五十嵐ふみひこの発言 (予算委員会)
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○五十嵐(ふ)委員 私はそれはちょっと認識に誤りがあると思います。郵便貯金は数字でいうと八%程度の伸びがあると私は思っておりますし、農協系については一%しか伸びていない。しかも、ごく最近になって、ことしに入ってから、まだ数字が余り表に出ていない資金シフトというのが私は加速されていると思っておりますから、これは大変危険なことであります。新産業、ベンチャービジネスへの支援ができない。と同時に、郵貯がやみくもに膨らむことは国の財政の硬直性を増すことになります。
私は、この点について大変危惧をするものでありますので、ぜひこの点について、さらに監視をし、また早急に金融不安をなくしていかなければならないということになると思います。
また、低金利がいつまでも続くということは、厚生年金基金の危機が言われておりますけれども、あるいはシルバー世代への大変激しい圧迫になる。これは六千八百億円どころではない大変大きな損害を国民に、しかも経済的な力の弱い高齢者層に大変しわ寄せが行くことであります。早く景気を回復し、適正金利に戻す、それによって健全な個人消費を伸ばしていく、そのようなことでなければならないと思います。そうした必要性から、私どもは、ぜひ早期にこの予算を通し、また住専の処理を早急に進めなければならないと思っております。
結局のところ、ぐるぐる回りをして、そのほかの方法でしたあげくに同じこのスキームに戻ってくるのだろう。なぜならば関係当事者間の合意がなければできない。一方的に法的な処理にゆだねるだけでは、これは解決がつかない問題であるということを申し上げたいと思います。
そこで、一方では、この住専処理については、公的資金がむしろ入ることによって、今までわからなかった行政の実態やあるいは農協の金融システムの実態が実はわかってきたわけですね。私は、透明でフェアな正直な、そうした政治、経済、行政というものを目指していくという観点からも、これがむしろ必要だということを申し上げたいわけでありますけれども、これは何も住専だけの問題にとどまりません。私は、政治全体がそうでなければならないと思っております。
特に、財政再建についてお尋ねをいたしたいと思います。
実は、住専処理が出てきたとき、私はいいことだなと思ったのは、日銀特融だというようなことを言わないで素直に税金を入れようということは、むしろ行政の誤りを認めることだ、不透明な行政指導が行われて農協に迷惑をかけたというようなことを認めるから私は税金処理になったと思っているわけですけれども、もはやそういう手法、やりくりだとか先延ばしたとかいうものはやめていこう、これがこの趣旨だと思います。
そういう意味では、財政についても今までさんざんやりくりが行われてきた、このやりくりをもうやめようという動きが実は八年度予算から出てきたと思っております。
その中で、私が質問をしようと思ったら、ちょうどけさの報道で国鉄の長期債務の問題が報道をされました。これが二十五兆五千億だったものが、もう土地をかなり売っても二十七兆五千八百億にふえてしまったという問題があるわけですけれども、この国鉄長期債務の問題も、もうここらで結末をつけなければいけない。時間がたてば金利というものが加わってくるわけですから、それが端的にここにあらわれてまいりました。ですから、今まで一体どのぐらい土地が売られてきたのか。そして、今申し上げた数字をもう一度確認をしていただきたいと思います。
それからもう一つ、一体どれぐらい残るのか。すなわち、まだ売っていない新会社の株式がございます、それからまだ売っていない旧国鉄の土地がございます、これももう一回見直さなければいけないと思うのですが、土地や株の処分をした後、一体どのぐらい借金が残るのかというのを確定をしていきたい。そして、それに対する処理方針を明確にしたいと思うのです。
まず、運輸省の方から、今一体どのぐらい長期債務の残高が残っていて、どれぐらい土地を売ったのか、あるいは今どのぐらい後から出せる株や土地があるのかというのをお教えをいただきたいと思います。