味村治の発言 (政治改革に関する特別委員会)
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○参考人(味村治君) 設置法では、人口基準を基本とすると、人口格差が二倍未満となるようにすることが基本だと、こう書いてあるわけでございます。これが区割り基準をつくる際の一つの基本でございます。それから、行政区画、地勢、交通事情等の諸事情を勘案するといういわば考慮事項が書いてあるわけでございます。それから最後に、各都道府県につきましては各都道府県に一人ずつまず最初に配分するということが書いてあるわけでございまして、この三つを組み合わせて基準をつくらなければならないということは先生の御指摘のとおりでございます。それで、審議会といたしましてもその基準を組み合わせてこの基準を作成いたした、そのように御了解を賜りたいというふうに思うわけでございます。
それで、人口基準を優先するということはけしからぬではないかということでございますが、これは投票価値の平等ということはやはり非常に大切なことであるというのが私どもの認識でございまして、そういったことから設置法に格差二倍未満ということを基本としろということが書いてあるということから、それを具体化するにはどうすればいいのかということでいろいろ先ほど会長が申されましたように議論をいたしました。
その中では、先生のおっしゃいますような、何と申しますか、比例的と申しますか、そういうような議論は確かにございませんでしたが、非常に熱心な議論を重ねたわけでございまして、その結果、現在とっております偏差基準と偏差方式というのを採用いたしたわけでございます。
できるだけ投票価値が平等になるようにするということは一つの理想でございますので、平均値から三分の一以上はないとか、三分の二未満はないとかいうのが、これがまあ理想ではないのかということで、理想と申しますか、少なくともこの設置法に定めております人口格差二倍未満とするということの精神に沿うのではないかと、こういう考えでございます。