松田岩夫の発言 (予算委員会)

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○松田委員 与党のどなたかに来られたことなんで、それを見たいといってもこれは政府の方にはないわけですね。与党で聞かれて与党がそう判断されて、外務省としてはそれを信ずる以外にない、こういう立場なんですね。わかります。
 例えば韓国の金太智駐日大使、これは去る九月二十日ですが、東京のホテルで講演されて、既に、九月二十日といいますと与党は米第二次支援、追加支援を決めていたときで、決めた後でございますが、日本は北朝鮮の全容淳書記の発言について「解明されたとしているが、全容淳書記の返事の内容をみれば、まだまだ問題がある」、こう言っておられるのです。これは公開の講演でございます。もちろん、韓国大使の話ですので、日本の政府の要人の話ではありませんけれども。
 同時に、もう一点気になるのは、その上で、「やってはならないとは言っていないが、日本と韓国の協調関係があるわけだから、韓国からみても納得のいく形でやってほしい」、この後段の部分、これも非常に大事なポイントなんです、これ、ちょっと後でまた取り上げますけれども。この金太智駐日大使という方が、「全容淳書記の返事の内容をみれば、まだまだ問題がある」、こうおっしゃっておられるわけであります。
 外務大臣、政党間でいろいろお話し合い、交流があって、いろんな議論をされる、結構でございます。しかし、米支援というのは政府がなさるわけでありましょう。
 で、一方、この全容淳労働党書記、この方は北朝鮮においてはしかるべき方だと私は理解しております。その方が、私からすれば幾ら何でもと思う発言をこの「マル」という雑誌の中でインタビューで述べておられる。そして、このインタビュアーの在米韓国人牧師チョン・ギョルさん、その後、いや実際に全容淳さんからしっかり聞いた話をそのまま載せてあるんだ、また別にそういうことをおっしゃっておられる。
 だれの話を信じたらいいのかわかりませんが、政府としてこの全容淳さんの発言はどう受けとめ、どう正確に、ただ与党の方のお話だけで済ませた、こういうことでございますか。それとも直接全容淳さんと——北朝鮮とはもちろん国交がありませんけれども、事務レベルの折衝は続けておられればこそ、こうして今、米支援も決まっていくわけであります。外務省は、ちゃんとパイプを持っておる、こうおっしゃっておられる。外務省のパイプでは、どういう確信が得られたんですか。あるいは全然外務省のルートを通じていないんですか。与党の方のおっしゃったことをそのままうのみにしているんですか、政府は。
 信じていいということならば信じていいんですが、信じてはいけないという話があちこちから出ておるものですから、あえて申し上げておるわけでございます。

発言情報

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発言者: 松田岩夫

speaker_id: 4025

日付: 1995-10-12

院: 衆議院

会議名: 予算委員会