松田岩夫の発言 (予算委員会)
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○松田委員 事後に詳細な報告書をいつもいただいていまして、事後にはわかるのです。しかし私は、だんだん今言ったような方向に、どういう言葉がいいのか、まあ戦略的ということでしょうね。戦略的と言うと何か日本語では少しニュアンスが伴うようですけれども、戦略的に活用していくということになればなるほど、やはり国会というものがもう少し関与していく枠組みをつくり上げていくことが絶対必要だ、私はそう思うのです。ですからぜひ、私どもも考えますが、ぜひ御工夫を願いたいと思うのです、事前にですね。主要なプロジェクトか何かその辺はいろいろあると思いますが、ということでございます。御提案しておきますが、ぜひお考えをいただきたいと思います。
さて、それに関連して具体的に二件ほどお聞きしたいわけです。一つは、中国への円借款であります。
中国の軍事動向というのは非常に私ども、皆さんもそうでしょう、心配をいたしております。兵器の近代化も進みますし、国防費も大変膨張しておると言っていいでしょう。さらに、他の核保有国が停止しております核実験、この一年間に三回地下核実験をやっておられる。もちろん日本はそのたびに強い懸念を表明されてこられた。日本ばかりじゃない、もう東南アジア初めみんな、世界がそうですね。核兵器の廃絶を願って国連決議をまさに日本のイニシアチブでされた。いいことだと思います。
しかし、そういう日本の立場を考えますと、いやわかった、じゃ、援助いただくかわりに核実験はやめると言われたのか、いや、そうは言っていませんと。一体何しているんだと言われる人から見ると、何でそんなところへ援助をやるのと。核廃絶の決議を、駆けずり回って、アメリカを説得し、もう一生懸命やった。その思いの人たちが、一方では核実験そのまままた続けますよと言っている国に三年間で六千億円程度の、まあ円借款ですけれども、それにしてもやはり低い金利で、まさにODAですよね、そういう感情。しかも、何遍言っても言うことを聞いてくれない。何遍も言っておられるのですよね。我々も行くと言ってスを想定しながら、これはだめですよ、これはいいですよというようなことを考えながら、この問題も見直しの対象にしてもよろしいのではないかなというふうに考えております。
この問題の締めくくりとして、これもやっぱり見直しの対象になるのかもしれぬけれども、PKOという活動、これは自衛隊の大きな任務ですね。PKOという活動を、自衛隊、今は従たる任務で雑則で決めているけれども、これを三条の主たる任務に格上げするということも私は考えてもいいのではないか。このPKOという、いわゆる日本型PKOです、これは。まさに我々がやっているのは、日本型PKOというのは、本当にとうとい行為であり、人権を守り、平和を守り、人道的な非常にとうとい行為です。
それは、今は従たる任務であり、百条の雑則で決められているけれども、これを三条の主たる任務に格上げすることも考えてもいいのではないかというふうに私は思います。
PKOという仕事は、これはまさに平和国家がやるべき仕事なんです。平和は、本当の意味での平和国家がやるべき仕事である。人権を本当に考えている国がやるべき仕事だ。人道を重んずる国がやるべき仕事だというふうに思いますので、これは三条に格上げしてもよろしいのではないかと思いますけれども、その点についてはどんな感じを持っておられますか。