くの国の間で話をまとめていかなければならないということになりますと、私もできる限りこれはオーブンにして国民の前でわかりやすい形で交渉が進められていくことが望ましいと思いますが、しかしそこにはおのずから限度があるということも、これは改めて申し上げるまでもないところであろうと思います。明らかにできなかった部分で大変唐突な受けとめ方をされる部分が多いかと思いますが、この点につきましては、外交交渉というそういう性格のものであるということをぜひ御理解をいただきたい。
決していろいろ隠し立てをしながら秘密裏に交渉を進めてきているということではございませんで、できることは極力明らかにしながら交渉をしていくということは当然のことでございますが、しかし、多くの国の話し合いがまとまって調停案が出されたのがこの一両日前である。それも骨子が示されて、そして昨日は日本側のかかわりのある部分についてのみあのような形で文案が示されたということでございますから、その辺の経緯についてはどうぞひとつ御理解をいただきたい、こう考えるわけでございます。
この発言だけを見る →そういう中で、今度のこの米の問題を初めとする農業の問題についても、御承知のように百十六カ国という多くの国々との間で大変複雑で入り組んだ多角的な交渉というものが行われてまいりました。交渉事でございますから、一〇〇%我が方の主張をのめと、これはなかなか難しいことだと思います。しかし、再三申し上げておりますように、政府としては国会決議の趣旨を体し、あるいはその精神というものを尊重しながら、できる限り我が方の考え方というものが反映をされるように、これは米を初めとする農産物だけではございませんが、あらゆる問題について我が方の主張が反映されるように交渉担当者の人たちがぎりぎりまで努力をしてきているということはぜひ御理解をいただきたい、このように思っているところでございます。
努力をしていないではないか、こういうお話もあるかもしれませんが、そんなことは決してないと。これはこの七年間かかって政府としてずっと積み上げてきた交渉の一つの収れんした方向であって、各国との間で大変厳しいせめぎ合いをしてきたものであるということをぜひ御理解をいただきたい、こう思うわけでございます。
先ほど、密室の中で行われてきたのではないか、もっとオープンに交渉はやるべきではないかといった趣旨のお話もございました。しかし、外交交渉でございますから、しかもこれだけの多くの国の間で話をまとめていかなければならないということになりますと、私もできる限りこれはオーブンにして国民の前でわかりやすい形で交渉が進められていくことが望ましいと思いますが、しかしそこにはおのずから限度があるということも、これは改めて申し上げるまでもないところであろうと思います。明らかにできなかった部分で大変唐突な受けとめ方をされる部分が多いかと思いますが、この点につきましては、外交交渉というそういう性格のものであるということをぜひ御理解をいただきたい。
決していろいろ隠し立てをしながら秘密裏に交渉を進めてきているということではございませんで、できることは極力明らかにしながら交渉をしていくということは当然のことでございますが、しかし、多くの国の話し合いがまとまって調停案が出されたのがこの一両日前である。それも骨子が示されて、そして昨日は日本側のかかわりのある部分についてのみあのような形で文案が示されたということでございますから、その辺の経緯についてはどうぞひとつ御理解をいただきたい、こう考えるわけでございます。
浦
浦田勝#6
○浦田勝君 ぎりぎりの交渉をやったと。交渉というのは、当然これはもう本当にオープンでやったら交渉なんてできるわけじゃございません。しかし、少なくとも国の進むべき方向というものをある程度は説明をしながらやるべきではなかったか。余りにも唐突過ぎるということであります。
それから、この調整案の骨子の中に、第三項でありますが、国内の食糧不足の際に輸出制限を行おうとする国は輸入国の食糧安全保障に与える影響に対して十分な配慮を行うとともに協議、通報等を行う、これはどこに載っておるのか、載っておる資料がありましたら御提示願いたいと思います。
この発言だけを見る →それから、この調整案の骨子の中に、第三項でありますが、国内の食糧不足の際に輸出制限を行おうとする国は輸入国の食糧安全保障に与える影響に対して十分な配慮を行うとともに協議、通報等を行う、これはどこに載っておるのか、載っておる資料がありましたら御提示願いたいと思います。
羽
羽田孜#7
○国務大臣(羽田孜君) これは、実は我が国だけの問題ではありません、全体にかかわる問題であるということで、今まだここで提出するということはできないことをお許しいただきたいと思います。
しかし、これは最終のテキストの中に盛り込められるものであるというふうに私は確信をいたしております。
この発言だけを見る →しかし、これは最終のテキストの中に盛り込められるものであるというふうに私は確信をいたしております。
浦
小
小倉和夫#9
○政府委員(小倉和夫君) 昨日の国会に御提出いたしました資料につきましては、ガット事務局及び議長の特別の承認、了解を得て提出したものでございます。
そのときに、これは日本が一番主張してまいりました関税化拒否と申しますか、関税化を受け入れがたいというところの部分でございますので、特に事実上日本にだけ関連する――従来の経緯からいたしますと、だけとは申し上げにくいのでございますけれども、日本に関連する部分でございますので特にそれは公表させておいてもらいたいということで了解をとったわけでございます。
輸出制限の云々につきましては、これは日本だけではなく、外務大臣が今申し上げましたが、ほかの国にも大きく関係するものでございますので、テキスト全般の中で考えなくちゃいけないということで了解はまだとれておりませんが、ガット事務局に対し日本が重大な関心を持つものであるということで、その点につきまして公表できるかどうか照会してみたいと思います。
この発言だけを見る →そのときに、これは日本が一番主張してまいりました関税化拒否と申しますか、関税化を受け入れがたいというところの部分でございますので、特に事実上日本にだけ関連する――従来の経緯からいたしますと、だけとは申し上げにくいのでございますけれども、日本に関連する部分でございますので特にそれは公表させておいてもらいたいということで了解をとったわけでございます。
輸出制限の云々につきましては、これは日本だけではなく、外務大臣が今申し上げましたが、ほかの国にも大きく関係するものでございますので、テキスト全般の中で考えなくちゃいけないということで了解はまだとれておりませんが、ガット事務局に対し日本が重大な関心を持つものであるということで、その点につきまして公表できるかどうか照会してみたいと思います。
浦
浦田勝#10
○浦田勝君 ぜひ公表していただきたいと思います。
次に、時間がないから急ぎますが、この「附属書5(仮訳)」ということですが、第四条二の下の特例措置でありますが、(d)食糧安全保障及び環境保護のような非貿易的関心事項を反映して、ウルグアイ・ラウンド協定(1994)に付属される加盟国の譲許表のパート1のセクションIBにおいて、「ST-Annex6」という印により、特例措置の対象である旨指定されていること。という項がございますが、これはいかなる指定をするのか、その要点を説明していただきたいと思います。
この発言だけを見る →次に、時間がないから急ぎますが、この「附属書5(仮訳)」ということですが、第四条二の下の特例措置でありますが、(d)食糧安全保障及び環境保護のような非貿易的関心事項を反映して、ウルグアイ・ラウンド協定(1994)に付属される加盟国の譲許表のパート1のセクションIBにおいて、「ST-Annex6」という印により、特例措置の対象である旨指定されていること。という項がございますが、これはいかなる指定をするのか、その要点を説明していただきたいと思います。
小
小倉和夫#11
○政府委員(小倉和夫君) 率直に申し上げまして、これは事務局に若干タイプミスがあるようでございますが、この部分の趣旨は、「「ST-Annex6」という印」は、そういう印が付された産品が特例措置の対象であることを示す、そういう趣旨と理解しております。
この発言だけを見る →浦
浦田勝#12
○浦田勝君 このような附属書なんというのも、これも後から出て、朝日新聞にすっぱ抜かれて慌ててこの資料が出てきたわけであります。そういう大事な問題について、何らそういうものを素直に出さずに後から小出しに出すのかということで、皆さん方本当に疑惑を持ってきたのは事実であります。いわゆるうそを言われた、うそをつかれたということであります。
官房長官も随分食い違うことばかりずっと言っておられたが、まあそれはさておきまして、私は畑農林大臣にお尋ねしたいんですが、あなたは何回ガットに足を運ばれましたか。
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畑
浦
畑
畑英次郎#15
○国務大臣(畑英次郎君) サザーランド氏との関係につきましては、御案内のとおり、その一、二週間前でございますか、御本人が日本に見えましたときに突っ込んだ論議を交わさせていただきまして、そしてまたそれを追っかけてジュネーブに行かさせていただいた。
なおまた、これをめぐる諸問題につきましては、昨日も申し上げましたように、総理におかれましてもあるいは外務大臣におかれましても、それぞれのお立場で関係の方々に、サザーランド氏につきましても、総理もそしてまた外務大臣も従来の我が方の主張をくどいほど念入りに話をさせていただいた。残念ながら平行線の中で事柄は終わったわけでございますが、そういった各分野におけるそれぞれの立場における、そしてまた長い間にわたる先輩皆様方の御労苦の中からの交渉が今日の状態を迎えておる、かように御理解を賜りたいと思います。
この発言だけを見る →なおまた、これをめぐる諸問題につきましては、昨日も申し上げましたように、総理におかれましてもあるいは外務大臣におかれましても、それぞれのお立場で関係の方々に、サザーランド氏につきましても、総理もそしてまた外務大臣も従来の我が方の主張をくどいほど念入りに話をさせていただいた。残念ながら平行線の中で事柄は終わったわけでございますが、そういった各分野におけるそれぞれの立場における、そしてまた長い間にわたる先輩皆様方の御労苦の中からの交渉が今日の状態を迎えておる、かように御理解を賜りたいと思います。
浦
浦田勝#16
○浦田勝君 国益に関する問題であるから、各国とも国を挙げてみんな真剣に交渉しておるわけであります。
今、あなたの話は、サザーランドさんと一回会ったと。大体何分会ったんですか。
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畑
浦
浦田勝#18
○浦田勝君 そのくらいの対話でぎりぎりの交渉をしたなんて言えますか。あなた、ふざけるんじゃないよ。あなたも九州人だろう。農民代表でしょう、あなたも。林業のことだってあなた一番精通しているベテランじゃないか。何で体を張ってやるぐらいの交渉をやらないの。そんなふざけたこと、だからこんなふうになるんだよ。もう一回お尋ねします。どこで、何時。
この発言だけを見る →畑
畑英次郎#19
○国務大臣(畑英次郎君) 昨日も申し上げさせていただいたわけでございますが、本問題はやはりあくまでも交渉が、いわゆる双方が歩み寄って云々というような枠組みの中で物事の交渉が行われるという姿でなかったことも御承知のとおりであります。
さような意味合いの中にございましての国会決議というものを踏まえたいわゆる交渉事であり、残念ながら、包括的関税化を目指す、それが原則であるという立場と我が方とは大きく対峙する姿の中にございまして、サザーランド氏に対しましては二回にわたって、ただいま申し上げましたように、我が方としてはいわゆる国会決議を踏まえた交渉でありますがゆえに、何ら我が方から具体的な提案をし歩み寄るという余地のない姿の中におきまして、いわゆるまとめ役のサザーランド事務局長の方がまとめるというような気持ちを持って、最終的な最後の話し合いてあるから何らかの具体的なアクション、内容を持ってきてほしいと言い置いて帰らせていただいた。
さような意味合いにおきましては、その一回の会合ということではなくして、私就任以来のさような意味合いでの戦略の中で、先ほども申し上げましたように、総理におかれましても外務大臣におきましても、それぞれのお立場での関係者に対する、そしてまた何といっても長い間にわたります自民党の皆様方の時代におきましても、我が国の置かれております立場、国会決議の内容等々、特殊事情等々、粘り強く御努力を願った成果としての今日の姿である、かように御理解を賜りたいと思います。
この発言だけを見る →さような意味合いの中にございましての国会決議というものを踏まえたいわゆる交渉事であり、残念ながら、包括的関税化を目指す、それが原則であるという立場と我が方とは大きく対峙する姿の中にございまして、サザーランド氏に対しましては二回にわたって、ただいま申し上げましたように、我が方としてはいわゆる国会決議を踏まえた交渉でありますがゆえに、何ら我が方から具体的な提案をし歩み寄るという余地のない姿の中におきまして、いわゆるまとめ役のサザーランド事務局長の方がまとめるというような気持ちを持って、最終的な最後の話し合いてあるから何らかの具体的なアクション、内容を持ってきてほしいと言い置いて帰らせていただいた。
さような意味合いにおきましては、その一回の会合ということではなくして、私就任以来のさような意味合いでの戦略の中で、先ほども申し上げましたように、総理におかれましても外務大臣におきましても、それぞれのお立場での関係者に対する、そしてまた何といっても長い間にわたります自民党の皆様方の時代におきましても、我が国の置かれております立場、国会決議の内容等々、特殊事情等々、粘り強く御努力を願った成果としての今日の姿である、かように御理解を賜りたいと思います。
浦
浦田勝#20
○浦田勝君 みんなわからないと思っておるかもしれぬけれども、まず政治家が頑張らにゃいかぬ。特に大臣、議会を代表する議院内閣制の選ばれた閣僚がもっと体を張ってやらにゃいかぬ。
ところが、我々の仲間、同僚議員が今度ガットに行って詳細に報告を送ってきた。これは時間がないから後で同僚の大塚議員にお尋ねさせますけれども、この中で、本当の交渉になんてなっていない。たった三問。あなた、握手しに行っただけなの。記念写真を撮って帰ったと言われたってしょうがないんだよ、本当に。にっこり笑ってカメラの方を向いて写ったってしょうがないんだ。ええころかげんなことをあなたたちは言って国民を愚弄しちゃいかぬ。
そこでもう一つ、今度は羽田さん。
さっきからあなたはにこにこ笑っておるけれども、あなたは本当に農業に対しては新しいこれまた次代の担い手のニューリーダーだというふうなことで全国の農民から非常に期待を受けておった。だれだって、あなただよ、ハタも羽田の方、羽田、羽田、羽田だよ。あなたには本当に期待があった。
ところが、最近のあなたは変身だ。特に、前、山口敏夫さんが言ったことに対して文芸春秋にあなたは反論をやっておる。そのとおりですって。あなた、そのとおりならそのとおりなぜやらない。あなた自身が体を張ってこの問題をこのとおりやれば、こんなぶざまな格好で外交交渉終わらなかったと思いますよ。どういうことですか、これは。あなた、いつから変身坊やになったの。
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そこでもう一つ、今度は羽田さん。
さっきからあなたはにこにこ笑っておるけれども、あなたは本当に農業に対しては新しいこれまた次代の担い手のニューリーダーだというふうなことで全国の農民から非常に期待を受けておった。だれだって、あなただよ、ハタも羽田の方、羽田、羽田、羽田だよ。あなたには本当に期待があった。
ところが、最近のあなたは変身だ。特に、前、山口敏夫さんが言ったことに対して文芸春秋にあなたは反論をやっておる。そのとおりですって。あなた、そのとおりならそのとおりなぜやらない。あなた自身が体を張ってこの問題をこのとおりやれば、こんなぶざまな格好で外交交渉終わらなかったと思いますよ。どういうことですか、これは。あなた、いつから変身坊やになったの。
羽
羽田孜#21
○国務大臣(羽田孜君) 変身というお話でありますけれども、私は少なくも生産者に対しても消費者に対しても、あるいは議会にありましても、あるいは農林水産大臣、大蔵大臣、そして今は外務大臣、私は基本的な考え方は一つも実は変えておりません。
そして、今そこにお持ちになっております考え方、あの当時、もう自由化した方がいいんじゃないのか、あるいはミニマムアクセスというものをもう認めてもいいんじゃないのか、そういうことが実は出されております。しかし、そういうことがどんどんまかり通るということではこれは困るということで、私の考え方を率直に述べたものでありまして、今でも私は実は変わらない。そして、そういう考え方を持ちながら、それぞれ、それはもうむちゃくちゃな行程を組みながらそれこそ真剣な、あるときにはどなり合いみたいなことをしながら実は今日まで至ってきているんです。
ただ、残念ですけれども、日本の国が今このガットに対するには、やっぱりこれを、ガットを成功させなかったら、日本の国の経済といいますか日本の国の成り立ちはないということが一つ。そして片っ方で、その中で農業をどうやって守らなきゃならないか、この二つです。それで、守らなきゃならないかというときに私どもとしては、自由化はだめです、関税化はだめですということをずっと実は言い続けてきているわけです。ところが、なかなかよその国の場合には、日本がこの関税化を認めないのはおかしい、例外措置を認めることはいけないということを言われておる。そういうところに私たちの交渉の難しさというものがあったということについては、ぜひともひとつ御理解いただきたいんです。
そして、新聞等なんかでもいろいろとミニマムアクセスがどうのこうの。我々は否定せざるを得ないわけです。もしこれが交渉の前、今まだ交渉をやっている最中でありますけれども、こういったものが先方の国にあれしたときに、なぜ日本の国に対してそういう例外を認めるんだということになったら、日本はまさに関税化をのまなきゃならなくなってしまう。そういう事態に追い込まれたときは一体どうしたらいいのか、我々はぎりぎりの交渉をしておったんだということをぜひとも、それはもう浦田さんはよく御存じのとおりで、私は今でも農業に対する本当の愛情を持っておるんです。
この発言だけを見る →そして、今そこにお持ちになっております考え方、あの当時、もう自由化した方がいいんじゃないのか、あるいはミニマムアクセスというものをもう認めてもいいんじゃないのか、そういうことが実は出されております。しかし、そういうことがどんどんまかり通るということではこれは困るということで、私の考え方を率直に述べたものでありまして、今でも私は実は変わらない。そして、そういう考え方を持ちながら、それぞれ、それはもうむちゃくちゃな行程を組みながらそれこそ真剣な、あるときにはどなり合いみたいなことをしながら実は今日まで至ってきているんです。
ただ、残念ですけれども、日本の国が今このガットに対するには、やっぱりこれを、ガットを成功させなかったら、日本の国の経済といいますか日本の国の成り立ちはないということが一つ。そして片っ方で、その中で農業をどうやって守らなきゃならないか、この二つです。それで、守らなきゃならないかというときに私どもとしては、自由化はだめです、関税化はだめですということをずっと実は言い続けてきているわけです。ところが、なかなかよその国の場合には、日本がこの関税化を認めないのはおかしい、例外措置を認めることはいけないということを言われておる。そういうところに私たちの交渉の難しさというものがあったということについては、ぜひともひとつ御理解いただきたいんです。
そして、新聞等なんかでもいろいろとミニマムアクセスがどうのこうの。我々は否定せざるを得ないわけです。もしこれが交渉の前、今まだ交渉をやっている最中でありますけれども、こういったものが先方の国にあれしたときに、なぜ日本の国に対してそういう例外を認めるんだということになったら、日本はまさに関税化をのまなきゃならなくなってしまう。そういう事態に追い込まれたときは一体どうしたらいいのか、我々はぎりぎりの交渉をしておったんだということをぜひとも、それはもう浦田さんはよく御存じのとおりで、私は今でも農業に対する本当の愛情を持っておるんです。
浦
浦田勝#22
○浦田勝君 私は、羽田さん、あなたからずっと教えてもらったんだよな。いや、教えてもらったんだ、私は。だけれども、あなたは本当に、それは牛肉・オレンジのときも本当に今言われたような話もされた。しかし、それだけのお考えがあるなら、もっと細川内閣の中で、総理こうこうこういうふうにやって発表したらどうでしょうかと。またそれは確かにいろいろあるかもしれぬけれども。
もう時間がないからなんですけれども、私は、あの韓国の東亜日報が十月十四日に出した時点でこれはおかしいと思った。あの手この手使って何だ国内世論操作をやるんだなと、こういうふうに追い込んでいくと、私はそういうふうに理解をした。これはもうあなたが首を振ろうが何しようが、それはそれでいいの。
ところで、もう時間ないですから、細川総理、おたくの御先祖だから一番おわかりだが、細川藩は熊本に入国以来ただの一回だってお家騒動はありません、本当に。九州各藩全部、化け猫騒動とか、お由良騒動なんてあったけれども、細川藩にはなかった。明治になってから戸長壊しとかいろいろありました、自由民権運動の中で。しかし、ただの一回だってなかったということは歴代の藩侯が極めてこれはもう本当に治政よろしきを得たということであります。中には、質素倹約、中にはハイカラさん、歌までありますから、きんきらきんと、だて者と。まあ、細川総理もそうだと思いますけれども、しかし、本当に細川家というのはすばらしい人材がおってすばらしい殿様であったということは紛れもない事実であります。ですから、きちっと家が残っておるんです。
ところが、しかし最近、総理のことをいろいろみんなが言う。パフォーマンスだとかエリマキトカゲのしっぽ切りだとか、いろんなことをみんなが言いますけれども、私は毅然と耐えておられるお姿を見ておりますと大変だなと思いますが、やはり世間というものはちゃんと歴史を知っています。近衛公が大政翼賛会をつくって軍部と手を握り、日本が敗戦になった。日本の農業は、細川総理になって、この自由化によって壊滅的に稲作をつぶした人だというふうに言う人が多いことも事実であります。そういうことがないように、私は切にそういう面では総理にお願いをしたい。やっぱり家老職がよければいいわけです。この中に八党の皆さんがいらっしゃいますけれども、それぞれ皆さん違うわけです。ですから、足並みがそろわなければやっぱりお家騒動も起きてくるということに相なるわけであります。
ですから、私はこれは本当に大変だろうと思うけれども、前車の轍を踏まない、そして国民の皆さんからそういうことを言われないように、総理はどういう御見解が、ひとつお聞きしたいと思います。
この発言だけを見る →もう時間がないからなんですけれども、私は、あの韓国の東亜日報が十月十四日に出した時点でこれはおかしいと思った。あの手この手使って何だ国内世論操作をやるんだなと、こういうふうに追い込んでいくと、私はそういうふうに理解をした。これはもうあなたが首を振ろうが何しようが、それはそれでいいの。
ところで、もう時間ないですから、細川総理、おたくの御先祖だから一番おわかりだが、細川藩は熊本に入国以来ただの一回だってお家騒動はありません、本当に。九州各藩全部、化け猫騒動とか、お由良騒動なんてあったけれども、細川藩にはなかった。明治になってから戸長壊しとかいろいろありました、自由民権運動の中で。しかし、ただの一回だってなかったということは歴代の藩侯が極めてこれはもう本当に治政よろしきを得たということであります。中には、質素倹約、中にはハイカラさん、歌までありますから、きんきらきんと、だて者と。まあ、細川総理もそうだと思いますけれども、しかし、本当に細川家というのはすばらしい人材がおってすばらしい殿様であったということは紛れもない事実であります。ですから、きちっと家が残っておるんです。
ところが、しかし最近、総理のことをいろいろみんなが言う。パフォーマンスだとかエリマキトカゲのしっぽ切りだとか、いろんなことをみんなが言いますけれども、私は毅然と耐えておられるお姿を見ておりますと大変だなと思いますが、やはり世間というものはちゃんと歴史を知っています。近衛公が大政翼賛会をつくって軍部と手を握り、日本が敗戦になった。日本の農業は、細川総理になって、この自由化によって壊滅的に稲作をつぶした人だというふうに言う人が多いことも事実であります。そういうことがないように、私は切にそういう面では総理にお願いをしたい。やっぱり家老職がよければいいわけです。この中に八党の皆さんがいらっしゃいますけれども、それぞれ皆さん違うわけです。ですから、足並みがそろわなければやっぱりお家騒動も起きてくるということに相なるわけであります。
ですから、私はこれは本当に大変だろうと思うけれども、前車の轍を踏まない、そして国民の皆さんからそういうことを言われないように、総理はどういう御見解が、ひとつお聞きしたいと思います。
細
細川護煕#23
○国務大臣(細川護煕君) 先人の教訓というものをよく踏まえながら今日の山積する課題というものに適切に対応していかなければならない、国の方向を誤らないように、将来に禍根を残すことがないように努めていかなければならない、日々そう思っております。
特に、今論議されている米を初めとする農業の問題というのは、何と申しましてもこれは国策として基幹的なテーマでありますし、この問題をおろそかにして国の発展があるはずはございません。私もかねてから自分自身ある意味で農本主義者であるというふうな言い方もしてまいりました。
しかし、先ほど来申し上げますように、我が国だけの主張が完全に反映されるという国際交渉ではございませんし、ガットというものは本来関税化が建前であって、そこには例外を設けない、高関税であっても関税を受け入れるべきだというのがガットの建前であることは改めて申し上げるまでもないところでございます。しかし、そうした中で、いわば我が国と韓国だけがそこに横車を押して、例外を認めると言って押しまくってきた結果が今日そのような方向になりつつあるというわけであって、そうした意味で国会決議の趣旨、精神というものは何とか反映をされているかな、そのように私は受けとめているわけでございます。
私どもとしては国会決議の趣旨というものを体して、多くの農民の方々の意のあるところを踏まえて、できる限り政府としてのぎりぎりの交渉を行ってきたその努力はひとつ御理解をいただきたい、こう思うわけでございます。
この発言だけを見る →特に、今論議されている米を初めとする農業の問題というのは、何と申しましてもこれは国策として基幹的なテーマでありますし、この問題をおろそかにして国の発展があるはずはございません。私もかねてから自分自身ある意味で農本主義者であるというふうな言い方もしてまいりました。
しかし、先ほど来申し上げますように、我が国だけの主張が完全に反映されるという国際交渉ではございませんし、ガットというものは本来関税化が建前であって、そこには例外を設けない、高関税であっても関税を受け入れるべきだというのがガットの建前であることは改めて申し上げるまでもないところでございます。しかし、そうした中で、いわば我が国と韓国だけがそこに横車を押して、例外を認めると言って押しまくってきた結果が今日そのような方向になりつつあるというわけであって、そうした意味で国会決議の趣旨、精神というものは何とか反映をされているかな、そのように私は受けとめているわけでございます。
私どもとしては国会決議の趣旨というものを体して、多くの農民の方々の意のあるところを踏まえて、できる限り政府としてのぎりぎりの交渉を行ってきたその努力はひとつ御理解をいただきたい、こう思うわけでございます。
浦
浦田勝#24
○浦田勝君 どうも時間の配分が悪いものですから、今度はもう一回、畑農水大臣にお尋ねをいたします。
我が国が米の輸入をするに当たって、今回、日本が輸入ということを言ったばかりで米相場が上がってしまったわけであります。
相場が上がって米流通というのが、ここでちょっと数字、大まかでわかりませんけれども、トウモロコシ、小麦、三大穀物あるわけですが、米生産量で五億一千八百五十万トン、世界の米在庫が精米ベースで四千四十一万トン、これはアメリカ農務省の一九九三年から九四年七月の発表であります。前年度産米が五千百五十九万トンでございます。世界の米貿易量が千三百九十万トン、日本の今回の輸入を加えますと千五百四十万トンということになるわけでありますが、途上国においては、日本が米を高い値段で買うんじゃないかというようなことで、非常に米高騰に対する恐怖感がある。とれる国でありながら、潜在生産力が千四百万トンある日本が何で米をつくらずにおれたちを苦しめるかというのがいよいよ出てきたようであります。
ですから、この米流通に対してどのような対策と対応を途上国にとられるのか、お尋ねしたいと思います。
この発言だけを見る →我が国が米の輸入をするに当たって、今回、日本が輸入ということを言ったばかりで米相場が上がってしまったわけであります。
相場が上がって米流通というのが、ここでちょっと数字、大まかでわかりませんけれども、トウモロコシ、小麦、三大穀物あるわけですが、米生産量で五億一千八百五十万トン、世界の米在庫が精米ベースで四千四十一万トン、これはアメリカ農務省の一九九三年から九四年七月の発表であります。前年度産米が五千百五十九万トンでございます。世界の米貿易量が千三百九十万トン、日本の今回の輸入を加えますと千五百四十万トンということになるわけでありますが、途上国においては、日本が米を高い値段で買うんじゃないかというようなことで、非常に米高騰に対する恐怖感がある。とれる国でありながら、潜在生産力が千四百万トンある日本が何で米をつくらずにおれたちを苦しめるかというのがいよいよ出てきたようであります。
ですから、この米流通に対してどのような対策と対応を途上国にとられるのか、お尋ねしたいと思います。
畑
畑英次郎#25
○国務大臣(畑英次郎君) 浦田先生御指摘のとおり、未分野における貿易量そのものが三、四%といったような極めてわずかな数量の中にございまして、今回の事態はそれぞれのお立場の米相場に対しまして残念ながら五〇%を上回るようなそういった高騰の現象を与えていることは事実でございまして、さような意味合いでは、従来の米を輸入されているお立場等々につきましての国際的な波紋を呼んでおりますことも事実でございます。
さような意味合いにおきまして、要はやはりこれからの対応につきまして、緊急避難的な対応という姿の中にございましても、まずは輸入米そのものを極力抑えるという基本的な姿勢を持っていかなければならない。そしてまた、来年産の米につきましては早場米等々の植えつけにつきましても力を入れまして、その早場米の供出等々の時期を早めていただく、そしてまた量的にもふやさせていただく。なおまた御指摘のございましたいわゆる米相場等々につきましては、これからも慎重な配慮をしていかなければならない。かようなことを総合的に考えていかなければならない、かような認識に立っておるわけでございます。
この発言だけを見る →さような意味合いにおきまして、要はやはりこれからの対応につきまして、緊急避難的な対応という姿の中にございましても、まずは輸入米そのものを極力抑えるという基本的な姿勢を持っていかなければならない。そしてまた、来年産の米につきましては早場米等々の植えつけにつきましても力を入れまして、その早場米の供出等々の時期を早めていただく、そしてまた量的にもふやさせていただく。なおまた御指摘のございましたいわゆる米相場等々につきましては、これからも慎重な配慮をしていかなければならない。かようなことを総合的に考えていかなければならない、かような認識に立っておるわけでございます。
浦
畑
畑英次郎#27
○国務大臣(畑英次郎君) ただいまの調停案についての方針がこれから決まるわけでございますが、仮定の話としまして、これの受け入れをしたということになりました場合には、食管の基本的な精神あるいはまた全量管理、基本計画、需給計画、そういうことを考えますと、食管法の改正問題の御審議をお願いしなければならない、さような考え方に立っております。
この発言だけを見る →浦
浦田勝#28
○浦田勝君 植防関係についてこれまた厚生省にお尋ねいたします。
限られた人員の中で植物検疫をやらなきゃならぬ。そういう人材が果たして今の体制で整うのかどうか。大体今承りますところによりますと、一人で二千件というようなことでありますから大変な御苦労でありまして、そんなことができるわけはございませんから、その点をお尋ねいたしたいと思います。
この発言だけを見る →限られた人員の中で植物検疫をやらなきゃならぬ。そういう人材が果たして今の体制で整うのかどうか。大体今承りますところによりますと、一人で二千件というようなことでありますから大変な御苦労でありまして、そんなことができるわけはございませんから、その点をお尋ねいたしたいと思います。
大
大内啓伍#29
○国務大臣(大内啓伍君) 御案内のように、輸入米の検査につきましては、出先の買い付け、積み出し、そして本土到着の三段階で厳重な検査をやっているわけでございますが、特に輸入米の決定が行われました十月以降につきましては、御指摘のような検査体制の不備があってはならぬということから、これまでの食品衛生監視員というものを百六十五名から百九十五名に増員をいたしまして万全の体制を今とっているわけでございます。
一人で二千件というお話がございましたが、それは何かの間違いではないかというふうに考えております。
この発言だけを見る →一人で二千件というお話がございましたが、それは何かの間違いではないかというふうに考えております。