大浜方栄の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○大浜方栄君 今、総務局長からいろいろ御報告がありましたけれども、沖縄の振興開発を図る上で大きな課題の一つは、私は製造業の振興の問題だろう、こう思います。
沖縄が日本本土に復帰してから今日に至るまで、沖縄開発庁並びに地元沖縄側の大きい目標の一つは、本土との格差是正をどういうぐあいに解決していくかと、こういうことであったと思います。今までに、第三次振計に至るまでさまざまな試みがなされてきたところですけれども、沖縄の製造業は、残念なるかな、全体的に見た場合に非常に基盤が脆弱であると言わざるを得ないんですよ。
これの具体的な数字を、実はいろいろないかと思って調べてみましたら、県民一人当たりの工業出荷額というのがあるんですね。それを計算させてみたんです。恐らく、僕は、この工業出荷額というのはこの沖北の委員会で初めて出てくる問題じゃなかろうか、こう思っているんです。それは、驚くべきことに、沖縄県の工業出荷額、県民一人当たりの出荷額は全国平均の一七・六%、平成五年度の時点で全国平均の五分の一にも満たないんですよ。
だから、今まで沖縄と本土との格差のメルクマールになるものは県民所得だったですね。本土の県民所得の七五%しかないとかいうことが皆さんが納得する数字だったけれども、この工業出荷額を見ると五分の一しかない。これじゃ幾ら第一次振計、第二次振計、第三次振計でいろんな政策を立てて、それから金を注いでも、僕はこれを上げない限りなかなか格差は縮まらぬじゃないか、こういうぐあいに思っておるんですよ。だから、本土との格差是正の大きい大きい原因の一つは、沖縄の製造業をいかにして振興させるかという問題じゃなかろうか、私はこういうぐあいに思っているんですよ。
ちなみに、類似県と言われている鳥取とか島根、宮崎、鹿児島、こういうのを見ますと、鳥取が六八・一、島根が五〇・三、それから宮崎が四○・六、隣県の鹿児島が三九・二、沖縄が一七・六%。二〇%以下というのは沖縄だけですよ。
だから僕は、製造業の振興こそは格差是正を図る大きい施策の一つだと思っておりますので、それでお伺いをしますけれども、この製造業が振るわない原因はどこにあると開発庁は思っておられますか。