橋本鋼太郎の発言 (交通安全対策特別委員会)
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○橋本政府委員 交通安全施設の整備につきましては、三箇年計画あるいは五箇年計画を策定して、昭和四十一年以来実施してきております。
昭和四十一年からの第一次の三箇年計画は、達成率が一〇〇%でございました。それから第二次の三箇年計画は、達成率が六七・七%でありますが、これにつきましては二年で改定しております。そういう事情がございます。それから、昭和四十六年以降は五箇年計画を策定するということにしておりまして、一次から順次申し上げますと、一〇三・八、一〇三・九、それから第三次は八九・六、第四次が一〇〇・八、第五次が一一一%という、交通安全施設等整備事業五箇年計画の中で国が関与する特定事業の分、さらに道路管理者分の進捗率について申し上げますと、今御説明したとおりでございます。
なお、これとあわせて実施しております地方単独事業につきましても、おおむね達成率は一〇〇%近くいっており、あるいは一〇〇%を超えておりますので、そういう意味では進捗は順調であったということが言えるのではないかと思います。
さらに、今御説明いたしましたのは事業費ベースのお話でございますが、例えばその中で、道路管理者として重点的に実施してきておりました歩道等の整備について申し上げますと、昭和四十五年度末には歩道が設置されている道路というのは約一万七千キロしかなかったわけでありますが、平成七年度末には十二万八千キロの道路に歩道がついたという状況でありまして、歩道のついている道路のストックとしては七・五倍になったということであります。あるいは、横断歩道橋等につきましても、昭和四十五年度末は五千八百でありましたが、これが七年度末には一万六百と、約二倍近くになっております。そういう意味で、施設についての十分な整備の進捗が図られたものと考えております。
しかし、特にこの五カ年を振り返って反省点がないかという御指摘でございます。
今申し上げましたように、施設の整備を着実に実施してまいりましたし、現行の第五次五箇年計画においても、自動車駐車場、あるいは後続車に車線を譲るための付加車線の設置など、新しい施策もいろいろ盛り込んで、事故防止のためのいろいろな工夫をしてきたわけでありますが、残念ながら、目標としております交通事故死者数一万人をなかなか下回ることができない。あるいは高齢者の事故死者数が、他の年齢層が減少あるいは横ばいの中でふえてきているという状況でありまして、これらの状況については大きな課題であり、真摯に受けとめなければならないと考えております。そういう中で、社会情勢の変化等、これらに十分対応できる施策の展開が必要ではないか、そのように考えております。
そういう意味で、今後は、例えば科学的な手法に基づく、さらに事故率が高い箇所への効果的な事業の展開を集中的に実施していくというような点、あるいは歩行者空間の連続性の確保が必要であるという観点から、連続性を強調する、あるいは歩きやすい幅の広い歩道の整備をして、高齢者にも優しい道路としていくということが必要ではないか。さらには、道路の利用者の視点から、あるいは地域のいろいろな方々の意見も十分反映していくというようなやり方の面、安全点検等を含めて、この事業の進め方についてもいろいろ反省すべき点があるのではないかと考えております。