松田岩夫の発言 (予算委員会)
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○松田委員 PKF本体業務というのはまさに日本の、PKFそのものが日本語でございますが、典型的なPKO活動そのものでございますから、いわゆる、例えば明石先輩がこの国連のPKO活動について三つの類型が出てきた、最初に生まれたのがこのPKOだ、典型的なPKOだ。我がPKO法はこの典型的なPKO、国連の明石さんが言う典型的なPKOを実現すべくできておるわけでございますから、そのまさに本体がこの我々が言うPKF本体業務でございますから、典型的な、まさに教科書的なPKO活動そのものをやろうというのがあのPKO法でございます。
その後、カンボジアに出ましたね。カンボジアはまさに戦争が終わった後、民主的な社会をつくり上げるまでの包括的な平和のプロセスを国連が取り上げた、PKOで取り上げた。新しいタイプだと言えば新しいタイプでしょう。これを二つのタイプとおっしゃっておられました。
三つ目のタイプが、まだ停戦ができないけれども、事前に人道的な見地からある程度の強制力を持って参加していく。これがソマリアだ、ボスニアの経験だ。ガリさんはこれを平和執行部隊などとして提案をされておられましたが、こういうやり方は少し行き過ぎだったかなと国連も反省をしておられる方が多いです、ガリさん自身もそうですが。
私も、そこまでは国連の現在の実力からすると無理かなと思っておりますが、しかし、我が国が三年前に決めましたPKO法というのは、まさに明石さんの言う典型的なPKO活動そのものができるような法律でございまして、その中の業務がPKF本体業務ということで凍結になっておる。PKO活動を本当に積極的にやっていこうといたしますと、まことに残念な凍結でございますということを重ねて申し上げて、ぜひ政府におかれて、与党三党は凍結の解除を当分行わないと申し合わされたそうでありますが、その当分は一日か二日ということはない。それはともかく、ぜひ御検討を続けていただきたいと思います。
同時にもう一点。武器使用の問題でございます。
現在は、皆さん御存じのように、みずからの安全保持のため、自衛隊員個々人が必要と判断した場合のみ可能、こうなっておるわけでございます。ちょうど、ここに持ってきませんでしたけれども、本年版の防衛白書にもこの点が取り上げてあります。「個々の隊員の判断によるものとされている武器使用について、隊員の心理的負担が大きかった」、大きかったとわざわざ指摘されておるわけであります。このことは御存じでございますね、総理。PKO活動に参加してくださる自衛隊員の皆さんのことを思えば思うほど、この点は真剣に検討してあげねばならぬと私は思います。
この白書に載せるに当たってもいろいろ議論があったそうでございますが、自衛隊部隊指揮官の強い要望があってここに載せた、こういうことでございます。指揮官の立場に立ては当然だと思うし、我々にかわって行っていただく自衛隊の皆さんのことを思うと、この武器の使用の現在の規定は少なくとも見直しの対象にして、しっかりと検討していただきたく思いますが、この点はどうですか、総理。