中川秀直の発言 (本会議)

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○中川秀直君 ただいま議題となりました財政構造改革の推進に関する特別措置法案及び漁港法第十七条第三項の規定に基づき、漁港整備計画の一部変更について承認を求めるの件につきまして、財政構造改革の推進等に関する特別委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 まず、財政構造改革の推進に関する特別措置法案について申し上げます。
 本案は、国及び地方公共団体の財政が危機的状況にあることを踏まえ、財政構造改革の当面の目標、主要な経費に係る量的縮減目標、政府が講ずべき制度改革及び地方財政の健全化に関する事項等を定めるものであります。
 その主な内容は、
 第一に、財政構造改革の当面の目標として、平成十五年度までに国及び地方公共団体の財政赤字の対国内総生産比を三%以下とすることに加え、国の一般会計について特例公債から脱却すること等を定めております。
 第二に、社会保障、公共投資、文教等の歳出分野ごとに、改革の基本方針、量的縮減目標を定め、歳出の改革と縮減の枠組みを明らかにしております。
 第三に、地方財政の健全化につきましては、地方公共団体は、国に準じ、財政構造改革に努め、財政の自主的かつ自立的な健全化を図る責務を有すること、政府は、地方財政計画における地方一般歳出が抑制されたものとなるよう、必要な措置を講ずること等を規定しております。
 次に、漁港法第十七条第三項の規定に基づき、漁港整備計画の一部変更について承認を求めるの件について申し上げます。
 本件は、我が国財政の危機的状況のもと、漁港整備計画の計画期間を平成十三年度まで二年間延長することについて国会の承認を求めようとするものであります。
 両案件は、去る十月十七日本委員会に付託され、同日三塚大蔵大臣及び島村農林水産大臣からそれぞれ提案理由の説明を聴取いたしました。同月二十日から質疑に入り、連日質疑を重ねたほか、同月三十日及び十一月四日には参考人からの意見聴取及び質疑を行いました。また、十一月四日には民主党から量的縮減目標に関する規定の削除等を内容とする財政構造改革の推進に関する特別措置法案に対する修正案が提出され、趣旨の説明を聴取した後、原案及び修正案について質疑を行う等慎重に審査を行い、同日質疑を終局いたしました。
 主な質疑の内容は、財政構造改革の緊急性と必要性並びにその手法の妥当性、我が国経済の現状認識と景気対策のあり方、本法案と国会の予算審議権との関係、ウルグアイ・ラウンド対策費等補正予算の取り扱い方針、特別会計、財政投融資の改革方針、国債管理政策のあり方、財政赤字の対国内総生産比三%目標が達成できなかった場合の責任の所在、社会保障関係及び文教並びに中小企業対策予算抑制の妥当性、公共投資基本計画、公共事業関係長期計画と公共事業の量的縮減目標との関係、防衛予算の妥当性、政府開発援助のあり方、地方公共団体の財政構造改革方針、漁港整備計画の進捗状況など、広範な観点から熱心な論議が交わされましたが、その詳細は会議録に譲ることといたします。
 かくて、昨五日討論に入り、自由民主党の野田聖子君から原案に賛成、修正案に反対、新進党の原口一博君から原案に反対、修正案に賛成、民主党の生方幸夫君から原案に反対、修正案に賛成、日本共産党の矢島恒夫君から原案及び修正案に反対、社会民主党・市民連合の濱田健一君から原案に賛成、修正案に反対、太陽党の粟屋敏信君から原案に反対、修正案に賛成の意見表明がありました。
 討論終局後、採決に入り、まず、民主党の修正案について賛成少数をもって否決し、次いで、財政構造改革の推進に関する特別措置法案は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、漁港法第十七条第三項の規定に基づき、漁港整備計画の一部変更について承認を求めるの件は賛成多数をもって承認すべきものと決しました。
 以上、御報告を申し上げます。(拍手)
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発言情報

speech_id: 114105254X00919971106_006

発言者: 中川秀直

speaker_id: 765

日付: 1997-11-06

院: 衆議院

会議名: 本会議