科学技術特別委員会
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会
会議録情報#0
平成九年九月二十五日(木曜日)
午後三時開会
—————————————
委員の異動
七月四日
辞任 補欠選任
岩永 浩美君 木宮 和彦君
鹿熊 安正君 永田 良雄君
志村 哲良君 畑 恵君
吉川 芳男君 高木 正明君
七月七日
辞任 補欠選任
高木 正明君 吉川 芳男君
永田 良雄君 鹿熊 安正君
九月二十四日
辞任 補欠選任
沓掛 哲男君 狩野 安君
広中和歌子君 山崎 力君
矢田部 理君 山口 哲夫君
—————————————
出席者は左のとおり。
委員長 山下 栄一君
理 事
木宮 和彦君
畑 恵君
高橋 令則君
中尾 則幸君
委 員
海老原義彦君
狩野 安君
鹿熊 安正君
二木 秀夫君
吉川 芳男君
及川 順郎君
水島 裕君
山崎 力君
松前 達郎君
山本 正和君
阿部 幸代君
山口 哲夫君
国務大臣
国 務 大 臣
(科学技術庁長
事務局側官) 谷垣 禎一君
第三特別調査室
長 塩入 武三君
説明員
科学技術政務次
官 加藤 紀文君
科学技術庁原子
力局長 加藤 康宏君
科学技術庁原子
力安全局長 池田 要君
資源エネルギー
庁公益事業部原
子力発電安全管
理課長 平岡 英治君
会計検査院事務
総局第五局長 小川 光吉君
参考人
動力炉・核燃料
開発事業団理事
長 近藤 俊幸君
動力炉・核燃料
開発事業団理事 中野 啓昌君
動力炉・核燃料
開発事業団理事 井田 勝久君
—————————————
本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○参考人の出席要求に関する件
○科学技術振興対策樹立に関する調査
(動燃東海事業所におけるウラン廃棄物管理問
題等に関する件)
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この発言だけを見る →午後三時開会
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委員の異動
七月四日
辞任 補欠選任
岩永 浩美君 木宮 和彦君
鹿熊 安正君 永田 良雄君
志村 哲良君 畑 恵君
吉川 芳男君 高木 正明君
七月七日
辞任 補欠選任
高木 正明君 吉川 芳男君
永田 良雄君 鹿熊 安正君
九月二十四日
辞任 補欠選任
沓掛 哲男君 狩野 安君
広中和歌子君 山崎 力君
矢田部 理君 山口 哲夫君
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出席者は左のとおり。
委員長 山下 栄一君
理 事
木宮 和彦君
畑 恵君
高橋 令則君
中尾 則幸君
委 員
海老原義彦君
狩野 安君
鹿熊 安正君
二木 秀夫君
吉川 芳男君
及川 順郎君
水島 裕君
山崎 力君
松前 達郎君
山本 正和君
阿部 幸代君
山口 哲夫君
国務大臣
国 務 大 臣
(科学技術庁長
事務局側官) 谷垣 禎一君
第三特別調査室
長 塩入 武三君
説明員
科学技術政務次
官 加藤 紀文君
科学技術庁原子
力局長 加藤 康宏君
科学技術庁原子
力安全局長 池田 要君
資源エネルギー
庁公益事業部原
子力発電安全管
理課長 平岡 英治君
会計検査院事務
総局第五局長 小川 光吉君
参考人
動力炉・核燃料
開発事業団理事
長 近藤 俊幸君
動力炉・核燃料
開発事業団理事 中野 啓昌君
動力炉・核燃料
開発事業団理事 井田 勝久君
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本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○参考人の出席要求に関する件
○科学技術振興対策樹立に関する調査
(動燃東海事業所におけるウラン廃棄物管理問
題等に関する件)
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山
山下栄一#1
○委員長(山下栄一君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る七月四日、岩永浩美君及び志村哲良君が委員を辞任され、その補欠として木宮和彦君及び畑恵君がそれぞれ選任されました。
また、昨二十四日、矢田部理君、沓掛哲男君及び広中和歌子君が委員を辞任され、その補欠として山口哲夫君、狩野安君及び山崎力君がそれぞれ選任されました。
この発言だけを見る →まず、委員の異動について御報告いたします。
去る七月四日、岩永浩美君及び志村哲良君が委員を辞任され、その補欠として木宮和彦君及び畑恵君がそれぞれ選任されました。
また、昨二十四日、矢田部理君、沓掛哲男君及び広中和歌子君が委員を辞任され、その補欠として山口哲夫君、狩野安君及び山崎力君がそれぞれ選任されました。
山
山下栄一#2
○委員長(山下栄一君) 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
山
山
谷
谷垣禎一#5
○国務大臣(谷垣禎一君) このたび、第二次橋本改造内閣発足に伴い、科学技術庁長官を拝命いたしました谷垣禎一でございます。
委員長を初め委員各位におかれましては、日ごろより科学技術行政の推進に当たりまして格段の御理解、御支援を賜り、まことにありがとうございます。
我が国が二十一世紀に向けて経済構造改革を実現し、豊かな社会を迎えるため、積極的に科学技術を振興することにより、科学技術創造立国を実現することが最重要政策課題となっております。
このため、科学技術庁といたしましては、科学技術基本法及び科学技術基本計画を踏まえ、社会的、経済的ニーズに対応した未踏の科学技術分野へ挑戦していくなど、積極的な政策展開を図っているところでございます。私は、これらを初めとした科学技術振興策に科学技術政策の責任者として全力を尽くしてまいる所存でございます。
また、原子力の開発利用につきましては、安全の確保を図ることはもちろんのこと、地元を初めとする国民の皆様の御理解と御協力を得ることが不可欠であります。特に、一連の問題を起こした動燃につきましては、就任後直ちに私自身が動燃東海事業所や敦賀にある「もんじゅ」と「ふげん」を視察いたしまして、現場の状況を把握してまいりました。
今後、この現場重視の姿勢を持って取り組むことによりまして、これまでのうみをすべて出し尽くし、動燃を真に国民に信頼される新法人に改組するとともに、安全確保の徹底、積極的な情報公開などにより、国民に信頼される原子力行政の確立に向けて最大限の努力を講じてまいる所存でございます。
今後とも、科学技術の振興に鋭意努力してまいりますので、委員長を初め委員の皆様方の御指導、御鞭撻を賜りますように心からお願い申し上げまして、私のごあいさつとさせていただきます。
この発言だけを見る →委員長を初め委員各位におかれましては、日ごろより科学技術行政の推進に当たりまして格段の御理解、御支援を賜り、まことにありがとうございます。
我が国が二十一世紀に向けて経済構造改革を実現し、豊かな社会を迎えるため、積極的に科学技術を振興することにより、科学技術創造立国を実現することが最重要政策課題となっております。
このため、科学技術庁といたしましては、科学技術基本法及び科学技術基本計画を踏まえ、社会的、経済的ニーズに対応した未踏の科学技術分野へ挑戦していくなど、積極的な政策展開を図っているところでございます。私は、これらを初めとした科学技術振興策に科学技術政策の責任者として全力を尽くしてまいる所存でございます。
また、原子力の開発利用につきましては、安全の確保を図ることはもちろんのこと、地元を初めとする国民の皆様の御理解と御協力を得ることが不可欠であります。特に、一連の問題を起こした動燃につきましては、就任後直ちに私自身が動燃東海事業所や敦賀にある「もんじゅ」と「ふげん」を視察いたしまして、現場の状況を把握してまいりました。
今後、この現場重視の姿勢を持って取り組むことによりまして、これまでのうみをすべて出し尽くし、動燃を真に国民に信頼される新法人に改組するとともに、安全確保の徹底、積極的な情報公開などにより、国民に信頼される原子力行政の確立に向けて最大限の努力を講じてまいる所存でございます。
今後とも、科学技術の振興に鋭意努力してまいりますので、委員長を初め委員の皆様方の御指導、御鞭撻を賜りますように心からお願い申し上げまして、私のごあいさつとさせていただきます。
山
加
加藤紀文#7
○説明員(加藤紀文君) 科学技術政務次官を拝命いたしました加藤紀文でございます。
ただいま大臣のあいさつにもありましたように、我が国が二十一世紀に向けて、産業の空洞化、社会の活力の喪失等を回避し、豊かな国民生活を実現するためには、科学技術の振興を我が国の最重要課題として強力に推進することが極めて重要であります。
また、動燃については、これを抜本的に改革するとともに、国民に信頼される原子力行政を確立することが必要不可欠であり、これらの遂行のために全力を挙げて大臣の補佐に努めてまいる所存であります。
委員長を初め委員の皆様方の御指導、御鞭撻を賜りまして、政務次官として科学技術の振興に精励してまいりたいと考えておりますので、何とぞよろしくお願い申し上げ、あいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
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この発言だけを見る →ただいま大臣のあいさつにもありましたように、我が国が二十一世紀に向けて、産業の空洞化、社会の活力の喪失等を回避し、豊かな国民生活を実現するためには、科学技術の振興を我が国の最重要課題として強力に推進することが極めて重要であります。
また、動燃については、これを抜本的に改革するとともに、国民に信頼される原子力行政を確立することが必要不可欠であり、これらの遂行のために全力を挙げて大臣の補佐に努めてまいる所存であります。
委員長を初め委員の皆様方の御指導、御鞭撻を賜りまして、政務次官として科学技術の振興に精励してまいりたいと考えておりますので、何とぞよろしくお願い申し上げ、あいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
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山
山下栄一#8
○委員長(山下栄一君) 次に、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に、動力炉・核燃料開発事業団理事長近藤俊幸君、同理事中野啓昌君及び同理事井田勝久君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →科学技術振興対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に、動力炉・核燃料開発事業団理事長近藤俊幸君、同理事中野啓昌君及び同理事井田勝久君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
山
山
山下栄一#10
○委員長(山下栄一君) 科学技術振興対策樹立に関する調査のうち、動燃東海事業所におけるウラン廃棄物管理問題等に関する件を議題といたします。
動燃東海事業所におけるウラン廃棄物管理問題について、政府から報告を聴取いたします。谷垣科学技術庁長官。
この発言だけを見る →動燃東海事業所におけるウラン廃棄物管理問題について、政府から報告を聴取いたします。谷垣科学技術庁長官。
谷
谷垣禎一#11
○国務大臣(谷垣禎一君) 動燃事業団東海事業所におけるウラン廃棄物の管理問題について御説明申し上げます。
まず、本件問題を考えていく上で現場の実態を把握することが重要と考えまして、九月十五日、動燃東海事業所を視察いたしました。そのときに、ウラン廃棄物貯蔵施設におきまして、施設内に収納したドラム缶に腐食、破損が生じていることを私自身みずから確認いたしました。
当庁におきましては、八月二十六日から原子炉等規制法に基づく立入検査を実施しておりまして、施設の状況及びこれまでの保安管理状況など、これまでに判明している調査結果につきましては適時公表してまいったところでございます。また、周辺の河川水、井戸水等の環境調査結果には問題がないことが確認されております。
しかし、今後、立入検査及び環境調査を継続いたしますとともに、当該廃棄物貯蔵施設については、安全な状態にするために、管理状況改善のための抜本的措置を早急に実施するよう動燃を指導してまいります。
また、本件に係る動燃の予算執行問題につきましては、法令上は弾力的、効率的な予算執行が認められておりますが、改修費として計上された予算を止水工事等の応急措置に使って抜本的な対策を講じなかったこと、また改修計画の変更があった段階で予算要求に反映してこなかったことなどが問題であると考えております。
当庁は、予算執行状況等の業務状況調査を本社及び東海事業所において実施してまいりましたが、今後も引き続き調査を行い、問題点をえぐり出した上で適切な改善措置を講じてまいります。
なお、事態の重要性にかんがみ、動燃事業団は一刻も早く国民の信頼が得られるよう、責任関係を明確にして適切な措置をとる必要があると認識しております。科学技術庁についても、動燃事業団の指導監督等の立場から反省すべき点があり、調査を継続の上必要な対応を講じていく考えであります。
さらに、動燃事業団の全事業所のすべての施設設備の管理運営等の状況を把握するため、科学技術庁の職員による現地調査を九月十六日から開始させたところであり、調査の結果も踏まえて問題点を洗い出し、今後の動燃改革に適切に反映してまいります。
今後とも、委員長を初め委員の皆様の御支援、御協力をお願い申し上げます。
この発言だけを見る →まず、本件問題を考えていく上で現場の実態を把握することが重要と考えまして、九月十五日、動燃東海事業所を視察いたしました。そのときに、ウラン廃棄物貯蔵施設におきまして、施設内に収納したドラム缶に腐食、破損が生じていることを私自身みずから確認いたしました。
当庁におきましては、八月二十六日から原子炉等規制法に基づく立入検査を実施しておりまして、施設の状況及びこれまでの保安管理状況など、これまでに判明している調査結果につきましては適時公表してまいったところでございます。また、周辺の河川水、井戸水等の環境調査結果には問題がないことが確認されております。
しかし、今後、立入検査及び環境調査を継続いたしますとともに、当該廃棄物貯蔵施設については、安全な状態にするために、管理状況改善のための抜本的措置を早急に実施するよう動燃を指導してまいります。
また、本件に係る動燃の予算執行問題につきましては、法令上は弾力的、効率的な予算執行が認められておりますが、改修費として計上された予算を止水工事等の応急措置に使って抜本的な対策を講じなかったこと、また改修計画の変更があった段階で予算要求に反映してこなかったことなどが問題であると考えております。
当庁は、予算執行状況等の業務状況調査を本社及び東海事業所において実施してまいりましたが、今後も引き続き調査を行い、問題点をえぐり出した上で適切な改善措置を講じてまいります。
なお、事態の重要性にかんがみ、動燃事業団は一刻も早く国民の信頼が得られるよう、責任関係を明確にして適切な措置をとる必要があると認識しております。科学技術庁についても、動燃事業団の指導監督等の立場から反省すべき点があり、調査を継続の上必要な対応を講じていく考えであります。
さらに、動燃事業団の全事業所のすべての施設設備の管理運営等の状況を把握するため、科学技術庁の職員による現地調査を九月十六日から開始させたところであり、調査の結果も踏まえて問題点を洗い出し、今後の動燃改革に適切に反映してまいります。
今後とも、委員長を初め委員の皆様の御支援、御協力をお願い申し上げます。
山
池
池田要#13
○説明員(池田要君) お手元の「動燃東海事業所におけるウラン廃棄物管理問題について」という資料で補足して御説明申し上げます。
今回問題になっております施設は、昭和四十四年ごろまでに発生しましたウラン廃棄物を地下構造のコンクリート構造物内に保管している施設でございます。お手元の資料の六ページ以降にその場所でございますとか施設の概要を示してございます。
八月二十六日から当庁職員がこの事業所に対しまして原子炉等規制法に基づきます立入検査を行ってございます。これまでに明らかになった点につきまして御報告申し上げます。
ピットと呼んでおりますけれども、このピット内の各槽ともに水が滞留していたということでございます。また、貯蔵ピットに保管されております放射性廃棄物は、記録が保存されていないために正確な数量等は不明でございますが、製錬施設から発生した固体状のウラン廃棄物でございます。また、貯蔵ピットは二つあるわけでございますけれども、その一つは許可申請と異なって防水モルタル施工がなされていないという事実がございました。また、貯蔵ピットに水がたまって、これから放射性物質が検出されておったにもかかわらず、必要な措置が講ぜられていなかったということがございます。また、最近、その滞留水の処理を行った際に、法律に基づきます許可を得ていない蒸発処理設備等を用いていたといったことが判明してございます。
こういった問題につきましては、原子炉等規制法上問題があると考えておりまして、この取り扱いについて今後さらに調査検討を行う予定でございます。
なお、周辺の環境モニタリングにつきましては、専門家によって構成しますデータ評価検討会において分析をしてございますが、これまで環境、健康に影響を及ぼすようなものは発見されてございません。
また、ほかの事業所につきましても同様な問題がないかどうか調べてございますが、これまでに同様な事態はないことを確認したところでございます。
また、今回の立入検査につきましては、今後とも継続してまいります。
なお、動燃事業団は周辺のボーリング調査等を行ってございまして、この施設周辺に放射性物質が漏れ出していないかどうかを見きわめるために、そのデータが得られ次第、専門家によりますデータ評価検討会において検討評価を行う予定にしてございます。
以上でございます。
この発言だけを見る →今回問題になっております施設は、昭和四十四年ごろまでに発生しましたウラン廃棄物を地下構造のコンクリート構造物内に保管している施設でございます。お手元の資料の六ページ以降にその場所でございますとか施設の概要を示してございます。
八月二十六日から当庁職員がこの事業所に対しまして原子炉等規制法に基づきます立入検査を行ってございます。これまでに明らかになった点につきまして御報告申し上げます。
ピットと呼んでおりますけれども、このピット内の各槽ともに水が滞留していたということでございます。また、貯蔵ピットに保管されております放射性廃棄物は、記録が保存されていないために正確な数量等は不明でございますが、製錬施設から発生した固体状のウラン廃棄物でございます。また、貯蔵ピットは二つあるわけでございますけれども、その一つは許可申請と異なって防水モルタル施工がなされていないという事実がございました。また、貯蔵ピットに水がたまって、これから放射性物質が検出されておったにもかかわらず、必要な措置が講ぜられていなかったということがございます。また、最近、その滞留水の処理を行った際に、法律に基づきます許可を得ていない蒸発処理設備等を用いていたといったことが判明してございます。
こういった問題につきましては、原子炉等規制法上問題があると考えておりまして、この取り扱いについて今後さらに調査検討を行う予定でございます。
なお、周辺の環境モニタリングにつきましては、専門家によって構成しますデータ評価検討会において分析をしてございますが、これまで環境、健康に影響を及ぼすようなものは発見されてございません。
また、ほかの事業所につきましても同様な問題がないかどうか調べてございますが、これまでに同様な事態はないことを確認したところでございます。
また、今回の立入検査につきましては、今後とも継続してまいります。
なお、動燃事業団は周辺のボーリング調査等を行ってございまして、この施設周辺に放射性物質が漏れ出していないかどうかを見きわめるために、そのデータが得られ次第、専門家によりますデータ評価検討会において検討評価を行う予定にしてございます。
以上でございます。
山
加
加藤康宏#15
○説明員(加藤康宏君) 引き続きまして、予算執行の問題について御説明をさせていただきます。
三ページの「問題点」のところにつきましては、先ほど大臣から御説明いたしましたので省略させていただきまして、四ページ、「予算の執行に関する調査」のところにつきまして御説明いたします。
動燃事業団に対する調査によりまして判明した主要な点といたしまして、まず「予算執行状況」でございますが、当該施設用に計上されていました予算が実際どのように使われたか、その結果につきまして、契約書類、回議書、帳簿等の調査及び現地で設備の整備状況の調査を行いました結果、これまでの調査では適正に執行されておりました。
二番目に、「予算と実行の乖離の問題」でございますが、平成六年度に建屋工事の予算が認可されているにもかかわらず、当時の東海事業所長がピット周辺での作業は極力目立たないように進めることを遂行上の条件の一つとしていたこと等から、二年後の減容処理施設完成まで工事着工をおくらせたことがわかりました。
平成七年度以降、既に予算と実行が乖離しているにもかかわらず、一度敷いたレールは容易に変えられないとの認識があったこと等により、予算要求上のスケジュールを変更しなかったこと、それからなお、昭和五十八年、五十九年度に貯蔵ピット内廃棄物調査移転経費、これは額は少額ではございましたが計上されていたにもかかわらず、内部の腐食状況、他の貯蔵庫の保管能力等から整理に着手しなかったことがわかりました。
そのほかの問題といたしまして、平成五年度以降、予算要求編成作業の際に、当局といたしましては、貯蔵ピット改修に関する必要な予算の措置はしておりました、事情も聞いておりましたが、安全局に情報を十分伝えていなかったことを反省しております。
それから、アスファルト事故後に行いました一斉点検におきましても、当該施設につきましては本来点検対象にもかかわらず対象から抜けていたことがわかりました。
今後の対応といたしまして、これらの事情につきましては近く報告書を取りまとめる予定でございます。さらに、動燃事業団の全事業所につきましても、科技庁の新法人タスクフォースで調査をいたしておりますが、これにつきましても大臣が言及いたしましたので省略させていただきます。
以上でございます。
この発言だけを見る →三ページの「問題点」のところにつきましては、先ほど大臣から御説明いたしましたので省略させていただきまして、四ページ、「予算の執行に関する調査」のところにつきまして御説明いたします。
動燃事業団に対する調査によりまして判明した主要な点といたしまして、まず「予算執行状況」でございますが、当該施設用に計上されていました予算が実際どのように使われたか、その結果につきまして、契約書類、回議書、帳簿等の調査及び現地で設備の整備状況の調査を行いました結果、これまでの調査では適正に執行されておりました。
二番目に、「予算と実行の乖離の問題」でございますが、平成六年度に建屋工事の予算が認可されているにもかかわらず、当時の東海事業所長がピット周辺での作業は極力目立たないように進めることを遂行上の条件の一つとしていたこと等から、二年後の減容処理施設完成まで工事着工をおくらせたことがわかりました。
平成七年度以降、既に予算と実行が乖離しているにもかかわらず、一度敷いたレールは容易に変えられないとの認識があったこと等により、予算要求上のスケジュールを変更しなかったこと、それからなお、昭和五十八年、五十九年度に貯蔵ピット内廃棄物調査移転経費、これは額は少額ではございましたが計上されていたにもかかわらず、内部の腐食状況、他の貯蔵庫の保管能力等から整理に着手しなかったことがわかりました。
そのほかの問題といたしまして、平成五年度以降、予算要求編成作業の際に、当局といたしましては、貯蔵ピット改修に関する必要な予算の措置はしておりました、事情も聞いておりましたが、安全局に情報を十分伝えていなかったことを反省しております。
それから、アスファルト事故後に行いました一斉点検におきましても、当該施設につきましては本来点検対象にもかかわらず対象から抜けていたことがわかりました。
今後の対応といたしまして、これらの事情につきましては近く報告書を取りまとめる予定でございます。さらに、動燃事業団の全事業所につきましても、科技庁の新法人タスクフォースで調査をいたしておりますが、これにつきましても大臣が言及いたしましたので省略させていただきます。
以上でございます。
山
近
近藤俊幸#17
○参考人(近藤俊幸君) 一昨年の「もんじゅ」事故、本年三月のアスファルト事故に続いて、今回のウラン廃棄物貯蔵施設の長期間にわたる極めて不適切な管理等が明らかになり、先生方を初め多くの皆様に多大の御不信、御迷惑をおかけしてまことに申しわけございません。
東海事業所の本施設は、昭和四十二年から四十六年にかけて建設された貯蔵施設で、原子燃料公社時代のウラン鉱石の製錬等で発生したウラン系の不燃性廃棄物を保管しておりました。
今般、廃棄物を詰めたドラム缶が滞留水により腐食するなど、極めて不適切な管理状態にあったこと、またこれに関連した不適切な予算に関する問題が明らかになりました。
施設内に滞留した水のくみ出しは今月十二日に終了し、今後、来年一月末を目標に廃棄物の搬出を完了することとしております。なお、これまでの河川水や井戸水の分析の結果では、環境及び健康への影響はないとの評価を受けておりますが、周辺への漏えいの有無を確かめるため、本施設周辺の環境モニタリングとボーリング調査を続けて進めてまいります。
以上が本件についての経過と現状でございますが、本件を初め一連の事故等により、原子力に対する社会の信頼を大きく損ねたことを深く反省しております。
この反省を踏まえ、改革を進めるため、第一に、社会に安心していただく施設とするための総点検を実施しております。安全上、社会上、事の大小を問わず、管理のあり方も含め動燃のすべての施設設備を総洗いし、隠れた問題がないか、すべてを出し尽くすよう点検し、その結果出された問題点には直ちに対処してまいります。
第二に、品質保証活動の強化を行います。事業団のすべての業務について、一連の流れをチェックし業務の質を高めるための改善が必要であると考え、安全確保、社会の信頼確保及び業務の品質確保の観点から業務品質保証活動を行っております。
第三に、意識の改革を図ってまいります。動燃は、原子燃料公社以来の古い体質を引きずっている面もあり、安全意識と社会性の点において一般社会との乖離が大きいと痛感しております。この乖離をなくしていくため、職員がとるべき行動を明示した行動規範を定め、全職員に研修、教育、評価を行って意識の改革を図ってまいります。
以上の改革を通じて全職員の意識の改革と体質改善を進め、事業団の抜本的改革にさらに不退転の決意で臨む覚悟でございますので、先生方の一層厳しい御指導をお願い申し上げる次第でございます。
この発言だけを見る →東海事業所の本施設は、昭和四十二年から四十六年にかけて建設された貯蔵施設で、原子燃料公社時代のウラン鉱石の製錬等で発生したウラン系の不燃性廃棄物を保管しておりました。
今般、廃棄物を詰めたドラム缶が滞留水により腐食するなど、極めて不適切な管理状態にあったこと、またこれに関連した不適切な予算に関する問題が明らかになりました。
施設内に滞留した水のくみ出しは今月十二日に終了し、今後、来年一月末を目標に廃棄物の搬出を完了することとしております。なお、これまでの河川水や井戸水の分析の結果では、環境及び健康への影響はないとの評価を受けておりますが、周辺への漏えいの有無を確かめるため、本施設周辺の環境モニタリングとボーリング調査を続けて進めてまいります。
以上が本件についての経過と現状でございますが、本件を初め一連の事故等により、原子力に対する社会の信頼を大きく損ねたことを深く反省しております。
この反省を踏まえ、改革を進めるため、第一に、社会に安心していただく施設とするための総点検を実施しております。安全上、社会上、事の大小を問わず、管理のあり方も含め動燃のすべての施設設備を総洗いし、隠れた問題がないか、すべてを出し尽くすよう点検し、その結果出された問題点には直ちに対処してまいります。
第二に、品質保証活動の強化を行います。事業団のすべての業務について、一連の流れをチェックし業務の質を高めるための改善が必要であると考え、安全確保、社会の信頼確保及び業務の品質確保の観点から業務品質保証活動を行っております。
第三に、意識の改革を図ってまいります。動燃は、原子燃料公社以来の古い体質を引きずっている面もあり、安全意識と社会性の点において一般社会との乖離が大きいと痛感しております。この乖離をなくしていくため、職員がとるべき行動を明示した行動規範を定め、全職員に研修、教育、評価を行って意識の改革を図ってまいります。
以上の改革を通じて全職員の意識の改革と体質改善を進め、事業団の抜本的改革にさらに不退転の決意で臨む覚悟でございますので、先生方の一層厳しい御指導をお願い申し上げる次第でございます。
山
鹿
鹿熊安正#19
○鹿熊安正君 質問に入る前に、このたび就任されました谷垣科学技術庁長官、おめでとうございます。また、加藤政務次官さん、どうもおめでとうございます。
それでは質問に入ります。
日本の原子力政策に深刻な影響を与えた動燃のこれまでの幾つかの不祥事について、すなわち一昨年の高速増殖原型炉「もんじゅ」の火災事故、ことし三月のアスファルト固化処理施設の爆発火災事故、そして今回明らかになったウラン廃棄物貯蔵施設のずさんな管理等が、その地域の住民はもちろん国民全体に大きな不安を与え、原子力行政に対する信頼を著しく損なったことは言うまでもありません。
本日ただいま谷垣新科学技術庁長官より、動燃問題に対して所見をお聞きいたしました。
それでは、谷垣長官に御質問申し上げます。
問題の重大さを認識されて、就任早々休日を返上して動燃東海事業所の施設や「もんじゅ」、「ふげん」を視察され、現場の職員と積極的に意見交換をされたと伺い、非常に結構なことだったと思います。
そこで、原子力政策は国家的重要な施策であるという観点から、動燃の一連の不祥事について総合的にどのような印象を持っておられるのか、率直な気持ちをお聞かせください。まず第一点であります。
この発言だけを見る →それでは質問に入ります。
日本の原子力政策に深刻な影響を与えた動燃のこれまでの幾つかの不祥事について、すなわち一昨年の高速増殖原型炉「もんじゅ」の火災事故、ことし三月のアスファルト固化処理施設の爆発火災事故、そして今回明らかになったウラン廃棄物貯蔵施設のずさんな管理等が、その地域の住民はもちろん国民全体に大きな不安を与え、原子力行政に対する信頼を著しく損なったことは言うまでもありません。
本日ただいま谷垣新科学技術庁長官より、動燃問題に対して所見をお聞きいたしました。
それでは、谷垣長官に御質問申し上げます。
問題の重大さを認識されて、就任早々休日を返上して動燃東海事業所の施設や「もんじゅ」、「ふげん」を視察され、現場の職員と積極的に意見交換をされたと伺い、非常に結構なことだったと思います。
そこで、原子力政策は国家的重要な施策であるという観点から、動燃の一連の不祥事について総合的にどのような印象を持っておられるのか、率直な気持ちをお聞かせください。まず第一点であります。
谷
谷垣禎一#20
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま鹿熊先生が御指摘になりましたように、一昨年暮れの「もんじゅ」の事故、それからことしに入りまして東海村でのアスファルト固化処理施設の事故、それからこのたびのウラン廃棄物の不適切な管理、こういう一連の問題が出てまいりまして、しかも事故自体も重大でございますけれども、その後の処理につきましても甚だ不適切と申しますか遺憾な面があったわけでございます。
このことは、先生御指摘のように、まず立地をした地元の皆様に大変な不安感を与えているということがございます。それから、広く国民の皆様に原子力に対する不安なり不信というものを植えつけました。それからまた、我が国が原子力政策を遂行していく上でも非常に大きな問題を生んだ非常に重大な問題であるというふうに認識しております。
こういう不信感、不安感を取り除くために、動燃につきましては、ことしの八月一日に動燃改革検討委員会の報告書が出たところでございますけれども、私自身、動燃の根本的改革、これが私に課せられた一番大きな仕事ではないかというふうに考えております。動燃のうみをすべてこれから出し尽くしていく。そして、新たな法人として出直す覚悟で真に国民に信頼される体制に組みかえていきたい。このために全力を挙げて取り組みたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
この発言だけを見る →このことは、先生御指摘のように、まず立地をした地元の皆様に大変な不安感を与えているということがございます。それから、広く国民の皆様に原子力に対する不安なり不信というものを植えつけました。それからまた、我が国が原子力政策を遂行していく上でも非常に大きな問題を生んだ非常に重大な問題であるというふうに認識しております。
こういう不信感、不安感を取り除くために、動燃につきましては、ことしの八月一日に動燃改革検討委員会の報告書が出たところでございますけれども、私自身、動燃の根本的改革、これが私に課せられた一番大きな仕事ではないかというふうに考えております。動燃のうみをすべてこれから出し尽くしていく。そして、新たな法人として出直す覚悟で真に国民に信頼される体制に組みかえていきたい。このために全力を挙げて取り組みたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
鹿
鹿熊安正#21
○鹿熊安正君 全くそのとおりだと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いをいたします。
次に、動力炉・核燃料開発事業団法に基づき、昭和四十二年十月二日に平和目的に限り設立された動燃に対して、平成九年度までに政府出資額累計は約二兆四千億円に達しており、それがすべて国民共有の財産となる研究開発費であるという点を科学技術庁において決して忘れずに、先ほどから長官が申された動燃問題に対する取り組みの姿勢を原子力行政全体に浸透させていただきたいと思います。これは強く要望いたしておきます。次に、ウラン廃棄物貯蔵施設のずさんな管理の問題を通して、動燃の一連の問題の根源をただしてみたいと思います。
まず、今回の問題においては、貯蔵施設内に水がたまり、ドラム缶が水に浸って腐食し、滞留水にウランが溶け出すなどのずさんな管理を数十年にわたり放置してきた動燃事業団の責任は大変重大なことでありますが、この問題を過去に科学技術庁も知っていたと聞いて唖然といたしております。動燃のウラン廃棄物貯蔵施設のずさんな管理を十五年も前に指摘しておりながら、その後改善したかどうかも確認もせず放置してきた科学技術庁は、この監督責任をどのように受けとめておられるのか、また現在どのような措置をしたのか、説明をしてください。
この発言だけを見る →次に、動力炉・核燃料開発事業団法に基づき、昭和四十二年十月二日に平和目的に限り設立された動燃に対して、平成九年度までに政府出資額累計は約二兆四千億円に達しており、それがすべて国民共有の財産となる研究開発費であるという点を科学技術庁において決して忘れずに、先ほどから長官が申された動燃問題に対する取り組みの姿勢を原子力行政全体に浸透させていただきたいと思います。これは強く要望いたしておきます。次に、ウラン廃棄物貯蔵施設のずさんな管理の問題を通して、動燃の一連の問題の根源をただしてみたいと思います。
まず、今回の問題においては、貯蔵施設内に水がたまり、ドラム缶が水に浸って腐食し、滞留水にウランが溶け出すなどのずさんな管理を数十年にわたり放置してきた動燃事業団の責任は大変重大なことでありますが、この問題を過去に科学技術庁も知っていたと聞いて唖然といたしております。動燃のウラン廃棄物貯蔵施設のずさんな管理を十五年も前に指摘しておりながら、その後改善したかどうかも確認もせず放置してきた科学技術庁は、この監督責任をどのように受けとめておられるのか、また現在どのような措置をしたのか、説明をしてください。
池
池田要#22
○説明員(池田要君) 先生御指摘のとおりに、今回問題となってございますウラン廃棄物の貯蔵ピットにつきましては、昭和五十七年に、すなわちこの施設ができましてから十二年ほどたった段階でございますけれども、当庁職員がこの事業所の状況調査を行った機会がございました。
この施設は、そもそもウランの廃棄物を貯蔵しますような施設につきましては、つくる段階、許可の段階では必ずしもと申しますか、法律上、役所が施設検査等を行うようなことにはなってございません。こういった私どものむしろ任意の調査によりまして現場を見る機会がございました。その際に、底の方に水がたまっていたといった事実を見ております。そうしたことから、その水を取り除くこと、それから廃棄物に異常があった場合についての、管理についての必要な指導を行ったところでございました。
そういった改善指示に対しまして、当時、約一カ月後に動燃事業団からは改善状況について文書で報告を受けてございます。底の方にたまっておった水たまりは除去をした、それから対策に時間のかかる事項につきましては後日二次報告として報告するといった内容の答えでございました。しかしながら、この報告がないままに時間を経過したといったことでございました。
本件につきまして、その後動燃事業団がどのように対応したかといったことにつきましては、現在まだ立入検査の一環として調査中でございますけれども、科学技術庁といたしましても先生御指摘のとおりに、こうした現場を見る機会がありながら、組織としてその際に問題の所在ということを認識できておれば、改めてその調査を行うなど継続的にその解決に取り組むことができたのではないかと考えられるところでございます。この点は私ども反省しなければならないと考えてございます。
現在どうしているかといったお尋ねでございますけれども、今回このような時間を経まして、現状のような甚だ問題がある状況がわかってまいりました。現在立入検査をしているところでございますけれども、こういった状況を通じて問題点を明らかにすると同時に、このような不適切な状況は可能な限り早く改善するよう事業団に対して指導してまいりたいと考えております。
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そういった改善指示に対しまして、当時、約一カ月後に動燃事業団からは改善状況について文書で報告を受けてございます。底の方にたまっておった水たまりは除去をした、それから対策に時間のかかる事項につきましては後日二次報告として報告するといった内容の答えでございました。しかしながら、この報告がないままに時間を経過したといったことでございました。
本件につきまして、その後動燃事業団がどのように対応したかといったことにつきましては、現在まだ立入検査の一環として調査中でございますけれども、科学技術庁といたしましても先生御指摘のとおりに、こうした現場を見る機会がありながら、組織としてその際に問題の所在ということを認識できておれば、改めてその調査を行うなど継続的にその解決に取り組むことができたのではないかと考えられるところでございます。この点は私ども反省しなければならないと考えてございます。
現在どうしているかといったお尋ねでございますけれども、今回このような時間を経まして、現状のような甚だ問題がある状況がわかってまいりました。現在立入検査をしているところでございますけれども、こういった状況を通じて問題点を明らかにすると同時に、このような不適切な状況は可能な限り早く改善するよう事業団に対して指導してまいりたいと考えております。
鹿
鹿熊安正#23
○鹿熊安正君 さらに、科学技術庁は平成五年度の概算要求をまとめるのに当たって、動燃から今回漏れていた廃棄物の処理状況について報告を受けていたにもかかわらず適切な措置、そして確認を講じていなかったのはどういうわけか、今ほどの話の中でもう少し詳しくお聞かせ願いたいと思います。
また、同施設の改修のための予算についても、どのような事業執行が行われていたかも確認せずに、しかも予算の大部分が施設を改善することなく、ほかに流用されていたとのことですが、流用はある程度会計法上認められていたとしても、限度額もあることだし、これら一連のことについてもっと詳しく内容をお聞かせ願います。
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加
加藤康宏#24
○説明員(加藤康宏君) 平成五年度の予算要求の際に、ピットの改修のための予算要求があった際に、その中で、ピットの下に水が少したまったり、あるいはドラム缶に腐食がある、そういう説明を受けておりまして、当局といたしましては、改修が必要だということで予算を要求してつけていただいたわけでございますが、そういう実態を安全局の方に知らせておけば、あるいは安全局からのチェックが入って、もっと改善が進んだかもしれないという意味で反省をしているわけでございます。
それから、予算の問題でございますけれども、平成五年度からつけていただきました予算につきまして、一部その部分を使いましたが、それ以外のものにつきましては、例えば動燃事業団では、主としてプルトニウム燃料の第一開発室あるいはユーティリティー施設の安全の維持のための設備更新、そういうものに使いましたし、当時IAEA、国際原子力機関からプルトニウム関連施設の中にプルトニウムがたまっている、そういうところをもっと明確、確定しなければいけないということがございまして、それに関連した事項等に充当させていただいたということでございます。
先生御指摘のように、一般論としては弾力的、効率的な執行が認められているとはいえ、今回そのような安全管理に関するような改修費、それを止水工事等の応急措置だけに使いまして、抜本的な対策を講じなかったということが一つ問題でございますし、また改修計画の変更があった段階で、その状況を予算要求に反映しなかった、これまた問題と考えております。
我々としましては、そのような予算の執行の状況を十分把握してなかったという反省の上に立ちまして、例えば今後は数年間かかるような工事につきましては、現場で予算要求を聞いてチェックする、そういうようなことを織り込みながら現場の状況を把握しながら予算の要求ができるような改善を考えていきたいと考えておる次第でございます。
この発言だけを見る →それから、予算の問題でございますけれども、平成五年度からつけていただきました予算につきまして、一部その部分を使いましたが、それ以外のものにつきましては、例えば動燃事業団では、主としてプルトニウム燃料の第一開発室あるいはユーティリティー施設の安全の維持のための設備更新、そういうものに使いましたし、当時IAEA、国際原子力機関からプルトニウム関連施設の中にプルトニウムがたまっている、そういうところをもっと明確、確定しなければいけないということがございまして、それに関連した事項等に充当させていただいたということでございます。
先生御指摘のように、一般論としては弾力的、効率的な執行が認められているとはいえ、今回そのような安全管理に関するような改修費、それを止水工事等の応急措置だけに使いまして、抜本的な対策を講じなかったということが一つ問題でございますし、また改修計画の変更があった段階で、その状況を予算要求に反映しなかった、これまた問題と考えております。
我々としましては、そのような予算の執行の状況を十分把握してなかったという反省の上に立ちまして、例えば今後は数年間かかるような工事につきましては、現場で予算要求を聞いてチェックする、そういうようなことを織り込みながら現場の状況を把握しながら予算の要求ができるような改善を考えていきたいと考えておる次第でございます。
鹿
鹿熊安正#25
○鹿熊安正君 そこで、流用額については限度額というものがあると思いますが、限度額がどの程度まで許されておるのか、それは各省庁が別々に限度額があるのかどうか、それも含めてちょっとお聞かせ願います。
この発言だけを見る →加
加藤康宏#26
○説明員(加藤康宏君) 動燃事業団の場合は、国の認可する予算というところで流用についての制限がされておりますが、それにつきましては、例えば給与とか退職金とか福利厚生費、そういうようなものに使う場合は、科学技術庁の長官の承認を得て行いなさい。例えば、途中で給与改定されますと給与をふやさなきゃいけませんが、そういう場合は承認を得てからそちらに使うわけでございますが、一般的には目的ごとの事業に使ってもいいということでございまして、流用額として上限を幾らにするというようなことにはなっておりません。
この発言だけを見る →鹿
鹿熊安正#27
○鹿熊安正君 先ほど長官からいろいろと説明を聞いたのでありますけれども、重複してお尋ねする点もあろうかと思います。
このような事態に至ったのは、動燃から提出される報告書のみを信じて現場に足を運ぼうとしなかったのか、現場に行ったのに気がつかなかったのか、それとも黙認すべきと判断したのか、いずれにせよ科学技術庁の姿勢にも問題があると思います。
今回の問題を踏まえ、今後、立入検査の徹底や不時検査を頻繁に行うなど、現場を重視した安全管理規制を徹底すべきだと考えます。これまでどのような内容の立入検査を行ってきたのか、今後事故再発の防止が本当にできるのか、率直にお聞かせ願います。
この発言だけを見る →このような事態に至ったのは、動燃から提出される報告書のみを信じて現場に足を運ぼうとしなかったのか、現場に行ったのに気がつかなかったのか、それとも黙認すべきと判断したのか、いずれにせよ科学技術庁の姿勢にも問題があると思います。
今回の問題を踏まえ、今後、立入検査の徹底や不時検査を頻繁に行うなど、現場を重視した安全管理規制を徹底すべきだと考えます。これまでどのような内容の立入検査を行ってきたのか、今後事故再発の防止が本当にできるのか、率直にお聞かせ願います。
池
池田要#28
○説明員(池田要君) 今回、問題となってございますウラン廃棄物の貯蔵施設でございますけれども、原子炉等規制法上、この施設は、つくります段階での施設検査でございますとか、あるいは原子炉施設等に要求されますような定期検査の対象とはなってございません。このような施設につきましては、必要に応じて保安規定の遵守状況の調査でございますとか、あるいは使用状況の調査等を行いまして、私ども施設の管理状況を確認しているところでございます。
この施設につきましては、先ほども御指摘ございましたように、昭和五十七年に調査の一環で現場を見る機会がございました。問題点を指摘し、改善を指示するというチャンスがあったわけでございますけれども、その後継続的な取り組みができなかったといったことで、この点は非常に私ども重大なこと、反省しなきゃならないことと考えております。しかしながら、そもそも法律あるいは規則に書いてございます技術基準等、そういったものを守るというのが規制法上の約束事でございますし、事業者はそういったことを自主的に履行する義務を負っているわけでございます。
しかしながら、今回そういった約束が守られていなかったといったことが動燃の一連の事故ないしは今回の問題を私どもに突きつけたわけでございまして、こういったことにつきまして私ども大変貴重な教訓と考えてございますし、御指摘のように抜き打ちで立入検査を行うとか、そういったことを初めとしまして、現場をより重視した実践的な安全規制を行う必要がある、厳格な安全管理に取り組んでまいる必要があると考えておるところでございます。
この発言だけを見る →この施設につきましては、先ほども御指摘ございましたように、昭和五十七年に調査の一環で現場を見る機会がございました。問題点を指摘し、改善を指示するというチャンスがあったわけでございますけれども、その後継続的な取り組みができなかったといったことで、この点は非常に私ども重大なこと、反省しなきゃならないことと考えております。しかしながら、そもそも法律あるいは規則に書いてございます技術基準等、そういったものを守るというのが規制法上の約束事でございますし、事業者はそういったことを自主的に履行する義務を負っているわけでございます。
しかしながら、今回そういった約束が守られていなかったといったことが動燃の一連の事故ないしは今回の問題を私どもに突きつけたわけでございまして、こういったことにつきまして私ども大変貴重な教訓と考えてございますし、御指摘のように抜き打ちで立入検査を行うとか、そういったことを初めとしまして、現場をより重視した実践的な安全規制を行う必要がある、厳格な安全管理に取り組んでまいる必要があると考えておるところでございます。
鹿
鹿熊安正#29
○鹿熊安正君 そこで、法的に技術基準とおっしゃいましたが、この技術基準に乗ってやっておられたのでありましょうが、このような災害あるいは事故が発生した場合にこの技術基準ではまだ徹底的に、それらの事故が発生しやすい場面が生じたんだから、この技術基準を改正しなければならないという問題があるとすれば率直に大胆に基準を改善されて、そしてその衝に当たるのが科学技術庁としての監督責任ではなかろうか、かように思いますので一応要望をしておきますが、今のところはそういったことはございませんか。
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