江本孟紀の発言 (文教委員会)
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○江本孟紀君 大臣、最後の質問で、よろしくお願いします。
私は、参議院議員になって三年半余りになりますけれども、大臣がこれで五人目であります。その都度所信表明の中で注目するところは、スポーツにどの程度関心がおありかというところでありますけれども、今まで私が見た所信表明の中では、今回、奥田大臣は、所信表明の中の五つの課題のうち三番目がスポーツの振興ということで、非常に高い位置に置いていただいて、大変スポーツに関心がおありというふうに感じました。
過去の分については、森山先生もいらっしゃるので、きょうは言わないようにしておきますけれども、そういったところでスポーツに対する問題について少しお聞きしたいと思います。
スポーツ振興といっても、実際にはスポーツ振興をするためには財源の問題もあります。それから中身そのもの、スポーツそのものにもいろんな問題もあります。
例えば、一つは、朝、釜本さんかどなたかからもお話がありましたように、スポーツの振興をする上で大事な部分としては、例えば社会体育指導員制度などというのを文部省がやられておられまして、これなんかもきちっとその指導員の方の身分を保障するとか、そういった形で活動していただけるような、そういう環境整備といいますか、そういったものをきちんとしなきゃいけません。
しかしスポーツの中には、野球のように一番数の多いスポーツ、やられている人も見る人も多いスポーツなんですけれども、この野球なんかは、御存じと思いますけれども、実は社会体育指導員制度を取り入れられないわけですね。これは何でできないかというと、プロとアマがきちっと連携をとっていないというようなことで、社会体育指導員制度などというのはできないわけですね。だから、この辺の問題もあります。
例えば今度、毎度聞くようで申しわけないですけれども、恐らく春の選抜に大臣が始球式に出られると思いますけれども、その背景には、プロスポーツ出身者が唯一高校生に教えられないのは野球だけであると。これは御存じでしたか、多分御存じないと思いますけれども。毎回ここで言わせていただいているんですけれども、そういった実態もあります。そうすると、社会体育指導員制度などというのはできないわけですね。プロ野球とアマチュアとの断絶ということがあります。そういった背景も当然あるということをわかっていただければ幸いだと思います。
そういったものも含めて、スポーツの難しさ、団体の難しさ、それからそれを含めたスポーツ振興をどうやってしていくかというような中で、一つは財源の問題があると思います。財源ということに関して本当はいろいろやりたかったんですけれども、こういったことについてもいろいろ知恵を絞って考えていただきたい。
それで、私は、スポーツは簡単に振興すればいいんだというような問題ではなくて、問題が余りにも大き過ぎる。例えば、先ほどワールドカップの招致というような話もありましたけれども、これも本当に、先ほど大臣は国民的要望だと言われましたけれども、実は野球界は反対するんですよ、決して来てくださいとは言ってないわけです。私は、野球界で非常につらい立場におるんです、ワールドカップ招致の委員会におりますので。
そういったものを全部含めてもっとスポーツが素直に受け入れられるというような環境ができるためには、私は、体育局が今いろんなスポーツ行政にかかわっておられますけれども、ここでスポーツ省とかスポーツ庁とか、そういった独立した役所といいますか、そういったものをつくって、ひとつまとまってスポーツ振興にかかわっていただきたいなと、そういうふうに個人的にも思うわけです。
ここで、大臣にスポーツ振興に対する考え方と、そして今言いましたスポーツ省だとか庁だとかというような独立したそういう機関をつくれるかどうか、そういうお考えがあるのかどうか、お聞きしたいと思います。