林正和の発言 (大蔵委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○政府委員(林正和君) 昨年末に閣議でお決めいただきました国、地方を通じた財政赤字対GDP比三%以下という基準はどこから持ってきたんだということでございますが、財政再建の目標をどうするかということは財政制度審議会でもいろいろ御議論をいただきました。その際、まずとりあえずは債務残高、国、地方合わせました借金、これの経済に占めるウエートといいますか、それを上昇しないようにしようということがまず当面の目標だろうという議論になったわけでございます。
 そのためには、現在の我が国の債務残高の対GDP比は約九〇%でございます。それで、今後の経済成長率の見通し、これは名目三・五%を前提にいたしますと、この我が国の債務残高GDP比九〇%を、三・五%で名目伸びていく経済の中でこれを上昇しないようにするにはどうしたらいいかというと、三・五%に〇・九を掛けますと約三%に相なります。つまり、毎年度のフローの赤字をGDP比三%以下にするということができますと、国、地方合わせました債務残高のGDP比がその時点で一定になるということからこの三%というものを計算したわけでございます。
 こうした財政構造改革、財政再建の目標をどうするかという発想はヨーロッパでも同じでございまして、ただヨーロッパの場合には、現在、国、地方合わせますと債務残高が約六〇%でございます。それで、経済成長率を名目で五%と、こう計算をいたしまして、五%掛ける現在の対GDP比〇・六、これを掛けて三%というところになってきておるわけで、考え方は同じでございますが、その計算の数字といいますか、それが異なっているということでございます。

発言情報

speech_id: 114014629X00419970317_126

発言者: 林正和

speaker_id: 29740

日付: 1997-03-17

院: 参議院

会議名: 大蔵委員会