宮林正恭の発言 (科学技術特別委員会)
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○政府委員(宮林正恭君) お答えさせていただきます。できれば、先ほど私が御説明させていただきました資料の参考一ページ四をごらんいただきながら聞いていただければ幸いだと思います。
まず、先生お話がございましたとおり、温度計につきましては、日本原子力研究所あるいは金属材料技術研究所で電子顕微鏡などを用いまして破断面の調査などを行いました結果、先ほど申し上げましたようなところでございまして、亀裂は約十五カ所から発生したというふうなことがわかっております。そして、それが順次成長していって最後に切れたということでございます。
また、振動試験を、これはナトリウムをそのまま使うわけにはなかなかいきませんものですから、水を使いまして実験いたしました。この結果、当初はスピードが速いときに亀裂が発生するわけでございますが、流速が小さくなってまいりましてもさや管の振動が生じます。それで最後には切れてしまうというふうなことになっているということがわかったわけでございます。
具体的には、一〇〇%の流量、つまり一番速いスピードのときでございますが、このときには高サイクル疲労で亀裂が出てまいります。そしてそれは、先ほど申し上げましたように、上流側から下流側に亀裂が徐々に進みまして、逆に下流側からも少しずつ亀裂が出てくる。
それで、四〇%の流量、これはまさにこの「もんじゅ」のナトリウム漏れが起こったときの状況でございますが、この段階、ある段階まで進んでまいりますとこれくらいの流量でもさや管が振動しやすい状況になりまして、最終的には先ほど申し上げました両方の亀裂が合体をしまして、ちぎれて切れる、こういうふうなことになっているものと考えております。