山田正彦の発言 (農林水産委員会)

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○山田(正)委員 先般、私、長崎の遠洋まき網の組合の皆さん方からいろいろ実情をお聞きしたのですが、ここにそのときの東海、黄海の図面を持ってまいりましたが、魚釣島の周辺、ここでまき網の漁船団がアジ、サバをとって周年操業している。大変大事な海域で、ここだけで約五十億の水揚げをしているということですが、もしこの尖閣諸島、魚釣島が中国の領有であり、二百海里を中国から線引きされて、事実上中国のごり押しとも言えるような形でやられてきた場合には、日本として、漁民としても大変困るわけです。これはもう日本の島で、日本が実効支配しているから大丈夫だ、領土問題はないといっても、これからこの問題は大変大きくなってくるのじゃないかと私は心配いたしております。
 防衛庁にお聞きしたいのですが、恐らくそうなったときにあのまき網の船団が心配するのは、中国の軍艦が多分尖閣諸島、魚釣島近海まで来るのじゃないか。そうしたときに日本の方も、例えば巡視船ではなく日本の海上自衛隊の艦船なりにそこにやはり張りついてもらわなければいけない状況になるのではないか、そう思いますので、それについてひとつぜひ検討いただきたいと思うのですが、それについてお答えいただきたいと思います。――まだ見えてないようで、申しわけございません。今の問題、また見えましてからもう一回させていただきたいと思います。
 いずれにしましても、そのように日本の漁民にとってはこの二百海里は大変なことになっていくわけですが、中でも、二百海里を引くことによって沿岸漁民にとっては大変大きなプラスがある反面、ひとつぜひ考えていただきたいのは、先ほど言った竹島近海でのイカあるいはベニズワイガニの漁、それから対馬のヨコワ釣り、これも一部韓国側の二百海里の方に入って操業せざるを得ないのではないか。それから、済州島の南西、南側、西側で日本のまき網は十月から二月までサバを漁獲し、ぞこの収入によって今のまき網船団が成り立っている、そういう事情もあるわけです。また、フグのはえ縄、これはまた中国の沿岸部で操業せざるを得ないという事情がございます。
 日本にとって二百海里、中国、韓国の漁船を日本の海から締め出す一方、また日本は、済州島沖とか、あるいは魚釣島でも、これは日本の領有で問題なところですが、さらに中国の領有となる部分についても、中国の二百海里、排他的経済水域となるところでもかなりの部分を操業している。そしてまた、フグのはえ縄。そういったもろもろのことを考えますと、今までの権益、今までの漁民の利益といったものをどうしたらいいかということについても、ひとつ慎重に水産庁としては考えていただかなければならない問題であろう、そう考えております。
 今、防衛庁の石附審議官が見えられたようです。先ほどちょっと聞いたのですが、質問通告しておったと思いますけれども、魚釣島、今日本の巡視船があそこにずっと張りついているようですが、将来、この二百海里で尖閣諸島が問題になったとき、恐らく中国側の艦船がやってくるのではないか。そういった場合に、巡視船だけではなく、日本の海上自衛隊の艦船もひとつぜひ向こうに張りついていただきたい、そういう漁民の強い要望もありまして、防衛庁の考え方をお聞きしたい、そう思っているのですが。

発言情報

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発言者: 山田正彦

speaker_id: 20267

日付: 1996-05-15

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会