五十嵐ふみひこの発言 (本会議)

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○五十嵐ふみひこ君(続) 賛成の理由の第一は、異例に厳しい財政事情のもとにありながら、豊かで活力ある経済社会の構築に向けて必要な経費の確保に努めていることです。
 八年度予算は、徹底した歳出の洗い直しに取り組んだ結果、一般歳出が対前年度比二・四%増と厳しく抑制されています。その一方で、公共事業関係費については、景気回復の観点も含めて所要の伸びが確保され、住宅、下水道、環境衛生等国民生活の質の向上に直結する分野、次世代の発展基盤となる分野、防災対策の分野に重点配分する工夫が施されています。また、七年度と同規模の所得税、個人住民税の特別減税を継続実施するほか、土地税制、証券税制等についても適切な対応が図られています。
 賛成の理由の第二は、社会保障や雇用にきめ細かい配慮が行われた予算となっていることです。
 社会保障関係費の中では、障害者施策を総合的、計画的に実施するための障害者プランを新規に策定したほか、新ゴールドプランや緊急保育対策を着実に推進する経費が盛り込まれています。雇用対策では、新規雇用創出、新卒者就職支援に重点を置いた新総合的雇用対策を充実強化することとしています。
 第三の理由は、調和ある対外経済関係の形成と世界経済発展への貢献に努めていることです。
 世界経済のインフレなき持続的成長を目指して各国との政策協調を進めるとともに、ウルグアイ・ラウンド関税引き下げの前倒し、NGOとの連携強化によるきめ細かな経済協力の実施などに十分な配慮が行われています。
 最後に、政府に対し一言申し上げます。
 我が国財政は、公債残高の急増、財政構造の硬直化の進展によって、まさに緊急非常の事態を迎えています。惰性を排し、聖域を設けない徹底明、抜本的な行財政改革を断行し、明確な財政再建計画を早急に策定することが焦眉の急となっています。まだ選挙権を持たない子供たち、まだ生まれていない未来の日本国民に負担をツケ回すここなく、苦しくとも責任ある選択を決断されるより強く要請いたします。
 以上、平成八年度予算三案に賛成する主な理由を申し述べました。
 なお、修正案は、今回の処理策の重要性に対する国民の十分な理解と納得を得るために予算総則に条文を追加したもので、妥当なものと考えます。
 与党三党として、一刻の猶予も許されない景気の本格的回復、経済社会構造の改革に向けて一層の努力を傾注するとともに、政治への信頼回復に真摯に取り組む決意を改めて表明いたしまして、賛成討論を終わります。(拍手)

発言情報

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発言者: 五十嵐ふみひこ

speaker_id: 2376

日付: 1996-04-11

院: 衆議院

会議名: 本会議