橋本龍太郎の発言 (日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会)

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○橋本内閣総理大臣 私自身、本当に、総理になろうなろうと目をぎらぎらと輝かせたという覚えは、実は余りございません。そして同時に、先輩の方々あるいは同僚の方々から、その責任を負わなければならなくなるときその責任から逃げるなということを言われ、その場合には逃げまい、そう自分に誓いましたのはそう遠い昔のことではございませんでした。
 そして、私自身が、やろう、しなければならないと思っておりましたことは、今振り返ってみますと、その時期に考えていたことは二つだったと思います。
 一つは、まさに今流の言い方をいたしますなら、財政構造改革と同時に金融システム改革が重なるんでしょうか、国際的に円というものの地位を強めたい、安定させたい。果たして、その時点では、実はマーストリヒトがどうなるか必ずしも見通しがありませんでしたけれども、いずれ国際的に基軸通貨が複数になる時代に、円をローカルカレンシーにすることはできないという思いが一つございました。
 それからもう一つは、やはり行政改革だったと思います。ただ、その時点で考えておりましたころには、今ほど突き詰めて全体を整理していたわけではありません。しかし、同時に、人口構造の変化に応じて、長寿社会、高齢社会というものに向いた行政の仕組みをつくらなければならないという思いは、私自身随分長い間持ち続けてまいりましたし、行政改革というものをそうした視点からとらえておりましたが、そのようなテーマがあったと思います、間違いなく。
 そしてもう一つは、これは、大変恐縮です、時間を限られたのに申しわけないんですが、やはり私が非常に気になっておりましたことは、日米、日中、米中、この三カ国の枠組みを友好的なものとしてきちんと位置づけないと、将来ともにアジア・太平洋地域の安定はないんじゃないだろうか、そのような思いでありました。

発言情報

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発言者: 橋本龍太郎

speaker_id: 24487

日付: 1997-04-10

院: 衆議院

会議名: 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会