白川勝彦の発言 (地方行政委員会)

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○国務大臣(白川勝彦君) 今、話に出ました防災基金のことでございますが、まだ全国知事会でもいろいろ問題があるということで調査研究中と聞いておりますが、それらの検討状況を注視しながら、制度の具体的内容等を見て自治省としても一緒になって検討してまいりたい、こう思っております。
 私も国土政務次官等をやり、また私の選挙区も非常に災害の多いところでございます。そして、災害に接するたびに、これだけ大きな国や自治体が何かできないかという気持ちになることはよくございます。
 しかし、一方では、小さな災害ならば本当に難しいことを言わなくても大きな財政の中のほんの一部でいろいろできることはあるのでございますが、こういう制度を仕掛ける場合は、大きな災害が起きたときに耐えられる制度なのかということをいつも考えておかないと制度というのを組み立てることができないわけでございます。そこが難しいのでございまして、小さな災害ならば受けられるけれども、大きな災害のときはとてもこの程度の仕組みでは何ともならないということがこういう問題を考えるときいつも難しいことのような気がいたします。
 さりとて、じゃどんな災害のときでも対応できるようなものをということを想定して考えますと、一種の租税みたいな形で全員から徴収しなきゃならなくなってくる、こういう問題もあるわけでございます。ただ、いずれにしましても、あらゆる災害に我々自身が遭遇するたびに同じような思いを持つわけでございます。
 私の郷土の政治家として先輩であり、非常に敬愛する佐藤隆かつての参議院議員、衆議院議員が、みずからの体験にかんがみ災害補償制度というのを、災害で亡くなられた方にもお見舞金を出そうということで、当初たしか三百万ぐらいだったでしょうか、それが今は五百万等になっているわけでございます。
 いずれにしましても、こういう問題は政治の課題として研究していかなきゃならぬと思いますが、一方で十分な対応ができるようにということになりますと、じゃ大きな災害が起きたときにはどうするかということになり、相当のお金を逆の面で言うと集めなきゃならぬ。そうすると、それが租税みたいになってしまったらどうなるのかということも常にまた一方では考えながら、難しい問題があるというふうに私自身ずっと考えております。

発言情報

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発言者: 白川勝彦

speaker_id: 9570

日付: 1997-01-30

院: 参議院

会議名: 地方行政委員会