阿部正俊の発言 (厚生委員会薬害エイズ問題に関する小委員会)

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○阿部正俊君 次に話を進めますが、今まではどちらかといいますと専門家、いわば日本の薬に関係することの判断に際しまして、一番の権威の方々にどう御参加いただくかということを中心に話しましたけれども、あわせまして、この方々がすべてのことを全部やるというのも実際上できませんし、大変もったいない話でもありますので、一面、それを支えるタスクフォースというふうな形も、かなり今までと違ってしっかりした体制をつくる必要があるんじゃないかなと、こんなふうに思います。この辺についてお聞きしたいと思います。
 先ほど冒頭の御意見の中にも出てまいりましたけれども、いわゆる医薬品の審査に当たる人員の外国との比較がございました。高久先生だったでしょうか、話されましたけれども、いわば一けたも二けたも違うような話で、大変驚くべきことなのではありますけれども、やはりこれはそのままほっておくわけにはいかぬだろうというふうな気がします。
 これを、一般の行政事務から独立をして、日常的にかなり数の多い医薬品の事前審査のような話とか、あるいはそれの治験のいわばそのままの資料をどんと審議会の皆さんにお渡しするのじゃ審議もできませんので、それをある程度分解して、分析をした上でこの辺はどうかというようなある程度形をつくって、合理的あるいは効率的な形で一つの意思決定というものに持っていく作業員というのは非常に重要な役目をするし、あとは、先ほど高久先生もおっしゃられたように企業とのコンタクトなんかもある程度むしろさせた方がいいと、余り明確に分離しないようにですね。一緒にいい医薬品をつくりましょうということに参加しているというふうな機能も医薬品企業も持つわけですから、そんなふうなことでももう少ししっかりしたスタッフが必要なんだろうなと、こんなふうに思います。
 この辺についてもう一度お話をお聞きすると同時に、私は、かといって日本の特性として、いわゆる行政改革だとか公務員の増加を抑制するとかいうことを今言われているさなかでもありますので、例えば業務局の審査課の職員をあと百人ふやすとかいうのはなかなか言うべくしてうまくいかない面もあるだろうというような気がします。
 その辺、具体的に考えますと、例えば今医薬品基金と通称されていますけれども、非常に長ったらしい名前ですけれども、医薬品基金あたりを全面的にいわば改組いたしまして、恒常的にそういう機能を持った、いわば事実上の審査、あるいは審議会の事務局的な機能を持った専門スタッフの常駐する機構として活用していくというふうなことも考えていいのではないかなと、こんなふうに思うわけです。
 タスクフォースの体制整備と、例えばそのときの医薬品基金の活用とそれの改組というようなことで対応できないだろうかということについて、両先生から簡単に御意見をちょうだいしたいと思います。

発言情報

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発言者: 阿部正俊

speaker_id: 13814

日付: 1996-06-03

院: 参議院

会議名: 厚生委員会薬害エイズ問題に関する小委員会