益田洋介の発言 (国際問題に関する調査会)
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○益田洋介君 お二人の先生、本日は大変にありがとうございます。
まず最初に、プラサート先生に御質問申し上げたいと思います。
本年一月に橋本総理がASEANを歴訪したときに、モンデール元駐日アメリカ大使の発案を受けまして、日本もASEANの非公式首脳会議ぐらいに、日本の首脳、総理大臣が定期的に出席するようにさせてもらえないかという提案をいたしまして、基本的に反対をされる国はなかったというふうに伺っています。これは一つには、モンデール元駐日アメリカ大使が、日本をASEANに恒常的に参加させることによって、アメリカもその輪の中に組み込まれていくと。これは、日米安全保障体制の一環としてアメリカが日本を取り込むのであれば、アメリカの影響力がASEAN諸国にも当然のことながら及んでいくであろうという意図があったと思うのでございます。私は、さらに加えて、この非公式首脳会議に中国及び韓国の首脳も出席してしかるべきじゃないかというふうな意見を持っておりますが、先生の御意見をお伺いしたいと思います。
そして、そういうふうな国が集まるということになりますと、結局これはマハティール・マレーシア首相が提案しておりますEAECと同じような形態をとることになるわけです。ですから、機能的にはマハティール首相のEAECが実現するという可能性も出てくるわけでございます。
一方で、ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官は、こうしたマハティール首相のEAECに対する動きに対しては批判的でございまして、むしろ日本をEAECをサポートする勢力から排除すべきであるというふうな提案をマハティール首相にしていると。私は、基本的にはヘンリー・キッシンジャーの提案よりはモンデール元駐日大使の提案の方が正しいのではないかというふうに考えておりますが、この点についてプラサート先生の御意見を伺いたい。
加えて、さらに日本が積極的に平和的構築戦略をとるかとらないかが、これからASEAN諸国とのつながりを深めていけるかどうかということにかかっているんだと。具体的には、日本、中国あるいはASEAN諸国、加えて南北朝鮮の青年たちの交流を活発にすべきだという御意見をプラサート先生は述べていらっしゃいますが、具体的にはどのようなことを念頭に置かれているのか、お話を伺いたいと思います。
次に、リム先生に御質問させていただきたいんですが、私がいただいた資料の中で「アジア「四極」経済」、ダイヤモンド社の九五年七月号に先生が発表された論文の中で非常に興味の深い部分がございます。ページ数で言うと、調査会で用意していただいた資料の十七ページ、そこにアジアの平面図があります、ASEAN諸国、日本を含めた。いろいろな産業とか経済、国際交易というような枠組みから環日本海経済圏、東シナ海経済圏その他がありますが、左の下の方に北方の成長三角地帯と、このように先生がお名づけになったのかわかりませんが、タイ、マレーシア、インドネシアなどを結ぶ国際リゾート基地計画ということが述べられていますが、もう少し具体的にこのリゾート基地計画というのはどういうことなのか、御開陳を願えればと思っております。
それから最後に、このテキストの中の二十八ページの最初から六行日あたりから、「EAECはASEANにとって、APECよりも経済的現実性を持っているように見える。」、このように意見をお述べでございますが、これはどういった根拠に基づいての御発言なのか、御所見をお伺いしたい、このように思います。