大原一三の発言 (予算委員会)

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○大原国務大臣 私も、この問題については大変重大な関心を持っております。EU諸国、大変なパニック状態になっておるということも報道等で存じ上げておりますが、この病気は、昭和六十一年、一九八六年に英国で初めて確認された牛の病気で、牛の海綿状脳症というのだそうでございますが、大体二年以上の長い潜伐期間の後に、牛は行動異常、運動失調の神経症状を呈し、発病後二週から六カ月の経過で死んでしまう。このため、これを狂牛病と呼んでいるそうでございます。
 このBSE、つまり狂牛病の発生が確認された国については、我が国はこれまで生体牛の輸入禁止等の措置を講じてきましたが、三月二十日、英国海綿状脳症諮問委員会というのがあるのだそうでございますが、これは政府の委員会でございまして、そこが、人間の脳が海綿状になる病気、これは学名をクロイツフェルト・ヤコブ病というのだそうでございますが、その患者はどうもBSE感染牛と関連して発病した可能性があるということを発表いたしたわけでございます。この事実が大変なパニックを起こしまして、三月二十五日に、EU常設獣医委員会というのがあるのだそうでございますが、そこが英国からの牛肉等の輸入禁止措置を提案した、こういうことであります。
 我が国におきましては、委員御承知のとおり、口蹄疫の問題もあり、英国本島からの牛肉、牛臓器については昭和二十六年以来輸入を禁止しております。生きた牛についても、この九〇年、平成二年以来輸入を禁止しております。したがって、現在、英国本島からは生きた牛、牛肉、牛臓器については一切輸入されていないということであります。また、ハム、ソーセージ等についてはごく少量の輸入が行われてまいりましたが、輸入条件として、本病の発生のない農場の牛から生産されたものを原料肉として使用される安全なものに限り輸入を認めることとしております。本病防疫の徹底を図ってきたところでございます。
 ところが、実際の危険性は、脳と神経系統と骨に大変病菌があるということでございまして、飼料に使う骨粉、これは若干輸入されているわけでございます。それから、北アイルランドからも、生体牛と牛精液については輸入が禁止されておりますけれども、その他のものは輸入できる、こういうことになっていまして、骨粉という形で輸入されておりませんけれども、飼料、さらにはまたペットフード、これに入っている可能性があるということでございます。
 我々当局としても大変心配をいたしまして、実は本日、イギリスの外務省に対して、これら現在まで禁止されておる以外のものにつきまして当分の間輸入を禁止することとしたい、こういう通告をイギリスの大使館にしたい、こう考えております。この措置は、家畜伝染病予防法に基づいて農林大臣が措置できる、こういうことに相なっておりますので、今後、その措置の推移を見ていきたい、かように考えております。

発言情報

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発言者: 大原一三

speaker_id: 2914

日付: 1996-03-27

院: 衆議院

会議名: 予算委員会