中田恒夫の発言 (地方行政委員会)

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○政府委員(中田恒夫君) お答え申し上げます。
 ただいま委員から、先般の豊浜トンネルの事故につきまして、新聞報道を例におとりになりましてお尋ねがございました。立場上私からは、警察活動を中心に他機関との連携をどうしたのかというようなことをお答え申し上げたいと存じます。
 現地の北海道警察におきましては、事故認知の直後に地元の余市警察署に現地対策本部、それから警察本部に総合対策本部をそれぞれ設けたところでございまして、関係の諸機関におきましてもそれぞれ所要の態勢をおとりになったと承知しております。その上で、それぞれの関係機関におきましては相互に必要な連携をとって迅速に事態に対処する必要があるというようなことから、現地に合同対策本部が設けられたわけでございます。
 ここには北海道警察からは副本部長として道警本部の警備部長を派遣いたしましたほか、所要の職員を差し出しまして連絡調整に当たらせたわけでございます。
 この合同対策本部での打ち合わせの結果、被災者の救生活動につきましては関係機関がそれぞれ専門性というようなものを発揮しつつ当たるということを考えまして、例の大きな岩の破砕については北海道開発局を中心に、そして岩石なり土砂の除去なり排出作業については北海道開発局、自衛隊を中心に、そしてそれが取り除かれた段階以降における被災者の救助は警察、消防というところが行うというような役割分担のもとに救助作業に当たったわけでございます。特に私ども警察では、さきの阪神・淡路大震災の際の教訓のもとに編成いたしました広域緊急援助隊の北海道の部隊がこれに当たったわけでございます。
 なお、現地の警察におきましては、それ以外に二次災害防止のための交通規制でございますとか、被災者に関する情報収集等に当たりましたほか、被災者の遺体が発見されました後は、その身元確認なり遺族への引き渡し等の業務を行ったところでございます。
 今回の事故、大変巨大な岩盤が救生活動を妨げるというような悪条件があったわけでございまして作業には困難をきわめたわけでございますが、関係機関におきましては精いっぱいの努力をしたというふうに考えております。その過程の中で、警察としては自衛隊とか消防とかその他の関係機関との連携については相当程度うまくいったんではないかというふうに思っております。ただ、もう少し早く救出できなかったのかというような御批判もあるところでございまして、それぞれの機関において今回の事故を教訓として、事故や災害の対応について今後一層の努力を行ってまいりたいというふうに考えております。

発言情報

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発言者: 中田恒夫

speaker_id: 8490

日付: 1996-02-22

院: 参議院

会議名: 地方行政委員会