池谷浩の発言 (災害対策特別委員会)
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○説明員(池谷浩君) 御説明申し上げます。
今年七月十日、鹿児島県の出水市の針原川に発生いたしました土石流につきましては、社団法人の砂防学会の調査によりますと、崩壊土砂量が約二十万立方メートルの崩壊が土石流となって流れ下ったものと、このように発表されております。現地には、御承知のように、砂れき地盤で建設可能であります最大級の本堤の高さ十四メートルという砂防ダムが既に鹿児島県によりまして施行されておりまして、ことしの六月に本堤部が完成しておりました。このダムによります土石流の捕捉量が約五万立方メートルでございまして、砂防ダムの計画貯砂量二万二千立方メートルに対しましては二倍以上の量をとめておる、そのようになっておりますし、また土石流の場合は流れ下るときに先端部がエネルギーが一番大きいんですが、その先端部をとめたという効果も考えられております。
もし砂防ダムがなかったらということの想定でコンピューターによります数値シミュレーションを行いましたところ、もしないとすると、下流のJRの鹿児島本線、それから国道三号、そしてそれを乗り越えて海まで、八代海までどうも行っていたのではないか、このように想定されまして、そこまで行きますと新たに約三十戸以上の人家とJRの鹿児島本線、国道三号、こういうところにも被害が及んだのではないか、このように考えております。
このようなことを考えますと、今回の土石流に対しまして砂防ダムの効果は最大限その効果を発揮していたものと、このように考えております。