橋本鋼太郎の発言 (決算委員会第四分科会)

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○橋本政府委員 道路は国民生活を支え、経済社会活動を支える最も基本的な施設だと考えております。その整備は全国的に依然として立ちおくれた状況でございます。渋滞、物流対策、防災、環境あるいは交通事故、いろいろな対策が必要でありますし、緊急に対応すべき課題が多い。これらのことにつきましては、都市部あるいは地方部、こういうものを問わず整備が急がれていると考えております。
 渋滞につきまして、特に時間やエネルギーのロスということで経済活動へ多大な損失を与えているということは全くそのとおりであります。時間損失だけでも年間全国で約十二兆円生じている、このように試算もされております。また排ガス、騒音等の増加を引き起こしており、渋滞の解消に向けて強力な対策が必要と考えております。
 さらに物流についても、国民生活の向上と経済の進展に伴い、国民の物流ニーズが多様化しあるいは高度化しておりますが、一方トラックの輸送効率は低下しておりますし、大型貨物車の都市内の走行が極めて多い、交通量が多い、そういうことから交通渋滞、排ガス、騒音などの環境悪化、このようなことが問題になっております。物流システムの高度化、効率化等の物流対策についても積極的に対応していく必要があると考えております。
 このため、現在進めております第十一次の道路整備五カ年計画におきましては、バイパス、環状道路等の体系的な道路ネットワークの整備あるいは踏切の連続立体化などを実施しておりますし、さらに、新渋滞対策プログラムということで緊急的な渋滞対策も平成五年度から実施しているところであります。この中では、公共交通機関の乗りかえ用の駐車場の整備とかバスレーンの整備など、地下鉄とかバスなどの公共輸送機関の利用も促していきたい、車の利用の仕方も工夫していきたい、そういうようなソフトな施策も盛り込んでいるところであります。さらに、物流拠点等についても、物流拠点とアクセス道路を一体的に整備していこうというようなことも取り組んでおります。
 いずれにいたしましても、渋滞対策、物流対策の事業は極めて重要と考えており、平成八年度の予算でも大幅に伸ばしているのが実態でございます。
 御指摘のように、特に大都市におきましては、活発な都市活動に伴い大量の自動車交通が発生しております。渋滞対策、物流対策が重要な課題でありますし、通過交通を排除していく、都心への交通の円滑な分散導入を図るための道路網、例えば首都圏で申し上げますと圏央道とか東京湾湾岸道路あるいは首都高速道路の放射環状道路等極めて重要な役割を果たしていると思いますので、こういうものについて重点的な投資を図るように努力していきたいと思っております。

発言情報

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発言者: 橋本鋼太郎

speaker_id: 3752

日付: 1996-05-30

院: 衆議院

会議名: 決算委員会第四分科会