森井忠良の発言 (厚生委員会)

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○森井国務大臣 十月六日に東京地方裁判所及び大阪地方裁判所から出されましたエイズ訴訟に関する和解勧告につきましては、これを厳粛に受けとめ、政府部内で謙虚に検討いたしました。
 裁判所の所見及び和解案につきましては、全体として厳しいものになっていると受けとめておりますけれども、せっかく裁判所が示した和解の枠組み、すなわち、法的責任の存否の争いを超えて広く社会的・人道的立場に立って早期に救済すべきだとしておりまして、こうした考え方に基づきまして具体的な和解案が示されておりますことを私も総合的に判断をいたしまして、大筋において受け入れることができるものと考えまして、和解の席に着くことにいたしました。
 裁判所の期限は二十日でございましたけれども、三日ほど早く十七日に既にその意思表示をしたところでございます。すなわち、国といたしましては、いわゆる恒久対策など裁判所がなお協議をしなさいという事項が残されてはいるわけでございますが、裁判所の和解勧告の趣旨を重く受けとめをいたしまして、これから対処してまいりたいというふうに考えております。
 この裁判が係争中の間にも相当数の血友病患者の方がお亡くなりになっていらっしゃいますし、また、現在もなお深刻な闘病生活を送っていらっしゃる方もいらっしゃるわけでございますから、そのことを考えますと、まことに心の痛む思いをするわけでございます。こうした患者の方々が置かれている状況にかんがみまして、本件の解決が長引くことは何としても避けるべきである、こう考えて和解の席に着くことにしたことを御理解いただきたいと存じます。
 今後、裁判所の主導のもとで、裁判所の和解勧告の趣旨、つまり、法的責任の存否の争いを超えて広く社会的・人道的見地に立って早期に救済を図るべきであるとしております点に沿いまして、早期解決に向けて私といたしましても全力を尽くしてまいりたいと思うわけでございまして、皆様方の御支援を心からお願いを申し上げます。

発言情報

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発言者: 森井忠良

speaker_id: 6858

日付: 1995-10-24

院: 衆議院

会議名: 厚生委員会