川橋幸子の発言 (外務委員会)
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○川橋幸子君 時間が短うございますので、通告したものは大体この場で出尽くしておりますので、ここで少し飛ばさせていただきます。
中国の核実験の問題と円借款の問題について、外務大臣、外務省の対応を私は評価いたしますけれども、一方的にちょっと言わせていただきます。
封じ込めないようにする、国際社会の中に出てくるようにするという、これは大変グッドでございますけれども、だから円借を凍結ないしは見直すことはしないというのは、極めて日本的な和の精神であって、こうしたメッセージは相手にそう伝わるものではないというような感じを私は持っておりますことをお伝えさせていただきます。
北朝鮮の支援の問題につきましても、先ほど、弱いがゆえに強がるという、こういうお話が野沢先生の方から紹介されまして、私も戦時中の日本人の精神構造から考えてもよくわかる気がいたします。
韓国、アメリカと協議をしながら、どういう援助をどの程度するかということをそういう交渉の中でおやりになることは当然かと思いますけれども、何となくお祭りの寄附のように、あの国が幾ら、この国が幾らだとつかんでからやるというような感じに見てとれるのは、これはまた私の偏見でございましょうか。やはり国際アピールがあった場合の対応というものは少し早目に言っていただいた方がよろしいような気がいたします。
最後に。間もなくリヨン・サミットが始まりまして、総理、外務大臣はリヨンにおいでになられると思います。このところ日本はアジア諸国の代弁をするというんでしょうか、これも新聞報道によりますと、固まった経済宣言の案の中では、フランス等は、経済のグローバル化というのは先進国から雇用の機会を奪って、川上というのか川下ですかね、ちょっと上下忘れましたけれども、そういう就業の機会を奪ってしまうと。逆に、それは経済原則として当然かもわかりませんが、途上国において公正な労働基準が守られていないという、非常にアンフェアなことも引き起こすというような感じの先進国の主張があるというような紹介記事がございました。
私は、その際、日本はアジア諸国を代弁するというよりも、日本自身の哲学をぜひ主張していただきたいと思うわけでございます。どこかの国のためというのは、ある種の思い上がりというんでしょうか、日本自身も今労働時間の短縮について非常に不況下にあるからというような産業界の声もございます。先日来、人権の問題ですとかそういう人の問題のことをこの場で御要望させていただきましたけれども、日本自身がそういうフェアなスタンダードを守るという、そういう立場を御主張いただけないものかと思いますが、いかがなものでございましょうか。