景山俊太郎の発言 (逓信委員会)
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○景山俊太郎君 きょうは時間がありませんので、もうちょっと追及したいわけですが、仰せいっぱい質問しなくてはいけませんので、このくらいにしたいと思います。
次に、オウムの報道について伺いたいと思います。
これも何か偏見のような感じがするんですが、オウムの報道に関して、NHKさんだけではないと思いますけれども、何だかオウム寄りの感じを与えるような報道を感じたことがあるんです。例えば名前の呼び方ですが、麻原は、麻原こと松本何がしと言われればいいんです。それからサティアンというのは、サティアンと呼ばれる建物と言うのが正しいのではないか。オウムが発表したとおりの名前で呼ぶというのは、何だかそういう感じを、私は田舎者ですから受けるような感じがするんです。
これもNHKの方でどういうふうに報道、この問題に限らずですけれども、そういう問題が起きたときにチェック機関であるとか委員会、そういうところで御検討になっているんだろうか、ただ単にそういう言葉的に報道されているんだろうか、そういうことを伺いたいと思います。今からたくさん裁判が行われて、その結果が毎日のように報道されてまいりますけれども、今のところ起こったことの事実を羅列しているように感じますし、また今からもそうかなというふうに思います。オウムのような化け物宗教が生まれた戦後の背景であるとか、なぜ捜査がおくれたのか、そういった奥行きの深い報道にそろそろ取り組まれてみられたらいかがかなというふうな気もいたします。
それから、やっぱり宗教に対しまして非常にあいまいに扱っているような感じもいたします。戦後五十年、確かに宗教に対しましてはだれもがさわりたくないということでございました。しかし、憲法に信教の自由がうたってあります。NHKさんとしてはこれは難しい問題かもわかりませんけれども、宗教の自由、そして信教の自由というものをどういうふうに位置づけて報道されるか。哲学的な問題で申しわけないんですけれども、ただ単に事実の羅列がいいのか、そういうところまで深まっていくのがいいのか、いろいろ御議論があろうと思いますけれども、伺いたいと思います。
宗教法人というのは、信教の自由を盾にして人の自由を侵したり人に危害を加えては絶対いけないわけでありまして、オウムのようなのは全くの邪教中の邪教であろうと思います。宗教も自由も人の心の中にあるわけなんです。それは日々変化する場合もあります。我々の宗教観をどうとらえて今日のオウムの報道をされているのか、または宗教というものを取材されるに当たって非常に御苦労があろうと思いますけれども、もしその御苦労話でもあれば伺いたいと思います。