佐藤剛男の発言 (決算委員会第四分科会)

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○佐藤(剛)分科員 亀井運輸大臣に御質問の機会を得まして、非常に光栄でございます。
 運輸大臣におかれましては、国会の中で運輸行政に最も通じておられる大臣が大臣職につかれまして、特に、ただいま荒井代議士からお話がありましたが、福島県はいろいろな面で運輸省にお世話になっておりまして、運輸省のおかげなくして福島県の発展もありません。日ごろ本当にお力をいただいていることに感謝申し上げる次第でございます。
 福島は、今荒井代議士から空港の話がありましたが、福島空港、それから相馬港、小名浜港という港がございます。そして常磐線という、私の選挙区のことで申しわけないのですが、今度浜通りというところが選挙区になりまして、浜の男、佐藤剛男ですなんて言ってやっておるわけでございますが、相馬港、それから原町というところがあります。それできょう、こんなことで、お願いのような質問、お願いのような意見陳述になって恐縮なんですが、一つは、スーパーひたちにかわるものとして、スーパーひたちをやめるというのではなくて、スーパー原町、スーパー相馬をぜひ実現していただきたいというのが一点なんであります。
 それから第二の点は、ずっとその脈絡で申し上げさせていただきますが、今福島空港の問題でお世話になっておりますが、空港へのアクセスということでいきますと、どうしても将来は、東北本線の須賀川から空港への乗り入れというような問題が必ず大きな課題になってくるだろう。
 それから、仙台空港というのを持っているわけでありますが、この仙台空港というのは、私も使ったことがあるのでありますが、意外に、仙台市から結構時間がかかるのです。自動車で行きましても一時間近くかかる。東北本線に岩沼という、常磐線と東北本線の分岐点のところにあるのでありますが、その岩沼から仙台空港への乗り入れ、そして仙台空港と福島空港をスーパーエクスプレストレイン、超高速、時速二百四十キロだか五十キロになると思いますが、そういうような形で、仙台、岩沼、福島、郡山、須賀川、福島空港、そういうふうになりますと、福島県が二つの空港を持てるようになるわけでございます。
 そして、今おかげさまで相馬港の港湾開発もまた小名浜の開発も成っておりまして、アジアの中の相馬港、相馬市長、今野市長さんとおっしゃるのですが、非常に熱心にやっておられまして、アジアの中の港になってくるのじゃないかと思っております。水深が十五メーターのところというのが今日本にはないのですね。シンガポールには四つのものがあるのですが、これからやはり港もアジアというような観点で、国土総合開発計画の第五全総には、ぜひそういうアジアの中での港、アジアの中の飛行場というような観点で、地域連携というものを推進していく必要があるのではないかということを日ごろ力説している者の一人としまして、そういう面で港湾の点もお願いしたいと思うわけであります。そういう観点で、私の持ち時間を活用させていただきます。
 それで、最初に一つ、スーパー原町あるいはスーパー相馬、簡単にいいますとスーパー浜通りということであります。私の選挙区の相馬、原町、相馬地域というところでございますが、そういう観点でちょっと質問、お願いをしたいと思います。
 実は、この浜通りということの重要性を申し上げますと、原子力発電の五分の一があるところが浜通りであります。今日本の原発による発電力、これが四千五百万キロワットまでいっていないのです、四千百五十万ぐらいなんですが、これを約五十基で動かしているわけであります。これを将来七千万キロワットにしなければならない。そうすると、四千五百万で今五十基ですから、平均しますと大体九十万、百万キロワットいっていないのです。それで、福島はそのうち十基あるのです。
 そうしますと、基数でいいますと二〇%の原発を持っておる。しかも、それだけで電力量でもほぼ一千万キロワットを超えております。福島県の原発を三基ぐらい定期検査でとめますと、東京は真っ暗やみになるわけであります。そのぐらいの非常に重要なる意味を持っているところであります。
 ところが、この浜通りというのは原発を誘致した恩典が非常になくて、その地域の人たちはチベットだなんて言っておりますけれども、私も選挙地域が変わったので行ってみますと、ははあ、なるほどこれはチベットみたいだなという感じの、交通の面についてはそう感ずるわけであります。
 スーパーひたちで日立まで行くのは結構ぽんと行くのですが、あとはちょんちょんと毎回各駅で行きまして、また最終便も、私は福島なんですが、仙台に行って新幹線に乗りかえて帰ってくるわけです。そうすると、もう原ノ町あたりの駅に行きますと、スーパーひたちを使って、一時間ぐらいしか滞在できません。いられないのです。もう最終便がなくなってしまう。
 それから、一つお願いしたいのは、便の拡大ができないか。便数であります。それから、高速化の意味においてスーパー相馬、スーパー原町、スーパー相馬地域とでもいいますか、そういうどこかの地域にスーパーひたち並みのものを延ばしていっていただくことができないか。
 これは技術的にはそんな難しいことではないということを私は聞いております。既存の軌道を使いまして二百キロから二百五十キロぐらい出るという話も技術的に可能だというようなことを聞いておりますと、ぜひその便数の増大と高速化、そして複線化なんです。複線化なんですが、ここまでのところでまず実質的にできる最大限可能なものを早急にひとつ着手していただく。
 そして、その大義名分は、けさも自民党の中のところでは、原子力発電を持っておるところの各市町村が集まって、ひとつ法律をつくってくれとか、いろいろな陳情があったわけでありますけれども、広域的なそういう効果のあるものをつくってください、そうしませんとなかなか増設ができないですよとおどかされたわけであります。
 七千万キロワットやりますと、あと二十基から二十五基要るのですが、東京の北多摩郡のところとか南多摩郡に原子力発電を持ってくるわけにもいかぬでしょう。それから、神奈川県にというわけにもこれもいかぬだろうとなると、やはり既存のところを大切にしながら、その住民の皆さんの声をぜひひとつ吸収していただいて、そして要望、こういうことがあるとなれば、ああそうか、それならひとつ原子力発電の増設も喜んで引き受けよう、こういうふうな話になってくるのではないかと思いました。
 本題が長くなりまして恐縮でございますが、大臣、また鉄道局長におかれまして、ひとつ前向きの御答弁を賜りたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

発言情報

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発言者: 佐藤剛男

speaker_id: 8209

日付: 1996-05-30

院: 衆議院

会議名: 決算委員会第四分科会