大浜方栄の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)

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○大浜方栄君 これは、私が今ここで申し上げるのはどうかと思うんですけれども、この政治的配慮というのは、例えば「むつ」の原子力船帰港の問題、あるいは神奈川の池子の米軍住宅の問題、あるいはまた福井のプルトニウムですか、あれの原子力発電所の問題等で政治的ないろんなことがなされて、それでスムーズにいっているんですよね。
 私は、これ返事はなくてもいいですから、それぐらいの国の大きい配慮がないとなかなかできないんではないかと、こう思うからそれを申し上げるわけですけれども、例えば「むつ」の場合、原子力発電所でいろんな、原子力三法ですか、もう時間がないんでこれは詳しくは質問できないのを残念に思うんですけれども、ここに地元と政府あるいは地方自治体との合意書と、私はこれ今勉強しておりますけれども、この防衛施設周辺の生活環境整備法に基づいて交付金が出されていることは、これ当たり前のことで、とりたてて言うほどのことはないと思いますけれども、「むつ」の場合には漁業補償というような、なかなか普通は考えられないような思い切った、これがいいか悪いか、これはまた歴史が答えるところでありますけれども、そういうような問題。
 それから、「もんじゅ」と原子力発電施設の問題等を、いろんなことを政治的な配慮でなされてスムーズにいっているということがあるから、私は、那覇軍港の移転先の問題はそういうことを考えてもなおかつ難しい問題があるので、今からいろんな準備を、選択肢をたくさん持っておって、地元と国とが真剣に話し合いをしないとなかなかいかぬのじゃないか、こう思っているところです。これは返事はようございます。そういうことです。
 次は、同じく那覇軍港の跡地利用の問題でございますけれども、今、那覇市の方からこの跡地利用に関して既にウオーターフロント計画、ウオーターフロント交流ゾーンですか、そういう計画などが出ております。私は、これ非常に大事なことじゃなかろうか、こう思っておりますので、そのことに関してちょっと御意見を拝聴したい、お願いをしたいと、こう思うわけでございます。
 この那覇軍港は、御承知のとおり那覇空港と隣接しているところであり、また那覇市と非常に近い、那覇市の中にあるんですね。都市開発上もこれは日本じゅうどこを探してもこういう問題、ウオーターフロンド計画というのはないんじゃなかろうかと、こう思うわけでございます。そしてまた、それは東南アジアとの空の玄関口にもなるし、また海の玄関口にもなる、こういうことを一つ考えていきますと、私は、二十一世紀に向けてのこの那覇軍港のウオーターフロント計画というものは大変な夢を秘めていると、こう思っています。
 しかしながら、この返還軍用地の跡地利用を考えてみますと、今までにこれが利用されるまでに大体平均でも十四年から十六年かかっている状況でございますから、このことを考えると、今からこの跡地利用を本格的に考えていっても決して遅くはないんだと、こういうぐあいに思っております。これは何もただ単に那覇、沖縄が発展するということだけではなくて、日本の今後の二十一世紀の環太平洋時代を考えた場合に、日本政府としてもこのことを、積極的にグランドデザインを描いていく必要がある、私はこう思っております。また、それをやることが那覇軍港問題移転先を考える、地元の協力を得る大きな解決への一つの方法じゃなかろうかとも考えているので、お伺いをするわけでございます。
 この那覇軍港の返還がもし実現するという場合には、これは今まで軍事的に利用されていたものが一転して平和に利用される、民活に利用されるということで、日本政府にとっても私はこれはかってない大きなテーマである、モデルケースである、世界にも示せるようなモデルケースであると思っておるので、あえてこのことをお伺いするわけですが、私が申し上げたいことは、立法措置も含めて、今から地元も沖縄開発庁も防衛施設庁も勉強していくべきであると、こう思っております。
 那覇軍港の返還がまだ決まってもいないのに何を気の早いことを言うと、差しさわりがあると思われるかもしらぬけれども、しかしこういうスピーディーな時代には決して僕は今からでも早くはない、こう思っておるので、ぜひ前向きの御答弁をいただきたいと、こう思うわけでございます。

発言情報

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発言者: 大浜方栄

speaker_id: 3523

日付: 1995-03-10

院: 参議院

会議名: 沖縄及び北方問題に関する特別委員会