三塚博の発言 (大蔵委員会)

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○国務大臣(三塚博君) 河本議員、前段御指摘のとおりの事情がございます。そこで、先進国一様に財政赤字の問題を深刻な政治課題として対応いたしておるわけでありますが、しからば我が国の特別な事由は何なのかという御指摘であります。
 バブル経済崩壊の後、六年間にわたり累次の景気対策を進めさせていただきました。八十二兆円の巨額に及んだわけでございます。そういう中で累増する借金が平成九年度現在で二百五十四兆、こういうことになります。国鉄改革ではございませんが、元利合計だけではなく利払いで首を絞められてにっちもさっちもいかなかったところに、国民的なサポートもこれあり、民営化、分割が成功したわけでございます。その規模が想像以上の財政規模でございますから、そういう中で私どもは健全財政に向けての問題点がどこにあるかということで構造改革会議というものを設けながら点検をしているということでございます。
 簡単に申し上げますれば、同一傾向は先進国においても、現在低下傾向にある経済成長率、我が国も例外ではございません。さらに、人口の高齢化、少子化ということにおける財政を取り巻く状況の大きな変化、そしてまた、社会保障分野における政府の役割の増大に伴う歳出の拡大、福祉国家、社会保障国家ということを国是の一つに大きく掲げておるという点で本問題をどうクリアするかという点にございます。
 以上、特殊事情は一つ挙げさせていただきますと、バブル崩壊後の景気下支えのために、国民の声も受け、各党の御意見も受け、全力を尽くしてやった結果、下支えはできましたけれども膨大な赤字を抱えるという結果になりまして、借金地獄に陥ったということに尽きるのではないでしょうか。

発言情報

speech_id: 114014629X00219970220_004

発言者: 三塚博

speaker_id: 28718

日付: 1997-02-20

院: 参議院

会議名: 大蔵委員会