初村謙一郎の発言 (決算委員会第三分科会)
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○初村分科員 新進党の初村謙一郎でございます。
金融特別委員会に大臣も御出席ということで、きょうは政務次官、それから局長さん、総務審議官、お越しをいただきまして、ありがとうございます。
まずお聞きをしたいことは、実は平成二年ぐらいから工事が始まっております長崎県の諌早湾干拓事業でございます。干拓事業は、今の農業の状況でまだ干拓をやって営農をやるのかというふうな非難もありましたけれども、この諌早湾の干拓については、昭和三十二年の諌早湾の水害の防止、要するに、干満差が非常にひどくて、満ち潮のときに大雨が降ると、一級河川である本明川から水が流出しない、市内全体が水没してしまうという状況の中で、昭和三十年代から南部総合開発、それから諌早湾防災総合干拓事業というふうに、防災を主眼に置いた干拓事業であるという認識を私はいたしておりますけれども、いつしかこの防災干拓事業の名称すら諌早干拓事業というふうになっておりますけれども、農林省としてこの干拓事業の必要性といったものをどういうふうに認識をされているのか、お聞きをしたいなと実は思っております。
平成二年に外堤防のくい打ちが始まりまして、この周辺地域は実は非常に地盤が弱くて、大きい石をぽんと投げると、例えば隣の町がぽんと畑が浮き上がったとか、軟体動物的に非常に地盤が弱いわけでありまして、一部漁民の間では実は八大竜王という話がありまして、海を扱うと山が怒るんだというふうな話がありました。
時を同じくして、平成二年の干拓事業の着工と同時に、雲仙・普賢岳が近隣でありますので、噴火をし始めたという話がありました。実は私も農林水産委員会で、この干拓事業と雲仙・普賢岳の関連性といったものがあるのではないかということで委員会で質問通告をしましたら、国土庁の防災課長さんが、農林省の事業だから国土庁は関係ないよということで、質問通告をしたにもかかわらず、お見えになりませんでした。
役所というのはそういった縦割りなのかなという感じがいたしておりますけれども、いずれにいたしましても、この諌早湾の干拓事業の必要性とその認識について、農林省からお伺いをしたいというふうに思っております。