森井忠良の発言 (厚生委員会)
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○国務大臣(森井忠良君) 先生御指摘のように、臓器移植法案につきましては衆議院で審議中でございますが、まだ衆議院を通過するめどが立っておりません。私も非常に心配をしているわけでございます。
もう経過は御存じのとおり、脳死臨調が一定の結論を出しまして、それを受けて臓器移植について取り組むという閣議の決定がございまして、また国会におきましても衆参両院議員によります各党協議会というのをつくりまして、最終的にまとまったのが臓器移植法案でございます。
各党協議会等で議論をいたします場合も確かにさまざまな意見がございました。もっと議論をしようということも含めまして意見はございましたけれども、去年の四月十二日に衆議院の方に提出をして今日に至っているわけでございます。
私の場合は、去る八月八日に入閣をしたものでございますから、今まで提案者の筆頭であったわけでございますが、今外されておりまして、内閣の一員ということになっておりまして、気持ちは焦りながらも、法案の内容について、あるいは審議の仕方について私の口からこうしてくださいということを申し上げる立場にないわけでございまして、ぜひ御理解をいただいておきたいと思います。
ただ、厚生省といたしましては、なるべく早くこの法案を成立させていただきたいと思っておるわけでございまして、もう御存じのとおり、先進国の中で臓器の移植ができないのは残念ながら我が国だけでございます。そして、現実の問題として、患者さんは国内でできないものでありますから、それこそ涙の出るような努力をされて、多額の費用を使って海外で手術を受けていらっしゃいまして、相当高い成功率を見ていることはもう先生御案内のとおりであります。ところが、海外へ出るといいましても、今、国によってはもう外国人まで手が回らない、自国の国民だけだという国もふえてきておりまして、大変私も心配をしておるわけでございます。できるだけ早く衆議院でも審議をして結論を出していただきますようにお願いをしたいと思っております。
たまたま明日、愛知県で衆議院の厚生委員会の第一回目の公聴会をやっていただけるようでございますが、皆さんの御支援もいただきましてこの法律がなるべく早く成立てきますように、また私としても厚生省でできる限りのお手伝いはさせていただきたいというふうに考えておりますので、御理解のほどをお願いいたしたいと思います。