橋本龍太郎の発言 (行政改革に関する特別委員会)
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○橋本内閣総理大臣 今回の不祥事、言葉でどうおわびを申し上げても済むものではございませんけれども、本当に遺憾な出来事でありますし、その事件に対する、またその事件をきっかけとして国民の中から非常に厳しい叱責の声が上げられておりますことは、これは私として素直に受けとめる以外にございません。そして、おわびを申し上げるほかないことでございます。
こうした事態になりまして、実は、十一月二十一日、大変異例のことでありますけれども、官房長官とともに事務次官会議に出席をいたしまして、綱紀粛正の徹底の指示を再び行いました。同時に、同日、武藤総務庁長官から各省庁官房長会議に対し、本当に実効の上がる綱紀粛正策の方策について早急に結論を出すよう指示を出しまして、現在それに基づく検討が鋭意行われております。十二月二十日までには結論が得られるという中間の報告を受けておりますが、閣僚同士としても、この問題については週明けに時間をとりまして、こうした問題についてのお互いの議論を厳しく行おう、閣僚懇談会を開こうということも既に決めております。
そうした中から出てまいりました方策につきましては、これは当然のことながら政府を挙げて速やかに実行していく、そうした中で今回のような不祥事の再発を防止する。同時に、行政に対する国民の信頼回復に努めてまいりたいと思います。
同時に、やはり私は中央省庁の権限が強過ぎる中からこうした問題が生じた部分もあるという思いがいたします。それだけに、一方で、例えば規制の緩和を進めていくことにより、あるいは地方分権を進めていくことにより、また官と民との役割分担という視点からの見直しを進めることにより、中央省庁そのものを簡素にして効率的なものにスリム化していくという努力の中で、ある程度こうした事態の発生の温床となる部分を排除できる、そのような思いもいたしております。
私は、今議員が御指摘になりました公務員倫理法といった法律が必要かどうかということになりますと、今政府部内で進めております作業の中で、そうした法律を必要としないようなものが出てくることを心から願っておりますけれども、現時点、そうした法律の必要性の有無も含めて視野に入れながらこの問題に取り組みたい、そのように思っております。