吉川芳男の発言 (決算委員会)
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○吉川芳男君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました平成六年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)外五件について、いずれも承諾を与えるべきものと議決することに賛成の意を表明し、以下、討論を行います。
申し上げるまでもなく、予備費は憲法第八十七条及び財政法の規定に基づいて、予見しがたい予算の不足に充てるために、国会の議決に基づいて設けることを認められた予算であり、内閣の責任において支出された後、国会の事後承諾を求めるものであります。
一般会計の予備費使用の内容を見ますと、まず、老人医療給付費や療養給付費等の国庫負担金の不足を補うために必要な経費、平成六年の干ばつ対策や阪神・淡路大震災による被害の復旧に伴う経費等が挙げられますが、これらは義務的経費、災害関連経費であります。また、水俣・芦北地域の再生・振興を図るため、県の財団に対する出資の一部を補助する経費への支出は水俣病対策に必要なものであります。
さらに、対外的には、シリア・アラブ共和国のゴラン高原における国際連合平和維持活動のための国際平和協力業務の実施に必要な経費への使用など、我が国の置かれた国際的責務を果たし、国際貢献を緊急に行うために必要な経費であります。
これらの予備費使用は、憲法及び財政法の規定に照らして、いずれも適正かつ妥当なものであり、国民各位の納得を十分いただけるものと確信しております。
次に、特別会計の予備費及び特別会計の予算総則の規定に基づく経費の増額について見ますると、外国為替等の売買に伴って生じた損失の補てんに要する経費、道路事業及び街路事業の調整に必要な経費の増額などであり、これまた適正かつ妥当なものであります。
ところで、予備費関係六件のうち、平成六年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)外二件は、当初平成八年一月二十二日に国会に提出されたものであります。その後、衆議院解散による審査未了、再提出という事態もあり、本日、ようやく議了することができましたが、平成六年度決算は既に議了しております。
国会の事後承諾を求めるという予備費の性格上、国会提出後速やかにその審査を行うべきものであり、今後はできるだけ早期に予備費審査を行うことができますよう、関係各位の御努力をお願いして、私の賛成討論を終わります。