橋本鋼太郎の発言 (建設委員会)

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○政府委員(橋本鋼太郎君) 現在、交通量をもとにいたしまして試算したところによりますと、騒音規制区域または用途地域における一般国道、都道府県道約四万六千キロのうち、三二%が環境基準を超過している、さらに三千五百キロ、約八%が騒音規制法の要請限度を超過していると、極めて厳しい現状ではございます。
 今御指摘のとおり、これからつくる新設道路につきましては、環境アセスメントを実施してきており、必要に応じ十分な環境対策を実施しておりますが、沿道利用のある既存の一般の交通量の多い幹線道路、ここについては十分な効果が得られていないというふうに認識しております。
 そういう意味で、最近におきましては、環境アセスメントを十分やり、都市計画決定する中でその環境アセスメントを十分やっておりますので、そのような幹線道路というのは環境基準等が十分守られているというふうに最近はなっております。しかし、今御説明しましたとおり、従来の既存の幹線道路についてはそのような状況が指摘されるということではないかと思います。
 しかしその中でも、建設省におきまして、遮音壁の設置あるいは環境施設帯の設置等の道路構造対策を進めてまいりましたし、有料道路におきましては防音工事の助成、こういうような施策も進めてまいりました。しかし、これらについても道路管理者の単独の対策ということで限界があったのではないかと考えております。さらに、我が国の道路整備がまだまだ進んでいないという観点から、幹線道路の特にネットワークの完成ができておりません。そういう意味で、特定の道路に交通が集中している、こういう状況も見られるのではないかと思います。
 また、昭和五十五年に沿道法の制定がなされ、これに基づきまして沿道整備計画が策定されることとなったわけではありますが、現在の沿道法につきましては土地利用規制、こういうものが中心になっておりまして、計画を実現するための手法、あるいは沿道整備のための支援措置が十分でない、このような観点から必ずしも住民の理解が得られなかった。このようないろいろな要素が重なりまして、現在のような厳しい環境基準に満たない道路があるという状況になっているものと考えます。
 そこで、今後は、この沿道法の改正等を含めまして、抜本的なあるいは総合的な施策が講じられるように努力してまいりたいと考えております。

発言情報

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発言者: 橋本鋼太郎

speaker_id: 3752

日付: 1996-05-16

院: 参議院

会議名: 建設委員会