橋本龍太郎の発言 (本会議)
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○内閣総理大臣(橋本龍太郎君) 小杉議員にお答えを申し上げます。
まず、財政構造改革と他の改革についての関連のお尋ねがございました。
私は、少子・高齢化、また経済のグローバル化の進む中で、今改革をしなければ社会の活力が失われ、この国のあすがない、そんな思いから、我が国のすべてのシステムを改革していくための六つの改革を内閣の最重要課題と掲げました。これらのシステムは、今日までの日本の繁栄を支えてまいったものでありますだけに、日本の社会に深く根をおろし、それだけに相互に密接に関連し合ってもおりまして、御指摘のように、それぞれの改革を一体的に断行していかなければなりません。
特に、議員から御指摘がありました教育改革、これは、国民一人一人が将来に夢や目標を抱きながら、創造性、チャレンジ精神を存分に発揮できるような社会をつくるためには、すべての社会システムの基盤である教育そのものについて改革を行うことが必要であると考えており、御指摘のとおり教育改革は極めて重要でありますし、他の改革と私は一体に進めていかなければならないものだと思います。
また、例えば財政と経済の関係につきましては、これは車の両輪ともいうことができます。現在の財政構造をこのまま放置すれば、経済の活力が低下し、将来に背負い切れない負担を残すことは必至でありまして、私どもは一刻の猶予も許されない課題だ、そのように考えており、財政構造改革法案を提出させていただきました。
この法案の意義についてのお尋ねがございました。
本法案は、主要な経費の量的縮減目標、制度改革など、構造改革のための具体的な方策や枠組みを規定するものであります。こうした方策などを皆が守ること、皆が拘束されるということを法律によって明確にすることにより、財政構造改革を強力に進めていくことは可能になる、そう考えております。
次に、景気対策と財政構造改革のかかわりについての御指摘がございました。
議員御指摘のように、景気回復に従来のような力強さが見えておりません。これは、やはり我が国の経済が抱える構造的な問題のあらわれとして私はとらえなければならないと思います。他方、我が国の財政状況は危機的と言える状況になっておりますことは既に申し上げたとおりでありまして、財政構造改革もまた一刻の猶予も許されるものではありません。
こうした中で、財政構造改革を含むさらなる構造改革を進めていくこと、これは議員が幾つか例示に挙げられましたような手法を含めまして、これが中長期的に日本経済をより活性化させる上で重要だと考えておりまして、今後は、安易に財政に依存するのではなく、規制緩和を初めとする経済構造改革を推進し、我が国経済の体質強化を図っていくことが極めて重要だと考えております。
我が国経済の体質改善を行い、企業や消費者の経済に対する不透明感を払拭し、我が国経済の回復基調を確実に力強いものにしていくために、内閣を挙げて効果的な経済対策を取りまとめていく考えであり、ぜひとも御協力をお願いする次第であります。
残余の質問につきましては、関係大臣から御答弁を申し上げます。(拍手)
〔国務大臣三塚博君登壇〕