釘宮磐の発言 (厚生委員会薬害エイズ問題に関する小委員会)

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○小委員長(釘宮磐君) それでは次に、参考人として、前帝京大学副学長の安部英君から御意見を承ることといたします。
 この際、参考人に一言ごあいさつを申し上げます。
 本日は、御多用中のところ、当小委員会に御出席をいただき、ありがとうございました。
 当小委員会におきましては、薬害エイズ問題に関する調査を進めておりますが、本日は特に参考人から御意見を拝聴いたしたいと存じますので、よろしくお願いをいたします。
 この際、小委員各位に申し上げます。
 本日は、申し合わせの時間内で参考人に対し質疑を行うのでありますから、よろしく御協力をお願いいたします。
 また、参考人におかれましては、委員の質疑時間が限られておりますので、答弁は簡潔、明瞭にお願いいたします。
 それでは、参考人に対する質疑に入ります。
 まず、小委員長の私から参考人に対し質問をいたします。
 参議院の厚生委員会に薬害エイズ問題に関する小委員会が設置されましたのは、薬害エイズ事件の真相を究明することにより、薬害の再発を防止する観点から薬事行政のあり方等について調査検討するためであります。薬害の根絶を図ることは厚生行政の重要な課題であるとの認識のもとに、国会に当時の関係者を参考人としてお招きし、徹底的に真相を究明しようというものであります。
 さて、薬害エイズ事件には解明されなくてはならない多くの疑問があります。
 まず第一に、エイズウイルスに汚染されたおそれのある非加熱製剤をなぜ厚生省は使用を禁止しなかったのか。第二に、安全な加熱製剤への移行が急がれていたにもかかわらず、加熱製剤の臨床試験、いわゆる治験の開始がおくれたのはなぜか、またその治験に長期間を要することになったのはなぜか。第三に、加熱製剤の承認後も危険な非加熱製剤が回収されなかったのはなぜか。大別すると、以上三点であります。
 中でも、厚生省に「AIDSの実態把握に関する研究班」が設置された八三年当時、非加熱製剤は血友病患者の治療に用いられており、帝京大学では血友病の患者さんがエイズで亡くなられております。いわゆる帝京大症例と呼ばれる事例でありますが、当時この血友病患者さんがエイズと認定されていれば、その後の血友病患者への被害の拡大は防げたはずであります。
 そこで、研究班の班長で帝京大学症例の主治医でもある安部参考人にお伺いをいたしたいと思います。
 まず第一点でありますが、いわゆる帝京大症例について一九八三年当時エイズ研究班で議論が交わされ、結局この研究班では認定が見送られました。しかし、この研究班で検討された血友病患者の症例は一九八五年になってエイズ患者と認定されています。
 参考人は今でも、御自身のこの症例が研究班で討議された当時、エイズであったと考えていますか。また、どうしてこの症例がエイズ認定を見送られたのですか。その点についてお答えをいただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 釘宮磐

speaker_id: 28779

日付: 1996-04-17

院: 参議院

会議名: 厚生委員会薬害エイズ問題に関する小委員会