初村謙一郎の発言 (決算委員会第三分科会)
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○初村分科員 今言葉では大規模な野菜とか肉用牛とかという話で、北海道じゃないわけですから、大規模に肉用牛をやって果たしてどうなのかな、じゃ、野菜を大規模にやって本当に、今十アール当たり百十三万、百万超えていると私は思いませんでしたけれども、これで本当に入植者の方がおられるのかなという感じがしております。
これは地元ともよく協議をされて、本当にしっかりとした農業の指針を示しながら、日本の農業をこうやっていくのだ、その中で干拓ではどういうことをやっていくのだという指針を示しながら、ぜひ協議を進めていただきたいなというふうに思っております。
それから、もう一つ、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、実は採砂ですね、サンドコンパクション工法という工法で実は外防がつくられておると思います。私も、ダイビング協会の会長をしている関係で、水中に潜っていただいて写真撮影をいたしました。特殊な機械でありまして、その砂によって起きる粉じんみたいな、海中で起こりますけれども、非常に濁っております。当然、船底にスカートみたいなものをはかせて、砂をこうやって打ち込まれるわけですけれども、それでもやはり濁ってしまうのですね。当然ながら、その微粒子が稚貝に影響をして、一晩で数十万とか月に何百万と揚げていたタイラギ漁がとれなくなっている。
これはかなり影響があるのではないかという心配をしまして、地元の干拓事務所、それから九州農政局にも、数年前にも実態を調べてくれというふうなことを言いまして、いや、影響ありませんよというふうなお答えでありました。実際、干拓事業が始まってからやっている。しかも、その稚貝が育つところにちょうど砂がとれるスポットがあるわけですけれども、湾内の近いところでそういった砂をとる。
外から砂をとることはできないのですか、陸上から砂を運ぶことはできないのですか、あるいはもう少し沖の方の影響のないところで、漁業に影響のないところで砂をとったらどうですかという話もしましたけれども、予算が高いですと。しかし、むしろそういった予算よりも、環境の問題であるとか、あるいは漁業者に迷惑をかけているという現状の認識からすれば、私は、当然そうしてしかるべきではなかったのかなというふうな感じがいたしております。
昨年の暮れに、これは新聞の書き方もちょっとおかしいと私は思うのでありますけれども、干拓の関係者が、タイラギの不漁は工事の影響であるという趣旨の発言をしたとかしないとかということがあります。しかし、前提として防災である、しかもこのタイラギの分も含めて、農林省は漁業補償もしているという観点に立ては、むしろそれはそれとして認めながら、環境を汚染しない、あるいはできるだけ漁民にも迷惑をかけない方法で砂をとる方法があるのではないか、海中からあるいは海上から運ぶことができるのではないかというふうに私は思っておりますけれども、その辺はどうでございましょうか。