栗原博久の発言 (交通安全対策特別委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○栗原(博)委員 昨年の十一月三十日に、何としても平成七年には一万人にならないようにということで本委員会でも決議をしておるわけであります。しかしその決議に反して、十二月末には一万六百七十九人のとうとい人命が失われているわけでありまして、阪神大震災のあの被災者の約二倍に匹敵する方が、毎年、過去八年連続亡くなっているわけであります。
 こういうことを踏まえながら、今御答弁で、ハードの面、要するに道路とかそういうものは進捗一〇〇%、大変これはいいことである、私ども田舎においても横断歩道等もできてまいりましてすばらしいことだと思っております。しかし、その成否はやはり事故が少なくなること、それから死亡率が落ちること、それによって判断されることだと私は思うわけでありまして、先ほど大臣からも所信がございましたが、ぜひひとつ第六次の計画の中で、やはり一万人を何としても食いとめるべく政府挙げて御対応をひとつお願いしたいと思うのであります。
 その中で、道路をつくるとか横断歩道あるいはいろいろの施設、ハードの面でありますが、今度はソフトの面からもちょっとお聞きしたいと思うのですが、実は安全教育の中心的な役割は、自動車教習所に大きいものがかかっていると私は思うのであります。全国に千五百を超える教習所があるやに伺っておりますし、約七万人の職員がそこに従事しておるわけであります。
 近年、私も団塊の世代ですが、私どもの子供たちが今もう自動車の免許を取っている時代であります。やはり今後十八歳以上の人口がどんどん減ってくるわけでございますが、その中で社会的な使命を帯びております自動車教習所、自動車学校、人件費が八〇%以上に及ぶわけですから、なかなか生き残りが大変だと思うのでございます。特にまた、自動車学校は、御承知のとおり子供たちの冬休みとか春休みに集中してやはり講義を受けるのが多いわけでありますから、労働体制四十四時間ですか、その中でも変形労働時間制をとりながら何とか経営をして耐えているということであると思うのです。
 そこで、先般、実は予算委員会で、どなたでしたかちょっと私忘れましたが、外国等の要望の中の規制緩和の一環とも思うのですが、自動車学校について、どうも経費が高い、受講料ですね、河川敷で走らせてそこで免許を取ってやった方がいいじゃないかという御提言もあったように伺っています。それはそれなりのまたお考えもわかるのでありますが、我が国の道路が極めて狭小であり、そしてまた混合道路であるということ、あるいはまた、いろいろな道路とか、あるいは車の種類がございますから、私どものこの日本の交通体系の中で、やはりきちっとした教育体制といいますか安全教育というものは私はどうしても必要だと思うのであります。これをやっているから、また事故も、今死亡者一万人いっておりますが、その程度で何とか食いとめているかもわからぬ。
 これからは、今度ソフトの面でひとつ高齢化社会の中でお年寄りの方々の安全教育を。私も、この二十三日に免許の書きかえがあったので新潟の免許センターに参りましたら、九十三歳の方が免許の書きかえにいらしておりました。これだけどんどん高齢化社会になるわけですし、当然若い方とお年寄りでは違うわけですから、やはり事故というものも起きると思うのです。こういう高齢者に対する安全教育等のことを、要するに生涯交通
安全教育ですね、そういうものを、せっかく今各自動車の教習所あるわけですから、こういうところにやはり委託をするとか何かいたしまして、お年寄りがわざわざ、例えば私ども新潟でありますが、七十キロ、八十キロのところの免許センターまで行かねばならない状況なんですが、それは書きかえのときはよろしゅうございますが、やはり市町村に一個ぐらい自動車学校があるわけなんで、平時はそういうところで安全教育等した方がいいと思うのであります。
 これについて、このような自動車教習所に対してどのような役割を国が求めているか、あるいはまた、私今申しました安全教育等について、指定自動車教習所等を今後どのように活用するお考えがあるかということをお聞きしたいと思います。

発言情報

speech_id: 113604199X00619960327_008

発言者: 栗原博久

speaker_id: 33238

日付: 1996-03-27

院: 衆議院

会議名: 交通安全対策特別委員会