松田岩夫の発言 (外務委員会)

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○松田委員 一般的なそういう話はもう何遍も聞いてきたわけでありますし、その程度のことであれば、両大臣が意見交換するほどのこともないわけだと私には思われるのですが、日米安保体制の意義といったことについて、もっと真剣に突っ込んだ御検討をしておられると思うし、されるのではないかと思うのです。
 私の理解では、九月にでもまた日米安全保障閣僚会議というものを開かれる。もちろん日米安保条約の意義とか再定義といったことに限らず、さらにその新しい意義を実現するために整備すべきことを含めてお詰めになると思うのです。しかし、やはりその前提となる新しい環境下における日米安全保障条約の意味というものについて、この際しっかりと、国民全部とは申しませんが、一つのしっかりとした認識を持っておくことが我が国の世界における輝かしい生き方をつくり上げる上でとても大事だということは事実でありますから、この安保条約の新しい意義については次回一つ一つ御議論させていただきたく思いますが、そういうことをしっかり今検討しておるということはいいですね。
 さて、今度の防衛協議では個別実作というものが大変重視されて議論をした。個別案件も大事であります。安全保障条約をしっかり実行していくために、担保していくために、詰めていないところが幾多もあります。そういう意味で、一つ一つしっかりとしていくことも大変重要であります。そのうちの幾つかについて確認をしておきます。
 これも今後さらに質疑を通じてしっかりしていかなければならぬ問題でありますが、一つは、ホスト・ネーション・サポート、このことであります。
 今度、在日米軍駐留経費の日本側負担分を決めております特別協定が今年度で期限切れになる。したがって、特別協定改定について、もちろん両国政府で今鋭意協議中であるわけでありましょう。この関連で、新聞報道ですからよくわかりませんが、どういう御議論があったのか。
 特に、日本の方からは、この米側が要請している在日米軍駐留経費の負担増について、財政事情が厳しい、だから十分なことはできないというようなことも報道されておるわけでありますが、まだ協議中だと思うので、どうなんだと聞いても今検討しておるところです、協議しておるところですと言うことでしょう。しかし、予算というものも大事でありますよ。財政事情が厳しいからという、これはいつも出てくる話なのですが、何が大事か、何をしなければならないかということがまず先決なのですよ。それを議論して、そして必要ならばやはりそれを調達しなければならぬのですよ、もちろん予算を無視してというわけにはいきませんが。
 しかし、いきなり、何かこれは新聞を読むと、私は新聞しか知りませんから、財政事情が厳しいのでということが出てきている。私からすれば何を一体議論しているのだと思われてしまうわけでありますが、中身についてきょうここで細かく言うことまではいきませんのであれですが、そういう言い方をしている問題の甘さというものを私は感じたので、あえて申し上げておくわけであります。
 したがって、逆にアメリカのナイ次官補などは、必要なものは出していただきたい、必要なものは予算を確保していただきたいと述べておることが新聞でも報道されておるわけでありますが、そのくだりだけで言えば、アメリカの言うとおりだなと私は感じたわけであります。
 非常に抽象的なことを申したようでありますけれども、しかし、ここは非常に大事な点でありますから、その点はよく意識して、本当にどういう意味で必要なのか、しっかり詰めていただいて、必要なものは予算上しっかり確保していく。何でもいいから防衛費をふった切れというようなばかなことを言う国会議員は日本の国会議員のレベルからいって一人もいませんから、心配は要らないと思うのであります。そういう意味で、あえて述べておきます。
 それから、ACSAのことも議論されている。これはもう当然です。日米安全保障条約ができてこのACSAができていない、まことに恥ずかしい限りであります。言うまでもありませんが、韓国や台湾はもちろん、そればどこでも安保条約に伴ってお互いに燃料や役務などを相互に融通しあうこの取り決めは当然必要なわけでありますが、日本はいまだにできていない。
 現在、防衛庁は平時に限ってこうした役務提供などができる協定の締結を検討しておられるようでありますが、先般、去年の八月、総理に提出された防衛問題懇談会報告書では戦時も含めた協定を想定しておられるわけでありますから、現在検討しておられるのは平時に限ったものなのか。まさに普通ACSAと言えば当然戦時も含まれるわけでありますが、戦時も含んだものを御検討されておられるのかどちらでしょうか。

発言情報

speech_id: 113203968X01619950510_069

発言者: 松田岩夫

speaker_id: 4025

日付: 1995-05-10

院: 衆議院

会議名: 外務委員会