中川秀直の発言 (本会議)

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○国務大臣(中川秀直君) 温度計が安全審査項目に入っていないこと等、「もんじゅ」の安全審査のあり方等についてのお尋ねでございますが、御指摘の点は事実でございます。今回の事故の原因究明作業の結果を踏まえ、設計、検査及び品質管理等に係る安全規制面における改善策の検討の中でしっかりと取り組んでまいる所存であります。また、原子力安全委員会に設置された今回の事故に関する調査検討のためのワーキンググループにおきましては、第三者機関として、御指摘の点も十分に留意し、原因究明及び再発防止のための調査審議が行われていると承知をいたしております。
 事故発生後の地元自治体への連絡についてのお尋ねでございますけれども、今回の事故の場合、事故発生から地元自治体等関係機関への第一報までに約五十分かかり、地元自治体等から遅いとの御指摘を強くいただきました。これは十分改善していかなければならないと受けとめております。この点に関しては、事故調査・検討タスクフォースの調査状況の取りまとめの中でも明確に指摘をさせていただいたところであります。
 具体的には、通報連絡体制の改善策として、だれが状況を判断して関係機関に連絡を行うかについての再検討や時間外等における緊急時対応の検討、さらには動燃と関係機関との間で情報伝達の方策を十分協議するとともに、必要に応じ設備面等も改善する必要性等を考えております。これらの諸点を踏まえまして、事故時の連絡通報体制を改善すべく今後とも全力で努力をしてまいります。
 今回の事故の高速増殖炉路線に与える影響に関するお尋ねにつきましては、総理から御答弁したとおりでございますので、私としても、この方針に従い努力をしてまいりたいと考えております。
 エネルギーの安全保障としてウランの買いだめの方がより経済的ではないか、こういう御指摘でございますが、ウランの備蓄あるいは買いだめについては、経済性及び供給面での量的側面あるいは市場環境等々から考えましてもおのずと限度があると存じますし、また国際協調の面でも配慮をしなければなりません。したがいまして、これらに多くを期待することは適切でなく、原子力を長期にわたって安定的なエネルギー源としていくために、限られたウラン資源を有効に利用することができる高速増殖炉の開発は必要である、このように考えております。
 以上でございます。(拍手)
    〔国務大臣塚原俊平君登壇〕

発言情報

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発言者: 中川秀直

speaker_id: 765

日付: 1996-02-20

院: 衆議院

会議名: 本会議