近藤俊幸の発言 (科学技術特別委員会)
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○参考人(近藤俊幸君) 一昨年の「もんじゅ」事故、本年三月のアスファルト事故に続いて、今回のウラン廃棄物貯蔵施設の長期間にわたる極めて不適切な管理等が明らかになり、先生方を初め多くの皆様に多大の御不信、御迷惑をおかけしてまことに申しわけございません。
東海事業所の本施設は、昭和四十二年から四十六年にかけて建設された貯蔵施設で、原子燃料公社時代のウラン鉱石の製錬等で発生したウラン系の不燃性廃棄物を保管しておりました。
今般、廃棄物を詰めたドラム缶が滞留水により腐食するなど、極めて不適切な管理状態にあったこと、またこれに関連した不適切な予算に関する問題が明らかになりました。
施設内に滞留した水のくみ出しは今月十二日に終了し、今後、来年一月末を目標に廃棄物の搬出を完了することとしております。なお、これまでの河川水や井戸水の分析の結果では、環境及び健康への影響はないとの評価を受けておりますが、周辺への漏えいの有無を確かめるため、本施設周辺の環境モニタリングとボーリング調査を続けて進めてまいります。
以上が本件についての経過と現状でございますが、本件を初め一連の事故等により、原子力に対する社会の信頼を大きく損ねたことを深く反省しております。
この反省を踏まえ、改革を進めるため、第一に、社会に安心していただく施設とするための総点検を実施しております。安全上、社会上、事の大小を問わず、管理のあり方も含め動燃のすべての施設設備を総洗いし、隠れた問題がないか、すべてを出し尽くすよう点検し、その結果出された問題点には直ちに対処してまいります。
第二に、品質保証活動の強化を行います。事業団のすべての業務について、一連の流れをチェックし業務の質を高めるための改善が必要であると考え、安全確保、社会の信頼確保及び業務の品質確保の観点から業務品質保証活動を行っております。
第三に、意識の改革を図ってまいります。動燃は、原子燃料公社以来の古い体質を引きずっている面もあり、安全意識と社会性の点において一般社会との乖離が大きいと痛感しております。この乖離をなくしていくため、職員がとるべき行動を明示した行動規範を定め、全職員に研修、教育、評価を行って意識の改革を図ってまいります。
以上の改革を通じて全職員の意識の改革と体質改善を進め、事業団の抜本的改革にさらに不退転の決意で臨む覚悟でございますので、先生方の一層厳しい御指導をお願い申し上げる次第でございます。