中島洋次郎の発言 (法務委員会)
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○中島(洋)委員 ありがとうございました。
それでは、せっかくの機会ですから、裁判所を担当する司法行政全体についてもちょっとお聞きしておきたいと思うわけでございます。
最近は、司法の改革ということも言葉の上では叫ばれております。その中身の議論はまた次の機会に譲るとしましても、やはり司法というものが国民にとって利用しやすいものでなくては困る。近代国家におきましては法治国家、法が国を治めるのだという理念があるわけでございますが、司法が国民に対して開かれたものでなければ、これは法の支配という近代国家の理念にもとると思うわけでございます。その意味で、やはり裁判所は国民に利用しやすいものであってほしい、私はそれはぜひとも必要であると思うわけでございます。
現在、伝え聞くところによりますと、法制審議会におきましても民事訴訟法の改正作業が行われているということでございますが、そういった制度改革の面もこれは大事でございますが、制度改革だけでなくて、現在ある制度の運用面などにおきましても、裁判所側としまして、国民により利用しやすいものにするために工夫する余地が実際はあるのではないかと感じるわけでございます。
特に裁判所、幾つか、いろいろな種類があるわけでございますが、その中でも簡易裁判所と家庭裁判所、その二つにつきまして、裁判所としての性格上そういった配慮をする必要が特に強いと私は思うわけであります。御承知のように、簡易裁判所、簡裁は比較的少ない額の民事訴訟を扱う、まさに庶民の日常的な紛争を解決することを担当する裁判所でありますし、また、さらに家庭裁判所、これはその名のとおり家庭のための裁判所でありまして、家庭内の紛争をその実態、実情に即して解決していこうという裁判所でありますから、簡裁、家裁ともに、これは庶民の側にとって言えば、いわば駆け込み号とでも言える性格を持っていると思うわけであります。そういう意味からしましても、他の裁判所以上にぜひ利用しやすいようにしていっていただきたいと思うわけでございます。
そこで、ことし九月、東京家裁と簡裁、これが新しい庁舎をつくったというふうに聞いております。この経緯についてちょっとお聞かせ願いたいと思うのです。