長谷川正明の発言 (文教委員会)
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○説明員(長谷川正明君) 今、先生御指摘がございましたように、子供にとりまして家庭というのは人間形成が行われる最初の場でございます。子供に基本的な生活習慣とか生活能力、あるいは他人に対する思いやり、そして善悪の判断など、こういうまさに人間にとって最も基本的な資質や能力を育成する上で親の果たす役割、家庭教育というものは極めて重要であるというふうに文部省でも認識をしておりまして、このことについては、さきの中央教育審議会の第一次答申におきましても、「子供の教育や人格形成に対し最終的な責任を負うのは家庭であり、」「家庭教育は、」「家族との触れ合いを通じ、「生きる力」の基礎的な資質や能力を育成するものであり、すべての教育の出発点である。」、こういう指摘がございます。
そのことを受けまして、文部省では、家庭の教育力の充実を支援するための諸施策を展開しております。家庭教育に関する啓発資料の作成あるいは集会の開催。また市町村におきましては、家庭教育学級の開設など、子供の発達段階に応じた親に対する学習機会の提供を行っておりますほか、都道府県におきましても、親子のきずなが一層深まることを期待して親子の共同体験の機会を設けたり、あるいは家庭教育における父親の役割の重要性を再認識してもらうための事業などを展開しております。
また、今先生から、親が悩んでいる、苦しんでいる、こういうお話がございました。そこで、都市化とかあるいは核家族化、こういうものがどんどん進んでいく中で、親の不安あるいは負担感にこたえるための相談体制あるいは情報の的確な提供の充実というようなこと、つまり子育てに対する支援体制の充実ということが非常に重要であるということもあわせ認識をしております。
そのために、家庭に関する親からの相談に電話で応じたり、あるいは巡回相談を行うための体制の整備、これは都道府県を通じてそういう体制の整備に努めておりますほか、市町村単位ではございますけれども、地域の子育て経験者、つまり子供を既に育て上げたそういう経験者と、それからまさに悩みながら子供を育てている親との交流の促進、こういうことを目指した子育て支援のためのネットワークづくりということの推進も図っておるところであります。
このように、地域、家庭、そして学校との連携に配慮しながら、また関係省庁の協力も得ながら、親が実践を行う家庭教育の充実に資する施策の充実にさらに努力をしてまいりたい、このように考えております。